課題
Kajabi はクリエイターエコノミーのリーダーとしての地位を確立するために、クリエイター直結型の収益化を最重要視し、クリエイターがオンラインコース、コーチング、メンバーシップ向けのデジタルコンテンツをプラットフォームから販売できるようにしました。同社の最も重要な役割は、プラットフォームを利用するクリエイターが、継続的な収入を生み出せる方法で、受講者、ブランド、料金体系を所有できるようにすることです。これを実現するため、Kajabi には次の 3 つを提供してくれる決済パートナーが必要でした。
- クリエイターがビジネスの支払いと売上を管理するためのオールインワンソリューション。
- 6 万人以上の起業家と、Kajabi のコンテンツを使用する世界中の 8 千万人の利用者を擁するコミュニティーの拡大に対応するためのグローバルな拡張性。
- 受講者が数十名のガーデニングコースから、数千名規模のファイナンシャル・プランニングコミュニティーまで、あらゆるコンテンツを提供するクリエイター向けの、カスタマイズ可能な収益化オプション。Kajabi のコマース責任者、Stephanie Visessung 氏は次のように述べています。「サービスを 1 つだけ提供するクリエイターもいれば、1 つのビジネスで数十種類のサブスクリプションを提供するクリエイターもいます。このようなサービスは、十分に最適化され、利用者にストレスを感じさせないことが重要です。当社では、クリエイターがそれぞれに適した機能を柔軟に作成できるようにする必要がありました」
Kajabi は、ソリューションの豊富さ、拡張性、カスタマイズのしやすさという条件に最適なパートナーとして、Stripe を選びました。Kajabi の CEO、Ahad Khan 氏は次のように述べています。「クリエイターによる当社の認知度を上げたいという思いはありますが、まず何よりも利用者や受講者に各ブランドが魅力的に映るようにすることを目指しています。Stripe は企業としてのイメージを売り込むにあたり、当社にぴったりでした。今後も Stripe のスピードを活用していきたいので、別のソリューションへの移行は考えられません」
ソリューション
Kajabi は Stripe ソリューションを組み合わせて、クリエイターが自分のブランドを確立するために必要な管理機能を提供します。最近リリースした Kajabi Payments では、Stripe を活用して決済処理ソリューションを Kajabi に直接構築しています。「Kajabi Payments の発表時、クリエイターから信じられないくらいの反響がありました。ベータテスト版の公開から最初の 1 カ月間で、7,000 人ものクリエイターが待機リストに登録するという記録的な結果が生まれ、それ以降、当社は 260 万ドルを超える売上を処理しています。すでに信頼を得たブランドである Stripe が内部で連携していることを知ったクリエイターから、たくさんの好意的なフィードバックが寄せられています」
Kajabi は、クリエイターが決済ページを全面的に管理できるようにしたいと考え、それを適切に実現するために Stripe Elements を導入しました。この結果、クリエイターは自身のサービスを構築する際に、決済手段の表示方法を決定できるようになりました。「新たな決済手段を導入しようとするたびに、エンジニアリングの負担が大幅に増え、当社のクリエイターが求めるスピードで決済手段を導入できないことが判明しました。しかし、Elements の導入により、決済手段をリリースするまでの時間を大幅に短縮できるようになりました。Elements は当社の新しいポップアップ決済機能の中核であり、クリエイターの間では非常に好評です」
さらに、Kajabi は Stripe Billing を利用して、クリエイター向けの柔軟性を大幅に向上しています。継続的なサブスクリプションをメインにサービスを提供するクリエイターは、提供するあらゆるプランとパッケージの決済ページを構築できます。このため、クリエイターは必要なときに好きなだけ新しいサブスクリプションを設計し、売上を簡単に拡大することが可能です。
結果
数百もの決済ページを 1 つのプラットフォームで一元管理
Kajabi の仕組みとして、所定のクリエイターのクラスまたはサービスごとに、固有の決済フローが存在します。多数の異なる決済ページを管理することは、Kajabi のコンテンツクリエイターと Kajabi の両者にとって負担となる可能性があります。Stripe を導入することで、クリエイター向けの決済ページの構築プロセスと、バックグラウンドの支払い管理を統合できるようになりました。Visessung 氏は次のように述べています。「クリエイターの所有する決済ページが数件であれ数百件であれ、その設定と管理はスムーズで一貫したものでなければなりません。Kajabi Payments では、複数の決済とメンバーシップをすべて 1 カ所で継続的に管理できるので、クリエイターはビジネス全体を包括的にコントロールできます」
新しい決済手段の導入スピードが 50% 向上
Stripe との連携は、Kajabi にクリエイターのサポートに必要なツールを提供しただけでなく、ツールの導入スピードの短縮にも役立ちました。Elements を導入するまで、Kajabi はカスタムの決済ソリューションの構築を検討していました。しかし、Stripe の使用によって、Apple Pay や Google Pay などの新しい決済手段をこれまでの半分以下の時間で導入できるため、エンジニアは新機能の開発に集中できるようになりました。
クリエイターの 50 億ドルの売上を処理し、さらなる成長を見込む
Kajabi がこれまでに Stripe で処理したクリエイターの売上は、50 億ドルを超えます。海外での存在感強化に向けた投資の継続に伴い、この金額は今後増え続けます。Visessung 氏は次のように述べています。「Custom Connect を使用すると、アメリカ以外のクリエイターにサービスを拡大する際にサポートを受けられます。しかし、これより重要なのは、Stripe がプラットフォームとして、いつでも当社のクリエイターに新たな収益機会を創出する助けとなっていることです」
Kajabi は Stripe を使用してサービスの拡大を継続し、新たな方法でクリエイターをサポートする計画です。「いま当社では、従来の金融機関では断られていたようなクリエイター向けのビジネス用バンキングサービスを構築するメリットに注目しています」(Visessung 氏)。同社は近い将来、開発の機能を追加し、クリエイターに新たな機会を提供します。クリエイターが自らの知識と情熱を、持続可能なビジネスの成功に向けられるよう、同社のサポートは今後一層強化されることになります。
Kajabi Payments の発表時、クリエイターから信じられないくらいの反響がありました。ベータテスト版の公開から最初の 1 カ月間で、7,000 人ものクリエイターが待機リストに登録するという記録的な結果が生まれ、それ以降、当社は 260 万ドルを超える売上を処理しています。すでに信頼を得たブランドである Stripe が内部で連携していることを知ったクリエイターから、たくさんの好意的なフィードバックが寄せられています。