Shopcada、Stripe の導入で成長を加速化

Shopcada は、企業向けにオンラインでの販売や顧客獲得、あるいはオンラインと実店舗との連携に役立つ製品とサービスを提供するシンガポールの企業です。EC ストアのテーマや、画像編集、ブログ、アップセル、クロスセル、割引などを含むオンライン販売に役立つ各機能を提供し、さまざまな決済手段にも対応しています。

使用製品

    Connect
    Terminal
    Billing
    Payments
    Radar
アジア太平洋
プラットフォーム

課題

Shopcada は企業向けに顧客とのエンゲージメントや、顧客の獲得・維持に役立つ製品とサービスを提供しています。いくつもの有名ブランドの EC ストアビジネスを成功に導いている一方で、自社の売上は、提供したサービスへの支払いとサブスクリプションからの収入に留まっていました。そこで、自社がホストするクライアントの EC ストア経由の取引など、新たな収益化の機会を模索しようと試みました。

Shopcada の共同創業者であり、マネージングディレクターを務める Ethan Cheong 氏は次のように述べています。「クライアントの EC ストアで販売されている商品の総額は年間 1 億ドル以上にもなります。それぞれの取引の一部を手数料として得ることができれば、当社の支援によって増加したアクセス数を効果的に収益化できると考えました」

同社はまた、オンラインとオフラインのチャネル間の照合にかかる労力を減らすことで、製品とサービスの拡充を図りたいと望んでいました。注文システムや決済サービスからの情報を統合させることは、多くの企業にとって課題であると Cheong 氏 は話します。

ソリューション

Shopcada はクライアント主導型の機能を追加することで、オムニチャネルの製品とサービスの継続的な改善を目指しました。併せて、自社サービスからさらに価値を生み出す方法についても検討をしました。Stripe Connect の導入により、同社のサービスに決済機能を実装することができました。 Cheong 氏は次のように述べています。「Stripe API を通じて利用できる柔軟性と機能性、さらにプラットフォームの安定性と可用性を高く評価しています」

Shopcada は以下の Stripe プロダクトも利用しています。

  • Terminal により、同社のクライアントはオフライン販売の照合を改善し、オムニチャネル戦略を効率化
  • Billing を利用して、SaaS のサブスクリプション料金を回収
  • Radar の導入により、不正利用が起きるリスクを削減
  • Payments の利用で、幅広い決済手段による決済を受け付け

さらに、Stripe のプロフェッショナルサービスを利用することで、専任のテクニカルサポートによるスピーディーな導入を実現しました。Cheong 氏は次のように振り返ります。「Stripe のプロフェッショナルサービスには多方面で助けられました。まず、プロフェッショナルチームの協力により、不正利用、リスク、返金、チャージバックなどの決済に関する専門知識を短期間で体系化できました。また、開発の速度を早めることができたのは、チームが Stripe Connect のフローを分かりやすく説明し、試行錯誤のプロセスを減らしてくれたおかげです。さらに、実装に問題がないか検証する際にも手を貸してくれました」

結果

前年比で売上が増加

実装から 1 年未満の時点で、Shopcada の約 4 分の 1 のクライアントが Stripe Connect が提供する総合的な決済機能を利用しています。同社はできるだけ多くのクライアントの利用を促す予定です。

Stripe Connect の導入により、同社の売上は前年比で 10% 増になる見込みです。また、自社の製品とサービスの収益アップに必要なデータとテクノロジーも活用できるようになりました。今では、企業向けワンストップ EC ストアソリューションとして、自社が提供する決済手段をマーケティングの訴求ポイントとしています。

オンラインとオフラインのパフォーマンスを照合し、ビジネスの効率化を実現

Shopcada は Stripe を利用して、オンラインとオフラインの販売チャネルにおける注文と決済の取引レポートを提供しているため、クライアントはオムニチャネルのパフォーマンスを把握し、正確に照合できるようになりました。Shopcada の共同創業者であり、オペレーション責任者を務める Clara Goh 氏は次のように述べています。「複数のプラットフォームからのデータを集計する必要がなくなったことは、企業にとって最大の効率化といえます。複数の販売チャネルにまたがって在庫数を確認できるので、商品の流通と補充を以前よりも効果的に行えるようになりました」

一方で、Stripe Terminal を利用することで、実店舗では手作業による決済プロセスが削減されています。具体的には、決済端末に金額を入力する必要がなくなり、また、顧客からカードを提供してもらわなくてもカード決済をキャンセルできるようになりました。

インシデントの解決にかかる時間を節約し、不審請求が申請される支払いを削減

Stripe を利用することで、インシデントの解決にかかる時間とリソースが削減されました。たとえば、四半期あたり約 20 時間という、成長著しい企業にとっては大幅な節約が実現しています。

Stripe は、不審請求が申請された支払いや拒否された支払いの数など、決済に関するインサイトを Shopcada に提供しています。Cheong 氏は次のように述べています。「後で不審請求が申請されないよう事前に対策を取るなど、改善すべき点をデータから見出すことができます。Stripe の導入以前は、こうした課題を議論することはありませんでした」

シンプルな料金体系

手数料によるわかりやすくシンプルな料金。 初期費用や月額費用の固定費はありません。

簡単に導入開始

わずか 10 分程度で Stripe に登録し利用開始できます