課題
マーケットプレイスビジネスを動かすために必要な取引プロセスは、オンライン決済の中でも最も複雑な部類に入ります。Sharetribe の技術的要件はさらに複雑でした。なぜなら、同社はマーケットプレイスの創業者向けにソフトウェアを構築しており、その創業者が今度は自社の売り手や代行業者の決済を可能にするからです。Sharetribe のマーケットプレイスの運営者は、各取引から手数料を差し引く必要もあります。また、安全性を確保するために、マーケットプレイスの運営者は資金を保留する機能や、代行業者への入金を遅らせる機能を備える必要があります。
Sharetribe は、これらすべてが、マーケットプレイスの運営者自身が居住する国だけでなく、潜在的な顧客が居住するすべての国の法的・規制上の要求を満たす形で行われるようにする必要がありました。Sharetribe の顧客は、現在 Stripe Connect が対応しているすべての国に存在します。
ソリューション
Sharetribe がパートナー候補を比較検討する際、決済の受け付け、送金、資金の保留といったマーケットプレイス固有の機能が、最も重要な要素でした。また同社は、大半が非技術者である顧客層のために、使いやすさと、迅速で簡単なアカウント登録も求めていました。
慎重な検討を重ね、Stripe、Adyen、MangoPay、PayPal との複数回の話し合いを経て、Sharetribe は、自社のニーズを満たす最適なプロバイダーとして Stripe が突出していると判断しました。さらに、Stripe のサポートや分かりやすいドキュメントを通じて得られた良い体験も、Sharetribe の確信を深めました。
1 人の開発者が Stripe Connect を使った最初のエンドツーエンドの連携を、概念実証からエンドツーエンドの決済の実行に至るまで構築するのにかかった時間は、1 カ月未満でした。Sharetribe は、この連携の速さを、Stripe のわかりやすい API、開発者向けのドキュメント、API リファレンスのおかげだと評価しました。また、Sharetribe の開発者は、テストアカウントの作成、テスト決済やテスト入金の実行、特定の失敗条件のテストを可能にする多彩なテスト機能も高く評価しました。
成果
Stripe Connect の導入により、Sharetribe は、ユーザーがすべての現地の決済規制を遵守し続けられる、完全で強力、かつ信頼性の高いマーケットプレイスの決済フローを顧客に提供できるようになりました。Connect は、Sharetribe のグローバルな顧客層とその成長をサポートします。
これらのメリットにより、Sharetribe は、顧客が新しいマーケットプレイスをかつてないほど迅速に立ち上げ、成長させられるよう支援できました。ピアツーピアのレンタカープラットフォームである Drive lah は、Sharetribe との連携によるわずか数カ月の開発の後、カスタムマーケットプレイスとして立ち上げられました。それ以来、900 万ドル以上の資金を調達し、シンガポールからオーストラリアへと事業を拡大しています。また、Decathlon や Canon などのエンタープライズ企業も、自社のマーケットプレイスの取り組みを推進するために Sharetribe を使用しています。
Stripe を決済の選択肢として導入して以来、ユーザー数は着実に増え続けています。現在では、顧客の大多数 (75%) が Stripe を使用しています。Sharetribe に Stripe を加えたことで、より多くの人が喜んで対価を払ってくれる、優れたプロダクトになりました。