Eviden は Stripe を活用し、リアルタイム環境スコアリング SaaS プラットフォーム EcoDesignCloud のグローバルサブスクリプションモデルを立ち上げました。

Eviden は、AI、ビッグデータ、クラウドベースコンピューティングを専門とするフランスのテクノロジー企業です。同社は EcoDesignCloud という SaaS プラットフォームをスタート。このプラットフォームは、生産サイクル全体を通じて環境への影響を評価することで、企業の二酸化炭素排出量削減と持続可能な製品の開発を支援します。

使用製品

    Payments
    Checkout
    Billing
    Invoicing
    Tax
ヨーロッパ
成長

課題

多くの直販企業が二酸化炭素排出量の削減に取り組んでいます。この背景には、規制当局からの圧力に対処するため、また顧客からの高まる期待に応えるためという目的があります。フランスのテクノロジー企業 Eviden は、2023 年に EcoDesignCloud という SaaS プラットフォームをスタート。企業が二酸化炭素排出量と全体的な持続可能性を正確に評価できるように支援するのが狙いです。

EcoDesignCloud を利用する企業は、開発の各段階で製品の環境フットプリントを評価し、十分な情報に基づいてサプライヤーを選定できます。化粧品大手の L’Oréal など、事業環境が目まぐるしく変化する消費財業界の企業などに利用されています。

決済と請求をシンプルかつ安全に行えるようにする。そのために、サブスクリプションサービスを組み込んだプラットフォームを立ち上げたいと考えていました。Eviden はヨーロッパ、アジア、南北アメリカなど世界各地に顧客を擁しています。そのため、40 カ国以上でオンラインでのサブスクリプション請求が可能な、グローバルな決済ソリューションを求めていました。また、税務コンプライアンスへの対応をシンプルにして経理部門の負担を軽減する必要もありました。

解決策

新しいプラットフォームを確実に成功させるため、Stripe に目を向けました。Eviden の目的はグローバル化に対応した堅牢な請求・決済ソリューションを開発し、税務コンプライアンスへの対応を効率化し、市場投入までの時間を短縮すること。さまざまなプロバイダーのサービスを評価した結果、最終的に Stripe との提携を決めました。

「担当のアカウントマネージャーは、最初からコンサルティングモードで積極的に対応してくれました。おかげで、仕様から実現までスピーディーに進めることができました」と、Eviden の EcoDesignCloud セールスディレクターを務める Benoît Couchon 氏は述べています。

Eviden は Stripe Payments を利用。現地のパートナーを介さずに安全な決済と 100 種類以上の決済手段を提供できるようにしました。また、Stripe Billing により、柔軟なサブスクリプションモデルと Stripe がホストするカスタマーポータルの提供を開始。これにより、ユーザー体験が向上し、セルフサービス方式での利用も促進されています。さらに Stripe Checkout を利用することで、カスタムの決済フォームをプラットフォームに埋め込み、ブランドのスタイルとメッセージに合致する最適化された決済体験を実現。また、Stripe Checkout を利用して、現地の市場に最も適した決済手段が動的に表示されるようにしました。これにより、購入完了率を高めることができます。さらに Stripe Tax も導入。1 つのシステムで税金を自動的に徴収、計算、申告できるようにしました。

「オンラインでのサブスクリプション販売は画期的な販売モデルであるだけでなく、当社にとって成長の原動力でもあります。そのため、当社が提供したいビジネス価値に注力できるよう、決済処理の面で業界最高クラスの企業と提携する必要がありました」と Benoît Couchon 氏は述べます。

結果

40 以上の市場でスピーディーに立ち上げ

Stripe の堅牢な国際決済インフラを活用することで、Eviden は 40 以上の市場で EcoDesignCloud をスピーディーに立ち上げることができました。

「決済処理をアウトソーシングできるようにし、適切な決済手段がないために特定の市場に参入できないという事態を避ける必要がありました。Stripe の品質は折り紙付きなので、リアルタイムの環境スコアリング (ライフサイクルアセスメント (LCA)) によって業界に革命を起こすという当社の目標に注力することができました。この分野ではデータの正確性と品質が大きな課題となりますが、これらの問題に対処する上で Stripe のサポートが非常に役立ちました」と Couchon 氏は述べます。

拡張性が高いセルフサービス方式のサブスクリプションモデル

Eviden は、Stripe の収益・財務処理の自動化プロダクトを利用してサブスクリプション販売モデルをスタート。これにより、大手企業のサプライヤーは、セルフサービス方式で簡単に登録してエコスコアを受け取ることができるようになりました。サプライヤーは Stripe Billing のカスタマーポータルで決済手段やサブスクリプションを調整したり、決済履歴にアクセスしたりできるため、ユーザー体験が向上しました。

「従来のコンサルティングサービスでは、製品の環境への影響を評価するのに 3 ~ 6 カ月を要し、費用も 5,000 ~ 30,000 ユーロは必要でした。当社のオンラインサービスに移行したお客様は、1 分足らずで環境評価を完了できます。これは Stripe なしでは実現できなかったでしょう」と Couchon 氏は述べます。

この成功を基に、Eviden はこのビジネスモデルを新たなソリューションに拡大することで、現在の勢いを維持したいと考えています。また、柔軟な料金プラン (定額料金から従量課金プランまで) や、現地の請求に関する規制準拠を効率的に行える請求書テンプレートなど、Stripe Billing のさまざまな機能を活用していく予定です。

社内チームの時間を大幅に節約

Eviden は Stripe のツールを活用して、スピーディーな導入と、継続請求および税務コンプライアンス対応の自動化を実現し、社内チーム全体の時間を大幅に節約。EcoDesignCloud はわずか 2 カ月で、世界中の顧客にサブスクリプションサービスの提供を開始できました。

Couchon 氏は次のように述べています。「このプロセス中は質問に対してすぐに回答が得られ、その内容も的確でした。そのおかげで、素晴らしいフィードバックを得ることができました。当社の挑戦的なプロジェクトには堅牢なソリューションが必要でしたが、Stripe のソリューションはまさにその期待に応えるものでした」

シンプルな料金体系

手数料によるわかりやすくシンプルな料金。 初期費用や月額費用の固定費はありません。

簡単に導入開始

わずか 10 分程度で Stripe に登録し利用開始できます