Jobox ユーザーの 60% 以上が Tap to Pay on iPhone を利用して対面支払いを回収

Jobox は、ホームサービス事業者がよりよいサービスを提供することに専念できるように、事業者の仕事を簡略化するツールとパートナーシップを構築しています。Jobox アプリを利用すると、案件の追跡、報告書の作成を行えるほか、追加のハードウェア不要で iPhone だけで対面の非接触型決済を受け付けることができます。

使用製品

    Terminal
    Payments
    Connect
    Treasury
北アメリカ
スタートアップ

課題

Jobox は 2016 年にサンフランシスコで創業したテクノロジー企業です。電気工事士や鍵屋などのホームサービス事業者向けに、仕事を簡略化し、効率化するデジタルツールを開発しています。Jobox アプリでは、ホームサービス事業者が現在の案件や今後の案件の確認と管理、報告書作成の自動化とモニタリング、決済の処理を行うことができます。

Jobox は Stripe Payments を導入し、利用者が決済用の URL リンクを通じて、またはカード番号を手入力することによって決済を受け付けることができるようにしました。事業者は対面支払いに大きく頼っており、作業完了後に現場で支払いを回収することが多いため、Jobox は Stripe Terminal も導入して、事業者が認証済みのカードリーダーを使って対面支払いを受け付けられるようにもしました。

これらのサービスは多くの事業者のニーズを満たしていたものの、対面支払いではさらに簡単なソリューションを求める声もありました。たとえば、大規模な事業を運営している事業者は、カードリーダーを別途注文して設定しなくても新入社員が決済の受け付けをすぐに始めることができるソリューションを求めていました。Jobox の決済製品担当ディレクターを務める Yossi Shemesh 氏は次のように述べています。「利用者の初期設定にかかる時間を短縮してすぐに利用を始められるようにすることが最優先事項でした。 そのためには、顧客確認をスムーズに行い、利用者がすぐに決済の受け付けを始められるようにする必要があります」

Jobox は、取引はこれまでどおりにシンプルで効率的なままの状態で、Terminal と同様にクレジットカードや Apple Pay など多様な決済オプションへの対応を可能にすると同時に、外部ハードウェアを不要にしたいと考えていました。そのためには、Jobox アプリに直接、ハードウェア不要の決済ソリューションを埋め込んで利用者に提供する必要がありました。

また、その新しいソリューションは Jobox のエンジニアが簡単に導入できるものでなければなりません。エンジニアが決済インフラではなく新しいアプリ機能の開発に集中できるようにするためです。

解決策

このような目標を考慮した結果、Jobox はすでに長期間提携関係にある Stripe に頼り、Tap to Pay on iPhone と Terminal SDK を導入しました。これにより、事業者は互換性のある iPhone のみを使用して対面の非接触型決済を受け付けることができます。Jobox のチームはアーキテクチャーを大きく変更する必要なく、Tap to Pay on iPhone を Jobox アプリの機能としてすぐに追加できました。

Shemesh 氏は次のように述べています。「Tap to Pay on iPhone は、当社がこれまで長年利用してきたものと同じ Stripe ソフトウェア開発キットを基盤として構築されているため、アプリのアーキテクチャーを見直す必要なく、新しい決済オプションを導入できました。利用者の iPhone で決済を受け付ける機能を提供でき、技術的にも簡単でした」

ホームサービス事業者は、アプリをダウンロードしてアカウントを作成すれば、外付けカードリーダーを注文しなくても、カード提示支払いの受け付けを始められるようになりました。「iPhone にクレジットカードをかざすだけで取引が完了するのを初めて見たときは、魔法のようだと思いました。iPhone でシームレスな決済ソリューションを利用できるようになったおかげで、決済の受け付けがとてもスムーズになりました」

Tap to Pay on iPhone の仕組みがシンプルだったことに加えて、ホームサービス事業者は対面支払いに大きく頼っていたことから、導入後は Jobox の利用者層の 60% が Tap to Pay on iPhone で決済を受け付けるようになりました。Jobox に登録する利用者は増えており、今では登録したその日から新しい仕事を引き受け、非接触型決済を受け付けることができます。

結果

2 日足らずで Tap to Pay on iPhone を Jobox アプリに導入、6 カ月足らずで利用者の 60% 採用

Jobox チームが UX の設計を終えてから、2 日足らずで Tap to Pay on iPhone を導入するエンジニアリング作業が完了しました。Shemesh 氏は次のように述べています。「Stripe Terminal で機能がすでに当社のオペレーティングシステムに取り入れられていたため、負担なく導入できました。Stripe 以外のハードウェアやツールを追加していたなら、品質保証やパイプラインのテストにもっと時間がかかっていたはずです。このような余計な手間なく導入できたことは大きなメリットでした」

ホームサービス事業者に非接触型決済を簡単に利用できる機能を提供

Tap to Pay on iPhone を導入したことで、外部リーダーを購入する必要がなくなったため、大規模なホームサービス事業者にとって経費削減になり、従業員のアカウントを登録して現地に派遣できるようになるまでの時間が大幅に短縮されました。

Tap to Pay on iPhone のアカウント登録プロセスが改善されたことで、事業者がアプリで直接簡単に機能を立ち上げて利用できるようになり、カスタマーサポートのチケットも不要になりました。Shemesh 氏は次のように述べています。「利用者とその顧客はカードリーダーを信頼してくださっていますが、当社はその他の選択肢も提供したいと常々考えています。Tap to Pay on iPhone では、カードリーダーが届くのを待っている間や、リーダーを自宅に置いてきたり、追加のハードウェアを使いたくない場合には、その他の標準オプションも提供できます。ツールキットにはそのための簡単なツールも別途含まれています」

現在では、Tap to Pay on iPhone がアカウント登録手続きの中核となっているため、Jobox は外部カードリーダーの購入や管理を嫌がって解約した利用者に再び働きかけています。Shemesh 氏は次のように述べています。「解約した利用者に再び連絡して、簡単に取引できることを示せるようになったため、利用を再開する人を増やすのに最適なきっかけにもなっています」

Tap to Pay on iPhone を使用するには対応する決済アプリと最新バージョンの iOS が必要です。「設定」、「一般」、「ソフトウェアアップデート」の順にタップして最新バージョンにアップデートしてください。「ダウンロードしてインストール」をタップします。一部の非接触型カードは決済アプリでご利用いただけない場合があります。また、取引限度額が適用される場合があります。非接触型対応マークは、EMVCo, LLC が所有し、その許可を得て使用される商標です。Tap to Pay on iPhone は一部の市場ではご利用いただけません。Tap to Pay on iPhone に対応している国と地域については、https://developer.apple.com/tap-to-pay/regions をご確認ください。

シンプルな料金体系

手数料によるわかりやすくシンプルな料金。 初期費用や月額費用の固定費はありません。

簡単に導入開始

わずか 10 分程度で Stripe に登録し利用開始できます