舞台裏: INDY が Stripe とともに切り拓く独立系映画館の未来

世界規模で展開する映画館運営プラットフォーム、INDY Cinema Group は、2012 年から Stripe を採用しています。同社は独立系映画館を対象に、チケット販売、売店での飲食品販売、メンバーシップにわたるオンラインと対面双方の決済体験を統合されたプラットフォーム上で実現しています。Stripe の様々なソリューションをプラットフォーム全体に組み込むことで、INDY は新たなグローバル市場への進出を果たしました。それと同時に、各地の映画館が最新の顧客体験を提供しつつ地域コミュニティと永続的な関係を構築できるよう支援しています。

使用製品

    Connect
    Terminal
    Payments
    Elements
イギリスおよびアイルランド
プラットフォーム

映画は Ian Brown 氏にとって人生そのものです。ごく幼い頃の思い出の一つが、故郷スコットランドの村にあった映画館に父親と一緒に E.T. を観に行ったことです。そして Brown 氏のキャリアは映写技師から始まりました。幼い頃に抱いた映画への憧れが大手シネマチェーン、独立系映画館の経営、さらには国際映画祭の主催といった、ライフワークへとつながりました。「この業界に入って 27 年になります。映画はもはや私の血の中に流れているようなものです」

Brown 氏はそのキャリアを通じて地域コミュニティの拠り所としてのローカル映画館が持つ力を肌で感じてきました。それと同時に、こうした映画館が大手シネコンチェーンや動画配信サービスとの競争において苦戦しているのも目の当たりにしてきました。独立系映画館に大手と競い勝ち抜くために必要な技術とインフラを提供したい――Brown 氏はエジンバラを拠点とするINDY Cinema Group を共同設立しました。同社のクラウドベースの映画館運営プラットフォームは映画館運営を根本から変えるように設計されています。

「映画館が姿を消した地域に映画館を取り戻したい。それが INDY の最初のミッションでした。当初は、自ら独立系映画館を開館する手法をとっていましたが、やがて、こうした小規模映画館にはもっと根本的なサポートが必要だということに気がつきました。それは大手が各店舗に提供しているような強力なバックアップ体制です。そこで私たちは映画館が成長し続けるために必要なツールの開発に着手したのです」

現在、INDY は世界各地の独立系映画館を支援し、年間 2300 万人に及ぶ観客に映画という魔法を届ける一翼を担っています。INDY はアメリカ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドに深く根ざし、北米、ヨーロッパを始めとする新たな市場に急速に拡大しています。それは映画館での体験を今後もモダンでパーソナル、そして観客にとって欠かせないものにするためです。Stripe を活用してチケット販売、メンバーシップ、飲食販売の決済体験を一元化することで、INDY は独立系映画館の運営者に映画館のポテンシャルを最大限引き出すために必要なあらゆるツールを提供しています。

映画館のコマースエコシステム全体を支援

Stripe をプラットフォームに組み込むことで、INDY はユニファイドコマースソリューションを実現しました。これにより複数の決済システムを一つのプラットフォームに集約し、映画館の運営における非効率な業務を削減できるように支援します。

2021 年、INDY は映画館運営のあらゆる場面に決済機能を組み込むための基盤として、Stripe Payments および Stripe Connect を採用しました。INDY のプラットフォームは Stripe Payments を活用してチケット売り場や売店でのオンラインおよび対面決済を実現しています。さらに、Stripe 決済ソリューションを導入したことで、プラットフォームを世界規模で拡大する際にも新たな決済手段を容易に追加できるようになりました。現在では、複数の通貨に加えて Google PayApple PayRevolut PayInstant Bank Paymentsなど多様な決済手段をサポートしています。その中にはStripe のデジタルウォレットである リンク も含まれており、顧客が一度保存した支払い情報を次回以降の決済で即座に呼び出せるようにすることで、成約率の向上に貢献します。

Stripe Connect を介してユーザー登録をすれば、映画館側は INDY のプラットフォーム上ですべてを完結させながら支払いの受け付けから入金の受け取りまで行うことができます。現在、同社はアメリカ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、カリブ諸国、カナダで事業を展開しており、さらに新しい地域にも進出する計画を練っています。

「Stripe との提携の素晴らしい点の 1 つは、新しい市場に拡大できることです」とブラウン氏は述べています。「Stripe のおかげで、グローバルな成長に [伴う] 摩擦を取り除くために必要な決済代行業者とテクノロジーが揃っていると確信しています。」

今日の映画ファンはより高い柔軟性と利便性を求めています。INDY は Stripe を活用することでその期待に応えるサービスを提供しています。2021 年には Stripe Terminal も導入しました。これにより映画館の売店スタッフは Stripe Reader S700、S710、WisePOS E といった携帯型端末を利用して場所を問わず注文を受けられるようになりました。観客は上映前にオンラインで注文・決済を済ませることも、館内で QR コードを利用することも、あるいはスタッフから対面で購入・決済することも可能です。さらに 2024 年には Apps on Devices を導入しました。これにより、スタッフは固定の POS ターミナルまで戻ることなく、手元の端末上で受注や修正ができるようになりました。

すべての決済を単一のプラットフォームで実行することで、映画館はチケット販売から売店、メンバーシップに至るまですべての取引データを一元管理し、統合的な視点で把握できるようになります。例えば、ある顧客がチケットをオンラインで予約し、館内のバーでワインを購入し、上映中に座席からポップコーンを注文したとします。これらすべての取引が Stripe 経由で即座に INDY のシステムに記録されます。映画館側は観客が鑑賞した映画から来場頻度、好きなスナックまで、観客像を完全に把握できます。それにより顧客との新たなエンゲージメント方法を見いだし、ロイヤルティを高める強力な武器になります。

The Playhouse: INDY とともに伝統ある映画館を現代に蘇らせる

コネチカット州ニューカナンの中心地に、独立系映画を運営する Cinema Lab がThe Playhouse をオープンしました。4 年間の閉館を経て歴史あるこの映画館を蘇らせたのです。近隣の大手シネコンとは一線を画し、人々をソファーから誘い出すために、Cinema Lab は単に映画を鑑賞するだけにとどまらない、温かく心地よい来場体験の創出に力を注いでいます。

Cinema Lab CEO の Luke Parker Bowles 氏は次のように述べています。「人々が一歩足を踏み入れたときから、そこは私たちのパーティー会場です。だからこそ心地よく温かく、リラックスできる場所である必要がありますが、何よりも重要なのはシームレスであることです。INDY は観客が映画を観ようと思った瞬間から観客を支援してくれます。チケットの購入、チェックイン、売店でのドリンクの注文まですべてが INDY 経由で行われます。一方で、当社にとっても、スタッフの出退勤管理から在庫管理、売れ筋商品の分析まで、すべての業務が INDY を介して行われます。集約された決済データが、私たちの仕事を確かなものにしてくれるのです。INDY があれば、接点のあらゆるポイントで顧客一人ひとりに合わせた体験を提供できます」

The Playhouse にとっては、これは単なる決済を人と人とのつながりに変えることを意味しています。観客がチケットをスキャンすると、スタッフは名前を呼んで出迎えることができます。観客が何を鑑賞し、何を食べり飲んだりしているかを把握することで、スタッフは新しいワインを提案したり、次回上映予定の映画を勧めたりすることができます。また、映画館のメンバーであるか否かを確認することなくスムースに特典を適用することもできます。

The Playhouse のゼネラルマネージャー、Jessica Flores 氏は INDY を活用して毎晩観客に心地よい環境を提供していると言います。「まさかこんなことができるとは夢にも思わなかったという機能が INDY には数多くあります。そのおかげで私たちはシネコンとは一線を画す別次元のアメニティやサービスを提供できるようになりました」

例えば、観客は自宅で事前にチケットを購入し、QR コードをスキャンして入館できるため、チケット売り場で行列する必要がなくなりました。スタッフは携帯型タ端末を使って、映画館内のどこでも、場合によっては Elm 通りで行われる特別イベントの会場でも、その場で顧客の注文に応えられます。大掛かりな設定や重い機材を持ち運ぶ必要もありません。また、The Playhouse は 2 種類のメンバーシップを提供しており、映画ファン向けに優先予約権、特別イベントへの招待、映画見放題プランといった様々な特典を提供しています。

Flores 氏は次のように述べています。「INDY の決済システムによりすべてがスムースに流れるようになり、余計な心配をする必要がなくなりました」

今後の展望

動画配信サービスの普及やエンターテイメントの楽しみ方が多様化する中にあっても、映画の未来は明るいと INDY は確信しています。顧客の変化する需要に決済を活用して応えることで、INDY は独立系映画館が届ける映画体験を、よりカスタマイズされた、人々の生活に不可欠なものにするために支援を続けています。

Brown 氏は次のように述べています。「新しい経営者は次々と新しいアイデアを持ち込んでいます。例えばコーラとポップコーンを売るだけではなく、レストラン級の料理とカクテルを提供して顧客体験を高めています。映画の素晴らしさに勝るものはありません。INDY は映画館が現代の観客とより良い関係を築き未来を切り拓く力になります」

シンプルな料金体系

手数料によるわかりやすくシンプルな料金。 初期費用や月額費用の固定費はありません。

簡単に導入開始

わずか 10 分程度で Stripe に登録し利用開始できます。