AI の利用により、今後 5 ～ 10 年でサブスクリプション管理ソフトウェアはどのように変化するでしょうか？

AI を活用することで、製品ニーズや使い方、サブスクリプションの全体的な満足度など、顧客に関する新たなインサイトを得られます。企業はそれを活用してユーザーのニーズにより適切に応えることができます。長期的には、こうしたインサイトが増えれば、顧客モデルや収益運用に役立つリソースとデータも増えるため、顧客をより深く理解できるようになります。

継続支払いモデルは、業界によってどのような違いがありますか？

微妙な違いはあるかもしれませんが、基本的には、サブスクリプションは企業と顧客との継続的な関係であるという同じ前提に基づいています。違いは、商品の提供方法です。たとえば、小売業では、毎月、商品の入った箱がサブスクリプション登録者に発送されます。小売業者は、継続支払いを管理し、意図しない解約を制限する必要があり、出荷と配送も管理する必要があります。

この 10 年間に進化したサブスクリプションサービスの別の例としては、ストリーミングとエンターテインメントが挙げられます。ほとんどの人は、バックエンドの収益ソフトウェアで動作する複数のプラットフォームを通じて、テレビ番組や映画を視聴しています。

ユーザーを満足させるために、決済をどのように考えていますか？

決済は利用者を満足させ、維持するために非常に重要です。ある顧客がお気に入りの企業で購入またはサブスクリプション登録をしたいと思っても、決済が失敗すれば、その顧客は離れてしまう可能性があります。決済の失敗は企業にダメージを与えます。企業の解約の約 35％ が意図しないものであり、技術的な問題や決済の失敗が原因で顧客を失うのは残念なことです。

当社の目標は、意図しない解約を減らすことで、企業が売上の 100% を受け取れるようにし、顧客の満足度を維持することです。

貴社と Stripe のパートナーシップについて教えてください。サブスクリプションの複雑さを解消するうえで、このパートナーシップのどこが企業にとって最も価値があるとお考えですか？

Pai は Stripe Partner Ecosystem のメンバーです。当社の目標は、アカウント登録プロセスのすべてをサポートし、企業が最大限の成果を出せるように Stripe の実装を支援することです。また、Stripe App Marketplace では、継続支払いのプロセスを改善するアプリケーションを開発しています。たとえば、現在取り組んでいるアプリには、メキシコ国内での請求書作成に焦点を当てたものがあります。これを使用すると、国内の企業は、Stripe Billing を使用して継続支払いの請求を行ったり、請求書の自動作成や決済を知らせるカスタムメールをお客様に送信できるようになり、手作業で行っていた多くの時間を節約できます。

Stripe は貴社の全体的な目標にどのように貢献していますか？

Stripe は素晴らしいパートナーであり、その金融インフラを簡単に実装するための多くのリソースを提供してくれます。当社も新規ユーザーから得た重要な知識や、新たな決済の課題を克服した経験を Stripe と共有しています。

当社は、インターネットの GDP を増加させるという Stripe の使命に強く共感しています。決済と技術インフラが経済にとって中心的な役割を果たすと信じている企業と一緒に仕事ができることを嬉しく思います。