Elevate Outdoor Collective は、Nova Module との取り組みを通じて Stripe と NetSuite を連携

シアトルを拠点とする Elevate Outdoor Collective は、K2 Skis、RIDE Snowboards、Dalbello Boots、MARKER Bindings、Tubbs Snowshoes など、12 の象徴的なウィンタースポーツブランドで構成されています。これほど多くの異なるブランドを管理する複雑さを踏まえ、Elevate は卸売事業と EC 事業全体で、会計、レポート作成、その他のプロセスの効率化を目指していました。Stripe の機能を既存のインフラに完全に統合するため、Elevate は Stripe Specialized Partner である Nova Module と連携し、Elevate の NetSuite ERP 内の外部システムと内部システムの両方で Stripe を利用する統合決済フレームワークを構築しました。

使用製品

    Payments
    Payment Links
    Elements
    Radar
アメリカ
ミッドマーケット

課題

Elevate Outdoor Collective を構成する各ブランドは、長年にわたり、スキー、スノーボード、スノーシュー分野で製品の革新性と品質の基準を打ち立ててきました。この独自のイノベーションの歴史をさらに発展させるため、各ブランドは 2022 年に共同体としてまとまり、開発設備の共有やグローバルな流通チャネルの活用によるメリットを得られるようになりました。

同社は、決済処理、消込、会計に関連するワークフローを簡素化することで、効率性の向上を図っていました。米国とカナダの各地域では別々の決済代行業者と ERP (エンタープライズリソースプランニング) プラットフォームを使用していたため、毎月、取引の消込に多くの時間を費やしており、場合によっては手作業も必要で、注文と請求書の照合も困難でした。

Elevate Outdoor Collective のグローバル IT 担当バイスプレジデント、Travis Hahn 氏は次のように述べています。「私たちは、売掛金と買掛金の消込プロセスを迅速化したいと考えていました。単一の決済代行業者に移行することで、財務チームの工数削減に加え、会社の成長に合わせて拡張できる、よりシンプルな決済処理の実現を目指していました。」

Stripe のセルフサービスの使いやすさと開発者に優しいプラットフォームが、Elevate にとって最有力の選択肢となりました。Hahn 氏は次のように述べています。「Stripe ダッシュボードを使えば、高度な技術知識や Stripe のサポートチームの支援がなくても、サービスや機能を簡単に調整できます。ボタンをクリックするだけで決済オプションを追加でき、洗練された API、堅牢な SDK、業界最高水準のドキュメントによって、本番稼働までのタイムラインを短縮し、長期的な開発コストも削減できます。」

カナダと米国向けの決済代行業者として Stripe を、ERP として NetSuite を選定した後、Elevate は、自社の技術インフラ内にある他のシステムとあわせて Stripe と NetSuite を統合するという課題に直面しました。具体的には、決済を処理するために Stripe と直接連携する EC プラットフォーム BigCommerce、BigCommerce の注文データを NetSuite に転送する iPaaS プロバイダー Celigo、そして BigCommerce の注文に使われる税務エンジン Avalara が含まれます。

社内チームだけではこの統合を効果的に管理できないと判断した Elevate は、フロントエンドの決済処理、ミドルウェア、ERP の間にシームレスな連携を構築できる Stripe Specialized Partner を探しました。

ソリューション

Elevate は、自社の技術スタック全体の統合を進められる専門家の紹介を Stripe に依頼しました。Stripe は、オムニチャネルコマースに重点を置くクラウドベース連携の開発会社である、オークランド拠点の Nova Module を提案しました。これは、Nova Module の製品 PayPack (ノーコードで当日導入可能な連携ソリューション) が、NetSuite から Stripe に直接アクセスできるカスタムソリューションの基盤になると Stripe が判断していたためです。

Nova Module と Elevate の取り組みは 2024 年 3 月に始まりました。まず、Nova Module が設計した Stripe 加盟店向けの専門コンサルティングセッションを実施し、企業の幅広い目標を踏まえながら、業務プロセスのワークフローと技術要件を把握しました。「これは一般的な要件収集ではありませんでした」と、Elevate Outdoor Collective の ERP プロジェクトマネージャーである Danny Lee 氏は述べています。「Nova Module は、当社のユースケースをすぐに整理し、3 つか 4 つのカスタムフローに落とし込むことができました」

このプロセスを通じて、Nova Module は、Elevate の統合システムで対応する必要がある複数の決済要件を明らかにしました。これには、1 件の注文内で複数の決済を確定すること、決済時にオーソリを取得してフルフィルメント後に確定すること、顧客向け分割払いプランの旧システムを置き換えること、返金やキャンセルに対応することが含まれます。連携を成功させるには、財務、IT、EC、カスタマーサポートなど、複数部門の関係者の要件を満たす必要もありました。

「Nova Module の機能コンサルタントは、開発が進む中で私たちがプロセスを理解できるよう、計画を示してくれました」と Hahn 氏は述べています。「導入時に課題に直面すると、その分野の専門家を招き入れてくれました。たとえば BigCommerce 内での Stripe アカウント管理に詳しい専門家です。そして、そうした問題に対処できるよう、当社のチームと BigCommerce の間で打ち合わせを調整してくれました」

場合によっては、Nova Module は複数の既存システムをつなぎ合わせる複雑な作業にも対応しました。たとえば、Nova Module は Celigo Integrator.io のフローを活用して、Stripe と BigCommerce から NetSuite へ、決済、返金、キャンセルのデータを自動的に移行しました。そのデータが NetSuite に取り込まれると、Elevate は Nova Module の事前に構築された PayPack ソリューションを使って、NetSuite を離れることなく、取引を処理し、決済レコードを同期し、Stripe の決済情報を管理できるようになりました。「PayPack は、自動化の多くの部分で本当に助けになりました」と Lee 氏は述べています。

連携の他の側面では、Nova Module による、よりカスタマイズされた開発が必要でした。たとえば、顧客向け分割払いの旧システムを置き換えるために、Nova Module チームは変更を加えた NetSuite スクリプトを使用して、Stripe に新しい分割払いプランを作成しました。「Nova Module チームは、私たちが実現したいことに細やかに気を配り、あらゆる段階で私たちの目標を理解してくれました」と Hahn 氏は述べています。

Nova Module が Stripe、BigCommerce、NetSuite のエンドポイントを確実に連携したことで、Elevate は Stripe Elements を活用し、フロントエンド体験を改善するとともに、Payment Element を含む埋め込み可能な UI コンポーネント群を通じて、ACH Direct Debit や Apple Pay などの決済手段を単一の連携で簡単に追加できるようになりました。また、AI モデルも含まれており、各取引に最も適した決済手段を動的に提示できます。さらに Elevate は、冬の繁忙期に不正利用が増加したことを受けて、2023 年 4 月にブランドアカウントの大半へ Stripe Radar for Teams を追加しました。

成果

アメリカとカナダの事業を Stripe と NetSuite に統合し、時間とコストを削減

Nova Module は、Elevate が必要としていた 2 つの決済代行業者と 2 つの ERP を、それぞれ 1 つに集約することに成功し、フロントエンドとバックエンド間で取引を確実に同期できるようにしました。サードパーティベンダーの数が減ったことで、継続的な保守コストが下がり、エンジニアリングリソースを他の事業の優先事項に振り向けられるようになりました。

Elevate の複数の Stripe アカウントと 2 つの事業ラインという複雑さに対応しながら、厳格なテストと検証も実施したうえで、Nova Module は Elevate が計画していた 2024 年 10 月の「本番環境へ移行」に間に合わせました。

自動化された決済確定により、時間のかかる手作業のプロセスを解消

連携導入前、Elevate の財務チームは、24 の Stripe アカウント (アメリカとカナダそれぞれで、12 ブランドごとに 1 つの EC アカウント) を通じて確定されたすべての決済を、支払済みの請求書として同社の 2 つの ERP システムに手作業で適用しなければなりませんでした。現在では、Nova Module が設計したカスタムの Celigo ワークフローにより、決済確定 ID が NetSuite に自動的に連携され、そこで適切な取引と照合されます。

消込時間を 50% 短縮

Stripe による消込プロセスの自動化と簡素化の結果、買掛金と売掛金の消込にかかる時間が月 10 日から 5 日に短縮され、Elevate の財務チームは Nova Module のソリューションによって大幅な時間削減を実現しました。今後、同社が唯一の決済代行業者として Stripe を使って事業を拡大していくなかで、チームはさらに大きな時間削減を見込んでいます。

更新された分割払いプランで処理時間を短縮

Nova Module の PayPack 分割払いプランを導入したことで、Elevate Outdoor Collective は決済処理時間を大幅に短縮し、顧客の利便性を向上させました。「PayPack 分割払いプランは、NetSuite に非常に便利な追加機能です」と Hahn 氏は述べています。「顧客は決済情報を安全に Stripe に保存でき、与信チームも、決済の設定が簡単なことや、決済が NetSuite 内に記録されることで時間を節約できる点を高く評価しています」

国内主要決済手段を簡単に追加できることで、海外展開を促進

Stripe のターンキー型コンプライアンスソリューションと組み合わせた Payment Element により、現地の決済手段を簡単に追加できるため、Elevate は海外展開への道のりがよりスムーズになると見込んでいます。「Stripe のグローバルな展開力、組み込みの多通貨対応、国内主要決済手段によって、市場参入を加速できることを期待しています」と Hahn 氏は述べています。

Radar for Teams により不審請求の申し立てが大幅に減少

ほとんどのブランドで Radar for Teams を有効化してから 2 年間で、Elevate では不審請求の申し立てが大幅に減少しました。ブランド別では、不審請求の申し立てがあった取引は MARKER Bindings、Backcountry、LINE Skis で約 98% 減少し、RIDE では 90% 減少しました。

パートナーについて

Nova Module は、スタートアップからグローバル企業まで、あらゆる規模の事業者に最先端の専門知識と革新的なソリューションを提供し、グローバルなビジョンの実現と長期的な成長の維持を支援しています。

シンプルな料金体系

手数料によるわかりやすくシンプルな料金。 初期費用や月額費用の固定費はありません。

簡単に導入開始

わずか 10 分程度で Stripe に登録し利用開始できます。