Swimming Australia、Stripe を使用して約 1,000 の組織向けに単一の決済プラットフォームを構築

Swimming Australia はオーストラリア国内における水泳関連の運営組織であり、約 1,000 のクラブと 9 万人の登録会員が所属しています。組織のビジョンは、あらゆるレベルの有能な選手に専門のトレーニングプログラムを提供して、世界から称賛される水泳大国を築くことです。

使用製品

    Connect
    Payments
アジア太平洋
大手企業

オーストラリア全域の約 1,000 のクラブと 90,000 人の登録メンバーを有する Swimming Australia は、草の根コミュニティへの参加から、世界の舞台で国 (または自ら) を代表する優秀なスイマーまで、すべての面を監督しています。オーストラリアではスポーツに対する支出が年々増えており、Swimming Australia のようなスポーツ団体は、スポーツの規模が拡大にするにつれて、会費、イベントチケット、グッズに関連する取引を効果的に管理する必要に迫られていました。

課題

参加者やファンは Swimming Australia の公式ユーザーポータルである Swim Central を利用して、クラブへの入会情報やイベント参加登録を管理したり、スイムで達成できた結果を見たりすることができます。さまざまなスイミングクラブがポータルを利用して、入会時や、オーストラリアのあらゆる水泳関係イベントの参加登録やグッズの決済処理を行っています。Swimming Australia はスポーツ管理団体であり、各クラブの決済をファシリテーションする責任を負っています。たとえば次のような責任があります。

  • イベントやグッズの支払いで利用者からさまざまな決済手段を受け付ける
  • スイムクラブの管理とクラブへの入金
  • プラットフォームを継続的に改善してユーザー体験を向上させる

Swimming Australia は、30 人のスイムクラブから国家代表チームまで、それぞれニーズが異なる数百もの団体をサポートするために、プラットフォームにオンライン決済を導入する必要性を感じていました。多くのスイムクラブはボランティアが運営しているため、決済と入金をわかりやすく簡単に行えるようにすることが重要でした。また、大規模団体向けにカスタムの体験も提供できることも重要です。

解決策

オーストラリア全域の決済を管理するには、Swimming Australia ネットワークに加盟する幅広い組織に対応できるだけの柔軟性を備えたシステムが必要です。そこで Swimming Australia は決済の受け付けやアカウント間の送金を簡単に行えるように、Stripe Payments を選びました。さらに、Connect も組み合わせて利用することで、Swim Central アカウントポータルに決済処理を導入し、新規加入したスイムクラブがプラットフォームに簡単にアカウント登録できるようにしました。

Connect の Custom アカウントを利用しているため、Swimming Australia 自らが連結アカウントを管理でき、各アカウント保有者からは Stripe が関与していることがわかりません。カスタマイズ機能は、他の決済代行業者と比較して Stripe を選ぶ決め手となった重要なポイントでした。Connect を利用すると、団体自らがアカウントを管理し、ニーズも要件も異なる数百もの団体に支払金を分配できます。その点で Stripe は、Swimming Australia が調査した他の決済代行業者と比べて柔軟性が高く、優れていました。

結果

決済管理と、クラブや団体の各種資金の管理を行える汎用的なシステムを導入したことで、Swimming Australia はスポーツエコシステム全体を 1 つのビジネスと捉え、コミュニティの維持と成長につながる新たな方法を見出す機会を得ることができました。これまで、国家代表スポーツチームの主な資金源は政府からの支出やスポンサー企業からの支援によるものでした。しかし、最近 Swimming Australia は新たな収益源を創出するために E-コマース戦略の検討を始めました。

取引のファシリテーションによる売上が年間 2,000 万ドル以上に

決済を導入したことで Swimming Australia がクラブとその利用者に提供する体験が向上しました。Stripe を利用して政府発行のスポーツクーポンなど新しい決済タイプを受け付けることができるため、利用者がスイミングの会費を簡単に支払えます。また、Swimming Australia は決済時に販売中の他の商品を提案することで、E-コマースビジネスを拡大できないかとも検討しています。Swimming Australia のデジタルプロダクト責任者を務める Rohan Lawton 氏は次のように述べています。「イベントの出場権を購入した人に、他のサプライヤーからも購入できるアパレル商品を Swim Central から購入しませんかと提案することができます。そのほうが利用者にとっては便利ですし、当団体への支援にもなります。Stripe のおかげで、この新たなビジネスチャンスをフル活用する絶好の機会をつかめると確信しています」

1,000 近くのスイムクラブ向けにさらに柔軟な決済管理プロセスを構築

Connect で全国の決済を集計することで、Swimming Australia に加盟する全国のスイムクラブは Stripe で処理された入金を管理できるようになりました。Swimming Australia は Connect Custom を利用して、API でそれらの入金を管理しています。Swimming Australia エコシステムに加盟しているほとんどのクラブや団体には開発チームがいないため、使いやすいシステムを用意することが最優先事項でした。Lawton 氏は次のように述べています。「当団体に加盟するほとんどのクラブや団体は Stripe を通じて取引していることに気付いていないでしょう。そうしたことを気にする必要すらありません。クラブのアカウントの登録はすべて当団体で対応でき、資金を受け取りたい頻度をクラブから教えてもらうだけで済むので、すばらしいことです」

Connect を導入したことで、Swimming Australia は決済アクティビティーを包括的に把握できるようになりました。また、各クラブも資金を受け取るタイミングを自分でコントロールできます。クラブから Swimming Australia に入金を依頼をリクエストすると、Swimming Australia のチームがすぐに変更を加えます。Lawton 氏は次のように述べています。「クラブから入金を毎日や毎月ではなく毎週にしてほしいと連絡があれば、Stripe Connect で簡単に変更できます。規模が小さなクラブにはこのような柔軟な対応が特に重要です」

オンライン決済の成長を見据えて将来に向けた計画を立てる

Swimming Australia はスポーツの発展に合わせてオンライン決済の基盤を築いています。参加者やイベント来場者が口座引き落としなどさまざまな決済タイプや分割払いで支払えるようにすれば、さらに多くの人に水泳に親しんでもらえる新たなきっかけになります。Swimming Australia は Stripe TerminalTap to Pay を導入して、クラブが利用者からの会費やグッズ代金の支払いを対面で簡単に受け付けられるようにすることも目指しています。

また、Connect のおかげで、クラブから Swimming Australia に諸費を支払う際の決済オプションも増えました。現在、スイムクラブは Swim Central を通じてリレーチームへのエントリー権を購入できるようになっていますが、決済オプションが限られており、クラブのクレジットカード (ほとんどのクラブは持っていない) か、ボランティア個人のクレジットカードしか使えません。Swimming Australia は Stripe から直接、クラブがあらゆるリレーチームのイベントエントリーの代金を支払うことができるプロセスを導入する予定です。

さらに、Swimming Australia は Stripe を活用してグローバル展開も進めています。Swimming Australia はオーストラリア国内の運営団体ですが、Swim Central の対象を他の国にも広げることが目標です。他の管理団体にもこのプラットフォームに加入してもらい、スイミング関連の取引を扱う、グローバルで一元的なプラットフォームを構築することを目指しています。このプラットフォームで他の国の決済も管理するようになれば、Swimming Australia は Stripe を活用して、135 種類以上の通貨で決済を処理でき、オーストラリアだけでなく世界中のスポーツの発展に貢献できるでしょう。

シンプルな料金体系

手数料によるわかりやすくシンプルな料金。 初期費用や月額費用の固定費はありません。

簡単に導入開始

わずか 10 分程度で Stripe に登録し利用開始できます