近年、自宅から知識やスキルを身につけることのできるオンラインレッスンへの関心が高まっています。「〇〇 について学びたいけれど、毎日忙しくてなかなか時間が確保できない」、「やってみたいけれど、場所が遠く教室まで足を運べない」といった方でも、オンラインレッスンなら場所や時間にとらわれず比較的気軽に普段の生活に取り入れることができます。
また、これからオンラインレッスンを運用してみたいと考えている事業者の方も少なくはありません。オンラインレッスンを始めるには、まずレッスンの形式や内容を決め、撮影や決済環境の構築など 1 つひとつ準備を進めていく必要があります。
本記事では、オンラインレッスンが注目されている理由や、オンラインレッスンを実施するために必要な準備、導入すべき決済手段、成功させるコツなどについて解説します。
この記事でわかること
- 教室に通う必要がなく時間も節約できるオンラインレッスンは、コロナ禍を機に今日においても人気を集めている
- オンラインレッスンのやり方は、まずライブ配信かオンデマンド配信にするかを決めたうえで、配信ツールや予約システム、カメラ、マイクなどの機材を手配する必要がある
- オンラインレッスンではクレジットカード決済、スマホ決済、銀行振込が支払い方法として好まれる
- オンラインレッスンを成功させるには、機材のテストやリハーサルの実施、受講生へのマニュアル動画の共有などの準備に加え、スムーズで快適な決済環境の構築が求められる
- Stripe Payment Links なら、安全性に優れた決済システムをノーコードで簡単に作成可能
オンラインレッスンが注目されている理由
従来は、何かを学びたい場合対面でレッスンを受ける形式が基本でした。しかし、新型コロナウイルスによって 2020 年に日本国内で初めて緊急事態宣言が発令され、教室を運営する事業者の多くがオンラインレッスンを提供するようになりました。
こうした背景のもとで、より一般化したオンラインレッスンですが、今日では「自由度の高い学びの形態」として改めて注目を集めています。以下に、オンラインレッスンが根強い人気を保っている理由を紹介します。
時間を有効活用できる
オンラインレッスンであれば対面レッスンのように教室に通う必要もないため、移動時間を削減できます。また、リアルタイムだけではなく、オンデマンドで受講できるレッスンも多いことから、自身のスケジュールに合わせながらスキマ時間を有効活用できます。
さらに、入会、予約、支払い、キャンセルなどについても、わざわざ電話をかける必要もなくオンラインで完結できるため、先方の時間帯を気にせずスムーズに手続きを進められます。このようにオンラインレッスンは、忙しい現代人にとって無理なく続けられる学び方といえます。
好きな場所で受講できる
オンラインレッスンは、インターネットが利用可能な環境であれば日本国内だけでなく、世界中のどこからでも受講できます。そのため、インターネットさえあれば、海外に住んでいる場合や旅行中で自宅にいない場合でも、知識やスキルの習得に励むことができます。また、日本にいながら海外で開催されるオンラインレッスンに参加することももちろん可能です。
レッスンを何度も見返すことができる
ほとんどのオンラインレッスンでは、コンテンツを繰り返し視聴できるようになっています。そのためリアルタイムで参加できなかった場合はもちろん、気になる点や複雑な内容を再確認したい際は、自分のペースで空き時間にしっかりと学ぶことができます。
オンラインレッスンに必要な準備
では、オンラインレッスンをビジネスとして始めるには一体どのような準備が必要なのでしょうか。具体的に決めておかなければならない点は以下の通りで、主に 3 つあります。
レッスンの形式を決める
ライブ配信またはオンデマンド配信のどちらかを選択します。リアルタイムでレッスンを行うライブ配信のメリットは、その場で質問に応じたり受講生同士で討論したりできることです。しかし、開催時間によっては予定が合わない受講生もいるため、思うように人数が集まらないケースもあります。
一方、オンデマンド配信の場合、受講生は時間を気にせずにいつでも学べます。よって、仕事、育児、家事などで忙しい人にとっては比較的受講しやすい形式といえます。ただし、ライブ配信のようにリアルタイムで質疑応答や討論をすることはできません。
レッスンの内容・対象者を決める
レッスンを通して「何」を教えたいのか、教える側の専門知識や経験、スキルを活かした分野から受講生のためになるものを選びます。
教える内容が決まったら、年齢層や対象レベルなどのターゲット層を決めます。特に対象レベルは、初心者か経験者かによってレッスンの進行速度や内容なども変わってくるため、レベルごとにレッスンを準備することをおすすめします。
価格を決める
価格は、レッスンの形式、内容、市場価格、時間などを考慮したうえで決める必要があります。初心者が対象の場合は初回レッスンのみ無料で提供されるケースが多く、専門性が高くなればなるほど価格が上昇するのが一般的です。
注意点としては、オンラインレッスンの運営にはコンテンツの作成や宣伝などに費用がかかることです。そのため価格を決める際には、まず出費額と目標売上額を事前に分析しておくことが大切です。
オンラインレッスンに必要なツール・機材
オンラインレッスンを行うには、以下のようなさまざまなツールや機材が必要です。
配信ツール・システム
配信に役立つツールやシステムの代表例には Zoom や Google Meet のようなウェブ会議ツールのほか、学びに特化した e ラーニングシステムなどが挙げられます。
これらのツールやシステムについては、既存のものでも新機能が追加されたり、新しいものが次々とローンチされたりしています。そのため、ツールは一択でなくレッスンの形式や用途に合うものを色々と試してみるとよいでしょう。
なお、オンラインレッスンをライブ配信する場合は、録画機能付きのツールを用いることをおすすめします。これによりライブでの参加が難しい見込み顧客を取り込むことが期待できます。
撮影用機材
撮影に向けて以下の機材を手配し、環境を整える必要があります。
- カメラ (またはカメラ付きのパソコンやスマートフォン)
- カメラスタンド (パソコンスタンドやスマートフォン用三脚)
- マイク
- 照明器具
- 通信環境 (例: Wi-Fi)
予約・連絡システム
レッスンの予約やキャンセルをいつでも受け付けられるよう、予約システムを導入しておくことも大切です。また、予約機能だけでなく以下の機能が搭載されているものを選ぶとより便利です。
- レッスン料未払いユーザーの追跡機能
- 未払いに関するフォローアップメールの自動送信機能
- スケジュール変更などの連絡メールの一斉送信機能
オンラインレッスンの運用に関わるさまざまな機能が 1 つのシステムで一本化されていれば、予約管理や入金管理、連絡などのあらゆる業務がよりスムーズかつ容易にできるようになります。
予約システムの構築方法としては「リンク型」が代表的ですが、こちらについては本記事内にて後ほど詳しく解説します。
オンラインレッスンにおすすめの決済手段
オンラインレッスンの場合、対面レッスンのように現金でやり取りする機会はありません。そのため基本的にはオンライン決済がメインの決済手段となります。オンラインレッスンに適している決済手段については、以下の 3 種類が代表的です。
クレジットカード決済
クレジットカード決済は、日本国内でもっとも利用されている決済手段です。ポイントの還元目的でオンライン、オフラインに関わらずカードを利用する人も少なくはありません。
総務省によると、EC サイトにおけるクレジットカードの利用率は全体の約 8 割を占めていることからも、その需要の高さがうかがえます。したがって、クレジットカード決済は最優先で導入すべきと考えてよいでしょう。
モバイル決済
モバイル決済とは、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末を用いて行う決済のことで、スマホ決済と呼ばれることもあります。スマートフォンだけで支払いが可能という手軽さから近年急速に利用者が増えています。モバイル決済を実行すると、決済サービスに紐づく銀行口座やクレジットカードアカウントから代金が回収されます。
モバイル決済の代表例には PayPay や楽天ペイなどが挙げられ、オンライン、オフラインを問わず幅広く利用できるのが特徴です。
銀行振込
クレジットカードを持っていない方やモバイル決済に不慣れな方に配慮し、銀行振込を選択肢として用意しておくと、より多くの人にアピールできます。
銀行振込の場合、レッスンの代金は直接口座に振り込まれるため入金サイクルが短い点が最大のメリットです。ただし、受講生側がオンラインバンキングを利用していないと振り込みに手間がかかり、いつまでも入金されないリスクも考えられます。
オンラインレッスン開催までの基本プロセス
レッスンの開催日時が決まり、予約システムなどの準備が整ったら、どのように告知し集客活動を進めるか、プロセスを組み立てる必要があります。ここでは開催までの基本的なプロセスについて詳しく解説します。
告知・集客
まずは多くの人にオンラインレッスンについて知ってもらう必要があります。SNS での告知や、無料ウェビナーの開催、ウェビナー参加者へのメールマーケティングなど、さまざまな手法を用いて告知と集客を実施しましょう。
Google 広告や Facebook 広告などの有料広告を利用してみるのも、高い関心を持つ人へのアプローチにつながります。ただし、広告費がかさむ場合があるため注意しましょう。このほか、無料で配布される新聞や冊子などのフリーペーパーで宣伝してみるのも有効なやり方です。
なお、告知および集客を行う際は、以下の点についてできるだけわかりやすく案内することが大切です。
- レッスン内容
- 開催日時
- 料金
- 申し込み・支払い方法
- 申し込み期限
- 配信ツール
- 連絡先 (電話番号・メールアドレス・SNS など)
受講案内・参加用 URL の送信
レッスンの参加者に予約確認メールを送信します。メールには受講専用の URL やパスワード、注意事項などを含むレッスンの詳細を明記しておくことがとても大切です。このほか開催前日にリマインダーメールを送信しておけば、受講生のうっかり忘れを回避できます。
機材のテスト
照明が暗かったり音声が途切れたりすると、快適に動画を視聴できず集中しづらくなるため、カメラ・照明・マイクテストを事前に実施したうえで本番に挑みましょう。特にライブ配信の場合は撮り直しができないため、事前テストの実施は不可欠です。
各機材の接続に不具合がないかどうかを確認するだけでなく、照明やカメラについては角度や位置にも注意が必要です。可能であれば、友人や家族、気心の知れた受講生に協力を依頼し、受講する側だからこそわかる動画の映り方や音声の聞こえ具合をテストしてみることをおすすめします。
また、レッスンの途中でインターネットの回線速度が落ちたり途切れたりすることもあります。したがってこうした状況にすぐに対応できる環境・体制づくりも大切です。これにより、予期せぬトラブルにも落ち着いて対応することができるでしょう。
レッスン開催後のフォローアップ
レッスンの終了後は、各受講生からの質問に丁寧に対応することが大切です。フィードバックについては真摯に受けとめ、教材の改善や今後の配信コンテンツに活かしましょう。フォローアップを適切に行うことで、受講生の満足度やモチベーションの向上にもつながり、継続的に受講してもらえることが期待できます。
このほか、レッスンを通じて得られたスキル、知識によって、生活の質や収入がどのように変化したかなど、その後の具体的な効果について情報収集をしてみるのも評価の指標になります。
オンラインレッスンを成功させるコツ
オンラインレッスンは、ちょっとした工夫によって質を高めることができます。ここでは、オンラインレッスンを成功させるコツをいくつか紹介します。
リハーサルを行う
オンラインレッスンを成功に導くにはリハーサルが欠かせません。その際、当日の進行手順だけでなく、特に重要な箇所については言い忘れたり言い間違えたりしないよう、本番さながらの雰囲気で真剣に取り組むことが大切です。話し方や話すスピードにも注意が必要です。何度かリハーサルを重ねることで、当日は落ち着いてレッスンを進められるでしょう。
詰め込みすぎずシンプルな内容に徹する
画面越しに受講するオンラインレッスンの場合、対面レッスンに比べて集中力が途切れやすい傾向にあります。そのため、オンラインレッスンでは対面レッスンよりも内容を少なくし、特に落ち着いて聞き取りやすい声で話しましょう。
大切なことは、受講生の理解を深めてもらうことで、一度にたくさんの知識を伝えることではありません。内容は「今日のレッスンでここだけはおさえて欲しい」という点に絞り、残りはその続きとして後日レッスンを組むとスムーズな流れで進行できます。
また、ライブ配信であればレッスンの間に小休憩や質疑応答の時間を設けると、受講生側は気分をリフレッシュでき、途切れてしまった集中力を取り戻すことができます。
受講生用のマニュアル動画を共有しておく
受講生の中にはパソコンが苦手な人もいれば、オンラインレッスンに参加したことが一度もない人もいます。
すべての受講生が快適にレッスンを受けられるようにするには、レッスン参加にあたって知っておくべき接続方法、操作方法、マイクやカメラの設定方法、受講中の注意点などを動画でわかりやすく解説したマニュアルを事前に共有しておくと、当日のトラブルを未然に防げます。
さらに、マニュアルだけでは解決できないケースもあるため、受講生がいつでもすぐに問い合わせができる窓口を設けておくことも大切です。
リンク型決済でスムーズな決済環境を構築する
予約方法、支払い方法がわかりにくいと、せっかくレッスンに興味を持ってもらえたとしても競合に見込み顧客が流れてしまう可能性があります。
そのため、オンライン決済を自社の公式ページに導入する際は、シンプルでわかりやすい予約システムを組み込み、スムーズな決済体験の提供につなげることが大切です。特に個人事業主がオンライン決済を導入する際は Stripe のような決済代行業者を活用することで、あらゆる決済業務の簡便化、最適化が実現できます。
たとえば、決済代行業者が提供する決済サービスの導入方法の 1 つに「リンク型決済 (画面遷移型) 」があります。具体的に説明すると、まず予約ボタンまたは購入ボタンを公式ページ内に埋め込み、このボタンを受講希望者がクリックすると、決済代行業者が管理する決済画面に遷移し、遷移後の画面で決済を行う仕組みです。
つまり、受講希望者は遷移後の決済画面でクレジットカード決済や銀行振込、コンビニ決済などを選択し、画面の手順にしたがってレッスン料を支払うことができます。
リンク型であれば、オンラインレッスンの運営側で決済ページをゼロから構築する必要がなく、比較的時間やコストのかからない点がメリットです。また、顧客情報は決済代行業者側で保管、管理されるため、自社サイト上での情報漏洩といったリスクを軽減できます。このように、リンク型は安全面やコスト面においても利用価値が高いといえます。
なお、リンク型なら単発のレッスンだけでなく定期的に開講するサブスク形式にも対応可能です。ただし、利用可能なサービスは決済代行業者によって異なります。よって、具体的なサービス内容については各決済代行業者に問い合わせて確認することが大切です。
Stripe Payment Links でできること
Stripe Payment Links は、安全な決済ページをオンラインで素早く作成・共有できるノーコードソリューションです。
Payment Links は以下のような場面でご活用いただけます。
より迅速な支払い受領: 請求書発行や複雑な連携なしに、カスタム決済リンクを顧客と共有し、単発または継続的な支払いを即座に受け付けることができます。
コンバージョン率の向上: モバイルに最適化されたデザインと合理化されたチェックアウト体験により、支払いコンバージョン率を高めます。
時間の節約: Stripe ダッシュボードを通じて、最小限のコーディングで決済ページを簡単に作成、カスタマイズ、共有できます。
グローバル展開: Adaptive Pricing により 135 以上の通貨で価格を現地化し、すぐに利用できる現地決済方法を提供することで、世界中の顧客から支払いを受け付けることができます。
その他の Stripe 製品へのアクセス:支払いリンクを、Stripe Billing、Stripe Radar、Stripe Tax などの他の Stripe 製品と連携させることで、より多くの支払い機能を追加できます。
コントロールを維持: ブランドに合わせて決済ページのデザインや雰囲気をカスタマイズし、すべての決済状況を一元管理できます。
Payment Links がオンライン決済をいかに簡単に受け付けられるかについて、詳しくはこちらをご覧ください。または今すぐ始める。
この記事の内容は、一般的な情報および教育のみを目的としており、法律上または税務上のアドバイスとして解釈されるべきではありません。Stripe は、記事内の情報の正確性、完全性、妥当性、または最新性を保証または請け合うものではありません。特定の状況については、管轄区域で活動する資格のある有能な弁護士または会計士に助言を求める必要があります。