フルタイムのプログラマーとしての役割を離れ、Tuple を開発しようと思ったきっかけは何か
友人たちにリモートでのペアプログラミングに何を使っているか尋ねたところ、明確な答えを持つ人はいませんでした。市場には画面共有やリモート通話に使える汎用的なツールは多数ありましたが、ペアプログラミングに特化したツールを開発している企業はありませんでした。そのニッチな分野に意図的に焦点を当て、プログラマーとしての背景を活かせば、他の開発者が好んで使いたがるものを作れると考えました。
Tuple という名前の由来
一種の言葉遊びです。まず、数学のタプル、つまりデータの集合を 1 つの単位にまとめる構造を意味します。また、「two people」のようにも聞こえます。以前の同僚が 5 秒ほど考えた末にこの名前を提案してくれました。共同創業者たちと 2 カ月間、より良い名前を考えようとしましたが、うまくいきませんでした。そのため、「Tuple」に決まりました。
アイデアの収集や Tuple のフィードバックを得るために Twitter をよく活用しているが、これが会社の成長にどのように貢献しているか
ユーザーに Twitter で Tuple について話してもらうようお願いすることで、驚くほどの効果を得ています。Tuple の通話を何度か高く評価してくれたユーザーに、Twitter でアプリをシェアするようお願いすると、多くの人がそれに応じてくれます。
市場には画面共有やリモート通話に使える汎用的なツールは多数ありましたが、ペアプログラミングに特化したツールを開発している企業はありませんでした。
今日のハイブリッドな職場環境において、Tuple は競合他社の中でどのように際立っているか
CPU 使用率の低さ、帯域幅の効率性、非常にクリアな 4K 以上の画面共有など、プログラマーが重視する点に焦点を当てることで際立っています。
また、リモートでマシンを制御する際の遅延を減らすために、レイテンシを最小限に抑えることにも細心の注意を払っています。他の人のマシンのエディターで入力する場合、その遅延をミリ秒単位まで短縮したいと考えています。汎用的な画面共有ツールはそうした細部にそれほどこだわりませんが、私たちにとってそれは死活問題です。
パンデミックは Tuple にどのような影響を与えたか
ご想像の通り、需要が一夜にして爆発的に増加しました。最大の顧客は全員を帰宅させ、Tuple を使用するよう指示しました。突然、数十人規模のチームが数百人、数千人規模に拡大し、迅速にスケールする必要がありました。誰にとっても厳しい時期でしたが、直接顔を合わせているような感覚を維持する手助けができていると実感できたのは嬉しいことでした。
今日のリモートワーク環境で感じている課題は何か、また、それらを軽減する上で Tuple はどのような役割を果たしているか
直接会ってペアリングする場合、一般的なミーティングとはまったく異なる体験となりますが、既存の画面共有ツールではそれが正確に反映されていません。Tuple は、全画面表示のウェブカメラや大量の UI コンポーネントが並ぶ、よくあるミーティングに参加していると感じさせないことを第一に考えています。ペア相手の画面が実物大かつ非常にクリアに表示されるため、インターネット越しに通話していることを忘れてしまいます。ウェブカメラはオプションであり、オンにした場合でも意図的にサイズを小さく保ちます。このような意図的な配慮が強く共感を生み、開発者にとってリモートワークをより快適なものにしていると考えています。
Tuple は、全画面表示のウェブカメラや大量の UI コンポーネントが並ぶ、よくあるミーティングに参加していると感じさせないことを第一に考えています。ペア相手の画面が実物大かつ非常にクリアに表示されるため、インターネット越しに通話していることを忘れてしまいます。
ユーザー体験を継続的に向上させるために、どのような計画があるか
顧客からの最大の要望は、Tuple をより多くの人数で使用できるようにすることでした。当初は 2、3 人のプログラマーによるペアプログラミングセッションを想定していましたが、多くの大規模チームはより多くのステークホルダーを参加させる機能を必要としています。1 年以上の開発を経て、最近この上限を 6 人に引き上げました。次に何を構築すべきかについて、ユーザーのフィードバックや意見を楽しみにしています。
Tuple は Stripe をどのように活用しているか、また、この関係は今後どのように発展していくと考えているか
初日から Stripe Billing を使用しています。以前は、口頭で約束を取り付けた後に手動で請求書を送付し、手作業で顧客のチームをプロビジョニングしていました。
それ以来、セルフサービス型のセットアップを構築し、購入率を最適化するために Stripe Checkout を積極的に採用しました。また、顧客がサブスクリプションを自己管理できるようにカスタマーポータルを、マーケティング活動を支援するために Stripe Capital を導入しました。カスタムの請求コードを書く時代に戻ることは二度とないと思います。現在は Stripe エコシステムにしっかりと定着しており、今後もそのまま利用し続ける予定です。
価値観の観点で、Stripe と Tuple が独自に一致しているのはどのような点だと思うか
「本当に、本当に、本当に大切にする」という Stripe の行動指針があり、それに強く共感しています。
優れたペアプログラミングツールであることに強いこだわりを持っているからこそ、現在の存在意義があります。画面を共有する方法は数多く存在しますが、顧客が重視する形でユーザー体験を向上させることに注力しなければ、生き残ることはできません。この強いこだわりが現在の成功をもたらしたものであり、今後も成功し続けるための鍵となります。
現在は Stripe エコシステムにしっかりと定着しており、今後もそのまま利用し続ける予定です。