ペイメントプロバイダー RFP ガイド

このガイドでは、ペイメントプロバイダーを選ぶ際の評価方法、提案依頼書 (RFP) に含めるべき基準、ダウンロード可能な無料テンプレートをご紹介します。

  1. はじめに
  2. ビジネスモデル要件
    1. プロバイダーへの質問事項
  3. 導入体験
    1. プロバイダーへの質問事項
  4. アーキテクチャー
    1. 安定性
    2. 柔軟性
    3. 拡張性
    4. 未来を見据えた構築
    5. 質問事項
  5. 決済のパフォーマンス
    1. オーソリ最適化
    2. サブスクリプションとカードオンファイル
    3. コスト
    4. 質問事項
  6. グローバルな対応範囲
    1. 質問事項
  7. リスク管理
    1. 不正使用
    2. 不審請求の申請
    3. 質問事項
  8. レポートと分析
    1. 質問事項
  9. 消し込み
    1. 質問事項
  10. プライバシーとセキュリティー
    1. 質問事項
  11. Stripe が大企業に提供可能なサポート
  12. ペイメントプロバイダー RFP テンプレート
    1. ビジネスモデル要件
    2. 導入体験
    3. アーキテクチャー
    4. 決済のパフォーマンス
    5. グローバルな対応範囲
    6. リスク管理
    7. レポートと分析
    8. 消し込み
    9. プライバシーとセキュリティー

2010 年の創業当時、Stripe が提供していた機能は決済処理のみでした。以来、ユーザーから幾度となく寄せられてきた声は、決済がいかにビジネスの中心であり、商品開発、税務、会計、顧客体験、地理的拡大、など多くの機能といかに密接に絡み合っているか ということでした。こうした議論を参考にしながら、当社は Stripe プラットフォームを継続的に拡張し、多くの追加機能をサポートするようになりました。

広範な機能を持つ現在の Stripe プラットフォームには、私たちの基本的な価値観が反映されています。問題解決のためにペイメントプロバイダーを探しているほとんどの企業にとって、従来の決済処理ではできることの幅が狭すぎます (ここではペイメントプロバイダーを、フルスタックのアクワイアラー業者として定義しています)。買い手が、単なる低価格のユーティリティ以上のものを期待するのも当然のことです。コストセンターに過ぎなかった決済処理はこの 10 年間で、イノベーション、収益成長、ビジネス変革のための戦略手段へと進化を遂げました。

Stripe が注目されるようになったのは、顧客の嗜好や市場機会の変化へのすばやい反応を可能にしてくれる最先端の技術を備えたプラットフォームを、数多くのビジネスが求めるようになった結果です。決済、請求書、不正検出、収益認識、レポートなどのポイントソリューションを多種多様な選択肢から選ぶのは確かに魅力的ですが、異なるシステム同士をつなぎ合わせようとすることで 技術的な複雑性は高まり、メンテナンスの手間は増大し、データソースがサイロ化し、最終的にはイノベーションの停滞を招きます。

この RFP ガイドでは、ペイメントプロバイダーに求めるべき機能のうち最も見過ごされがちなものを取り上げています。記載されている質問は、Stripe のユーザーが Stripe 以前のプロバイダーを振り返り、あらかじめ尋ねておけばよかったと考えているものばかりです。このガイドは RFP 基準を網羅するものではありませんが、中核となる決済処理やゲートウェイの質問に加えて検討することが推奨される質問を集めたものです。RFP テンプレート (英語) をダウンロードすると、以下の各評価項目に対応する問題をご覧いただけます。

ビジネスモデル要件

正式な RFP プロセスを開始する前にまず「現在のビジネスモデルがどのようなものであるか、さらにそのビジネスモデルで今後 5 年から 10 年の進化はどのように予測されるか」について確認しておく必要があります。

支払いの受け付けに関する基本的なニーズを満たすだけでなく、戦略的かつ長期的な目標の達成に向けてパートナーとなるプロバイダーを探すことが必要になります。そこで求められるのは、常に進化し続ける決済の状況を先取りし、統合されたプラットフォームで幅広いビジネスモデルに対応できる思想的リーダーです。

たとえば、個人対個人のマーケットプレイスを立ち上げて新しいタイプの消費者を取り込むことを目指す小売業者の場合、複数の売り手をつなぐビジネスモデルに対応し、売上の分割と転送、規制に準拠した売り手やサービスプロバイダーのアカウント登録、世界中での入金に対応できるペイメントプロバイダーかどうかを検討する必要があります。さらに、メンバーシッププログラムを通した経常収益と顧客維持率のてこ入れを目指す場合、理想とする料金体系とサブスクリプション請求モデルに対応でき、解約率低減、収益認識、レポート作成のような機能を備えたペイメントプロバイダーかどうかを検討しなければなりません。また、さまざまなコマースチャネルの境界が曖昧になりつつある現状を踏まえると、総合的なオムニチャネルをサポートするための、対面販売にも対応できるオンラインソリューションを備えたペイメントプロバイダーかどうかも検討する必要があります。

プロバイダーへの質問事項

このガイドに掲載された E-コマース決済機能の評価に加え、具体的なビジネスモデルに応じて以下の要素を検討することをお勧めします。

継続収益型ビジネス:

SaaS ビジネス、デジタルコンテンツプロバイダー、オンデマンド配信会社、D2C 小売業者、航空会社など、継続的に支払いを回収する企業は多岐にわたります。サブスクリプション、会員登録、その他の継続支払いに現在対応しているか、将来的に対応を計画している場合、以下の質問についてご検討ください。

  • 対象のペイメントプロバイダーは、請求ソリューションも自社提供できますか?
  • 提供していない場合、その請求プロバイダーはペイメントプロバイダーやゲートウェイと直接連携していますか?
  • 請求と支払いのロジックを統合し、コストを削減し複雑さを緩和できますか?
  • 意図しない解約を減らす方法はどのようなものですか?また、それらの効果を実証できますか?
  • 請求プロバイダーはどのような料金体系モデル (例: 使用量ベース、ユーザー数ベース、従量制、段階制、定額制 + 超過料金、無料トライアル、割引) に対応していますか?
  • プロバイダーは、サブスクリプションまたは請求書の消費税や VAT の計算と徴収を自動化し、コンプライアンスの維持に貢献してくれますか?
  • 対象のソリューションは、柔軟な支払いを実現するために、どのような手段を既定で提供していますか (例: サブスクリプション開始前の前払い、将来の日付でサブスクリプションのスケジュールを設定、サブスクリプションの遡及適用、分割払い請求)?
  • 顧客がサブスクリプションを開始し、月額プランから年間プランへのアップグレードを誘導できるようなオンライン決済フローが提供されますか?
  • サブスクリプションと請求書の管理や、支払い詳細の表示と更新を顧客自身で行える専用ポータルはありますか?
  • 取引は、収益認識の表とチャート (例:推移表) 、財務諸表 (例:貸借対照表、損益計算書、借方と貸方の仕訳帳) に自動的に取り込まれますか?

その他の請求基準については、Stripe の請求書 RFP ガイド を参照してください。

複数の売り手に対するビジネスモデルはさまざまな形態で存在するので、Stripeではマーケットプレイスプラットフォームを区別しています。

マーケットプレイスとは、売り手またはサービスプロバイダーと商品やサービスを購入する消費者をつなぐオンラインビジネスです。

プラットフォームとは、自社のインフラ上で他社が製品やサービスを販売できるようにするビジネスです。

マーケットプレイスまたはプラットフォームビジネス:

  • プロバイダーは、顧客 (売り手、ベンダー、個人) が最初のアカウント作成時に最小限のコンプライアンス情報を提供し、後で追加情報を記入できるような段階的なアカウント登録機能を提供していますか?
  • 顧客の本人確認に対応するためのツールにはどのようなものが用意されていますか?検証はプログラムで実行されますか、それとも手動ですか?
  • プロバイダーは、事前構築済みのダッシュボードとレポートを提供するだけでなく、独自のダッシュボードとレポートを、プラットフォーム、マーケットプレイス、顧客が構築できるようにしていますか?
  • その製品はソリューションを完全にホワイトラベル化する機能をサポートし、ブランディングのカスタマイズや、エンドツーエンドの顧客体験の構築に対応していますか?
  • どのような種類の入金スケジュールを利用できますか?
  • リスク管理をプロバイダーに委託することは可能ですか?プロバイダーが提供するリスク、返金、不審請求の申請の管理ツールはどのようなものですか?
  • 貴社は海外の売り手やサービスプロバイダーをアカウント登録できますか?
  • 典型的なマーケットプレイスやプラットフォームのユーザーの場合、立ち上げはどのようなタイムラインで行われますか?プロバイダーは、ビジネスの規模や複雑さが貴社と類似している顧客の参照情報を提供できますか?
  • デジタルウォレットや地域固有の決済手段 (後払いなど) に関して、売り手やサービスプロバイダーはどのような決済手段を利用できますか?
  • プロバイダーは、対面支払い、継続支払い、請求書による支払いに対応していますか?
  • ペイメントプロバイダーは、顧客獲得率と生涯価値を高め、さらにビジネスに新たな収益源を生み出すために、支出カードや入金カードを発行したり、融資を提供したりしますか?

対面支払いを受け付けるビジネス:

貴社がオンラインと実店舗の両方で決済を受け付けている場合、オムニチャネル機能の提供が重要な検討事項となります。

  • プロバイダーのソリューションを導入し、最小限の追加エンジニアリング作業でチャネルや市場全体に展開することができますか?
  • チャネル、決済手段、市場の全体を通じて標準化されたレポートにアクセスでき、すべての支払いを一貫した方法で確認できますか?
  • これにはマーケティング戦略やロイヤルティプログラムの有益な情報源となる、カスタマージャーニーの行動に関するインサイトも含まれますか?
  • プロバイダーは、取引がどこで発生したかにかかわらず、消費者に関する統一的な表示機能を提供できますか?
  • 閲覧者の管理、デバイスの注文、アクティビティーの監視を実行できる一元的なダッシュボードはありますか?
  • プロバイダーはどのような種類の POS ソフトウェアとハードウェアを提供していますか?
  • プロバイダーは、カスタムの対面支払い機能を構築できる API と SDK を用意していますか?
  • プロバイダーは、タップによる支払い 、QR コード、ピン・オン・グラスなどモバイルでの決済に対応できますか?
  • プロバイダーは、事前に認証されたハードウェアやその他のリソースを提供して、組織の EMV 認証の負担を軽減していますか?
  • プロバイダーが処理するオンラインとオフラインの処理額はどれくらいですか?

導入体験

ほとんどの場合、新しいプロバイダーの選定に時間とリソースを費やすという決断の裏には、ビジネス上の重要な理由があります。考えられるのは、現在利用しているプロバイダーでのオーソリ率や顧客関係管理の実績の低下、技術的限界によるイノベーションの停滞、 あるいは最悪の場合、障害の発生などがあります。その他のケースでは、業績の最大化、不正使用率の抑制、新たな国への進出、新しい決済手段の追加などのために新しいプロバイダーを追加する場合もあります。

プロバイダーが、貴社のニーズに合ったタイムラインで導入と展開を実現できるツール、技術、サービスを備えているかどうかを確認しましょう。プロバイダーの技術的なレベルを評価するには、まずは API ドキュメントや必要な手順がわかりやすいかを確認することをお勧めします。現在ご使用の 業務システム、E-コマースシステム、IT システムとの事前連携やコネクターを含め、プロバイダーが必要な連携インターフェイスを提供していることを確認してください。プロバイダーが、貴社とすでに提携関係にある統合パートナーやコンサルティングパートナーと連携している場合、さらにメリットが あります。また、プロバイダー候補は、カスタム要件に対応し、決済環境を改善するカスタムソリューションを作成できる技術力も備えている必要もあります。

プロバイダーへの質問事項

  • 本番環境へ移行するまでの平均時間、提供できる開発リソースの種類はどのくらいですか?ペイメントプロバイダーが提供する実装サポートの内容はどのようなものですか?
  • そのサポートの質はどのようなものですか?また、技術リソースの提供をリクエストした場合、提供されるまでにどのくらいの時間がかかりますか?
  • API ではどのプログラミング言語がサポートされていますか?また、補完的なツール (コードサンプル、SDK、わかりやすく使やすいドキュメント) は用意されていますか?
  • ドキュメントにコードスニペット、詳細な手順、わかりやすいヒントなどが記載されていますか?
  • 独自の決済ニーズを取り込めるように、テスト環境やサンドボックス、およびテスト用のカードや銀行口座などが提供されますか?
  • このプロバイダーを利用することで、エンジニアリングの時間とコストをどれくらい削減できますか?

アーキテクチャー

プロバイダーを検討する際には、バラバラのシステムをつなぎ合わせる必要がない、統合型のプラットフォームを備えた会社を見つけることが重要です。たとえば、支払い請求不正使用の機能が統合されたプロバイダーには、複数のサプライヤーを連携させて管理する場合と比較してアーキテクチャーの面でメリットがあります。貴社のチームによる継続的なメンテナンスがどの程度必要かを検討します。開発者を重用しているプロバイダーを探すことで、貴社の限られたエンジニアリングリソースを、システムの継続的な稼働ではなくビジネス価値の向上につながるプロジェクトに 振り向けることができます。最も基本的なレベルでは、プロバイダーが安定性、柔軟性、拡張性、将来のロードマップといったニーズに合っているか確認する必要があります。

安定性

毎日数百万件もの取引が処理される環境では、どんな種類のダウンタイムも莫大なコスト増につながります。一般的な業界標準である 99.95% のアップタイムでも年間 263 分のダウンタイムに相当します。可用性が業界最高水準の 99.999% の場合、ダウンタイムは 5 分 15 秒まで短縮します。決済処理業者でダウンタイムが発生すると、販売時間の損失という影響だけでなく、その顧客の生涯価値にも悪影響が及びます。機能停止による支払い拒否を経験した顧客は、ビジネスを他の場所に移す可能性があり、ブランドの資産価値が損なわれるおそれがあります。あるペイメントプロバイダーが検討の候補として浮上した場合は、そのプロバイダーにダウンタイム最小化の確固たる実績があり、プラットフォームの健全性指標の開示にも積極的に取り組んでいることを確認しましょう。また、そのプロバイダーのアップタイム履歴を問い合わせることをお勧めします。計画外の停止に備えてフェイルオーバー手順を常に用意し、ダウンタイムなしでメンテナンスを実施できるのが理想的なプロバイダーです。

柔軟性

グローバルに統合された API ベースの決済インフラは開発を迅速化できるため、イノベーションの推進、新しい決済タイプの追加、新規市場への進出、新たな決済体験と金融サービスの構築などの点において、柔軟性を与えてくれます。理想的なパートナーは、豊富な機能の選択肢を提供すると同時に、必要なエンジニアリング作業を最小限に抑え、新機能の導入に要するリードタイムを短縮します。さらに、信頼性の高いインフラを備えた、障害発生ポイントが少ないペイメントプロバイダーは、メンテナンスの必要性が少ない分だけ開発リソースをビジネスに不可欠な作業に集中させることができます。

拡張性

膨大な量の注文が予想されるようなイベントのピーク時には、大量に殺到するデータをプロバイダーが処理できるという確実性が求められます。そのためには、標準取引処理量とプロバイダーが拡張できる最大処理量の両方を把握しておくことが重要です。ベースラインの設定にあたっては、セール、休日、口コミが急速に拡散した時期に取引量が急増した過去の経験を踏まえましょう。セールの開催時に処理量が 70% 急増する場合、検討中のプロバイダーがそのレベルまで負荷を拡張できることを確認してください。ペイメントプロバイダーが負荷テストを実行する方法、および類似のトラフィック急増に対処した過去の実績を問い合わせると良いでしょう。

未来を見据えた構築

ペイメントプロバイダーは、新機能をリリースし、変化する市場力学に対応し、絶えず変化する決済業界で先進的な位置を占めることができるようにするため、意欲の高い開発チームに惜しまず投資している必要があります。継続的な変化と革新に対応できる、強固な基盤を持つ技術的に優れたペイメントプロバイダーを利用すれば、将来的に多大な費用を要するプラットフォームの再構築や RFP の作り直しを回避できます。ペイメントプロバイダーと貴社のロードマップが足並みを揃えていることが重要です。貴社がペイメントプロバイダーのロードマップに影響力を持ち、それによって貴社の要件に対応できるようになると理想的です。

質問事項

  • プロバイダーはアップタイムを公開し、プラットフォームの健全性指標をリアルタイムでわかりやすく表示していますか?
  • API の可用性について SLA (サービス品質保証) でどのように規定されていますか?過去 12 カ月間の稼働率実績は?
  • ペイメントプロバイダーの技術は、既存システムを補完および改善して、複雑さを軽減し、決済環境の将来に対応するものですか?
  • 新しい決済手段への対応を可能にするまでの時間をどれだけ短縮できますか?
  • インフラの信頼性と拡張性はどの程度ですか?休日、ブラックフライデー、サイバーマンデーなどのピーク時にも常に高いアップタイムを維持できますか?
  • 貴社の処理量に合わせて拡張させ、ピーク時に対応できるだけの能力がありますか?

決済のパフォーマンス

最終的にベンダーは、貴社が必要とする方法で決済を受け付けられるようにする必要があります。カード決済業界の微妙な差異や企業独自の要件を考慮すると、これは、ネットワークを通してカード発行会社にオーソリメッセージを送信するという単純な処理には必ずしもなりません。貴社のビジネスモデルを 支援してくれるようなコア決済機能を備えた決済プロバイダーを見つけることが重要です。特にポイントとなるのは、オーソリやキャプチャーの人間工学的な特性を貴社のニーズに合わせて変更できる能力です。たとえば、配車サービス、オンデマンド配送、またはチップ処理のサポートなど、オーソリ後に取引総額が変わることがあるサービスを提供するビジネスでは、 増分オーソリまたはオーバーキャプチャー (またはその両方) が必要になることがあります。旅行業界など他のビジネスでは、サービスの提供後に売上をキャプチャーできるようにオーソリの拡張を活用することもあります。これらは、 多様なユースケースをサポートするプロバイダーの支払い管理能力を示すものです。

オーソリ最適化

わずかなオーソリ率の向上が数百万ドルの増益につながり得る場合、ペイメントプロバイダーに求められる最も重要な点は、チャージバックや不正使用の発生率を上げずにコンバージョン率とオーソリ率を最大化し、取引の質を向上できるように、貴社をサポートすることです。そのためには、プロバイダーは決済業界の変化に対応する戦略的かつ積極的なパートナーとして、貴社の決済業務とパフォーマンスを最適化できなければなりません。業界最高クラスのプロバイダーは 初回のオーソリとリアルタイムでの再試行のいずれに際しても、機械学習を利用してカード発行会社とネットワークの設定に合わせてオーソリを最適化できます。ネットワークとの直接連携やカード発行会社との強力な提携関係により、継続的なコミュニケーションとデータ共有を通して機械学習モデルやオーソリ全体の パフォーマンスが向上し、ビジネスの代理としてペイメントプロバイダーを代弁するチャネルを開くことにもつながります。

貴社と連携するペイメントプロバイダーは、貴社が支払い拒否に関するインサイトの獲得と、成功したオーソリの詳細の把握を必要としていることを認識している必要があります。この領域でも、カードネットワークと直接的な連携があり、統合型のプラットフォームを有するペイメントプロバイダーは他社をしのぐことができます。この種のプロバイダーは、最も詳細な支払い拒否コードと、未加工レスポンスコードなどの拡張データフィールドを返すことができ、これらはいずれもオーソリ率、最適化から生まれるメリット、支払い拒否の根本原因の理解を可能にするものです。ペイメントプロバイダーは積極的にこのデータを取り入れながら改善策を提案し、カード発行会社と協力して問題に対処して、ビジネスモデルに応じた方法でオーソリ率が上がるように最適化を図る必要があります。

カード発行業務に携わるペイメントプロバイダーがオーソリ率を上げる方法は複数あります。まず、カード発行会社を兼ねるペイメントプロバイダーでは、オーソリの最適化に必要なデータを利用する際に、他と比較して精度の高いものを利用できます。リアルタイムの ISO メッセージと、カードを受け入れるすべてのアクワイアラのリトライ・アクティビティーに関するデータを利用することができます。クレジットカードやデビットカードのポートフォリオが大きければ、ペイメントプロバイダーが生成するエンドツーエンドの取引実績に関するインサイトの独自性が高まります。これは継続的な最適化の取り組みに役立ちます。さらに、カード発行会社と深く広い関係を持つペイメントプロバイダーは、ビジネスの戦略的な提唱者としての役割を担うことができます。たとえば、支払い拒否の急増を確認したペイメントプロバイダーは、その取引関係を活用してカード発行会社の行動に対する理解を深めし、根本原因を解決できるように最適化戦略を構築する必要があります。進取的なペイメントプロバイダーは、カード発行会社の意思決定モデルを深く理解し、カード発行会社と協調して決済のパフォーマンスを最適化します。

サブスクリプションとカードオンファイル

サブスクリプションやカードオンファイルのビジネスの場合は、業界トップレベルのプロバイダーであれば取引の成功率を上げることができます。通常のプロバイダーは、リピート購入や継続支払いへの対応のために、カード情報をトークン化して保存できるようにしています。多くのペイメントプロバイダーはネットワークトークンを提供しますが、業界トップのプロバイダーはトークンやプライマリーアカウント番号 (PAN) を動的に使用して取引の成功率を最大化し、必要に応じてリアルタイムの自動カード更新機能などのツールを使用して、情報の最新性を維持します。トッププロバイダーはさらに一歩踏み込み、 機械学習によるスマートな再試行ロジックを適用して、失敗した支払いを回収します。ネットワークとの直接接続によって生成される詳細な支払い拒否コードがあれば、最適な再試行戦略とデータ処理が可能となり、支払いの失敗を最小限に抑えることができます。

コスト

コスト面の最適化に関しては、プロバイダーが承認コストを可能な限り低く抑える必要があります。そのための最適な方法は、ネットワークやインターチェンジのコストを含めた最も精度の高い取引レベルのデータを提供することです。データを手に入れたプロバイダーは、貴社を適切な戦略に導き、コストの最小化、支払うインターチェンジレートの適切で可能な限りの低減を実現できるようにします。ペイメントプロバイダーは、ダウングレードを回避するためのツールや戦略を提供できなければなりません。たとえば、決済フローを最適化し、ダウングレードの回避に必要な情報を取得すると同時に負担をできるだけ軽くできるように、ビジネスをサポートする必要があります。

強力な顧客認証 (SCA)

SCA 要件の全面的な施行に伴い、ヨーロッパで事業を運営しているビジネスでは、堅牢なソリューションが不可欠な要件となりました。プロバイダーは、先進的で負担の少ない SCA サービス (動的 3DS など) を提供する必要があります。実際には、プロバイダーは必要に応じて 3DS1.0 と 3DS2.x の使い分けを 最適化し、可能な限り免除を受けられるようにします。特に平均チケット額が高いビジネスでは、サポートされる免除措置や自動リクエストの可否、ペイメントプロバイダーの取引リスク評価 (TRA) しきい値に特に注意を払う必要があります。

質問事項

  • ペイメントプロバイダーは、増分オーソリ、オーソリ期間の拡張、オーバーキャプチャーなど、追加のオーソリやキャプチャーのユースケースに対応していますか?
  • コンバージョン率やオーソリ率をどのように最適化していますか?
  • 最適化の作業には機械学習が活用されていますか?
  • ペイメントプロバイダーは、ビジネスの微妙な差異に基づいて貴社がパフォーマンスを把握し改善に取り組めるように、オーソリ率の上昇に関して透明性の高いデータを提示していますか?
  • 各取引に関連付けられたインターチェンジフィーやブランドフィーの詳細などの支払いコストが分かりやすく正確に提示されていますか?
  • 取引の成功率を最大化するために、支払いの詳細がどのように最新の状態に保たれていますか?
  • 自動カード更新機能の一括更新とリアルタイム更新を利用できますか?
  • ネットワークトークンを提供できますか?また、パフォーマンスに応じてトークンや PANの経路を動的に指定することで、トークンの使用を最適化し、アップリフトを最大化できますか?
  • 失敗した支払いを回収するために、カスタムの再試行ルールに基づく自動リトライや機械学習を利用したスマートな再試行ロジックなどの適切な督促ロジックをサポートしていますか?
  • このロジックは、追加の開発作業なしでカスタマイズできますか?

グローバルな対応範囲

複数の国でビジネスを展開している場合、プロバイダーが各国のニーズにどの程度対応できるかを考慮することをお勧めします。特に、追加の組み込み作業や現地での法人登録を必要とせずに、新しい決済手段をどれほど簡単に有効にできるか検討することが重要です。これにより、商品をスピーディーに市場に投入してコンバージョン率を上げる能力が飛躍的に向上します。プロバイダーは、顧客の所在地に応じた適切な言語、決済手段、通貨、フォーム様式を表示して、顧客の決済フローを動的に最適化できるようにする必要が あります。

プロバイダーは、貴社の最重要市場における現地の専門知識を持ち、変化する規則や規制に合わせて貴社を支援できることが望ましいです。現地でのアクワイアリングによって、オーソリ率のメリットとコスト削減の両方を実現できます。マーケットプレイスやプラットフォームを運営する場合、プロバイダーがビジネスの売上を現地で処理し、支払い時から売上処理時までに発生する為替レートの変動に対応できるかどうかを考慮する必要があります。

質問事項

グローバルな対応範囲と各地域への対応

  • プロバイダーは、現地の規制に対応して、オーソリ率を最大化し、コンプライアンスにかかわる問題を最小化できるようにサポートできますか?
  • 顧客の所在地に応じて決済フローを動的に最適化できますか?
  • 製品はどの言語に翻訳されていますか?カスタマーサポートスタッフはどの言語に対応できますか?
  • どのような市場で製品の利用が可能ですか?
  • プロバイダーはどの市場で現地アクワイアリングを提供していますか?
  • プロバイダーはどの市場でカードネットワークに直接接続されていますか?
  • どの市場でどの取引通貨をサポートしていますか?売上処理通貨はどの通貨ですか?

地域固有の決済手段

  • 決済手段を設定する手順はどのようなもので、新しい決済手段が有効になるまでにどのくらい時間がかかりますか?
  • 新しい決済手段に対応する際に貴社側で追加の開発作業が必要ですか?
  • 地域固有の決済手段に対応するために、現地での法人登録が必要ですか?
  • こうした決済手段のパフォーマンスはどのようにして最適化されますか?
  • レポートや消し込みを改善するため、多様な決済手段を含めたすべての支払いを把握できる表示機能が用意されていますか?

国際取引の売上処理

  • 現地で売上処理ができるようにするには、現地での法人登録が必要ですか?
  • プロバイダーはどの国のどの通貨で売上処理ができますか?
  • プロバイダーは支払いから売上処理までの期間に生じる為替変動リスクを負うことができますか?

リスク管理

不正使用

不正使用率が高くなると生じる実質的な悪影響を考えると、ペイメントプロバイダーが最上級の不正防止ソリューションを備えていることは非常に重要です。最も先進的なソリューションは、決済フローに直接組み込まれ、何十億もの取引から学習した機械学習モデルに従って悪質な取引を排除します。この適応型アルゴリズムは、新たな不正ベクトルに対応するために学習を継続し、真の不正を検出するだけでなく誤検出も最小限に抑える必要があります。充実した不正対策ソリューションを有するプロバイダーを利用することで、チャージバックを急増させることなくオーソリ率を向上させることができます。企業には独自のニーズがあることを考えると、プロバイダーの不正対策ツールにはある程度の柔軟性が必要です。これは、さまざまなリスクスコアに対応するカスタムルールとビジネスロジックによって実現されます。不正行為の性質が急速に変化し続ける中で、業界をリードするプロバイダーでは、貴社がカスタム開発を行わずに、不正対策ルールの変更とバックテストを実行できるようにします。最後に、プロバイダーによって高リスクであると判定された取引を確認する機能が必要になります。

不審請求の申請

ビジネスでは周知の事実ですが、支払いの受け付けにおいて不審請求の申請が発生すると、負担が生じます。ただし、それによって、業務上の過度な負担や顧客体験の低下が必ず生じるわけではありません。強力なプロバイダーは、不審請求の申請への対応に必要な作業を軽減するツールや専門知識を提供できます。まず、ペイメントプロバイダーは、動的な明細書表記の使用や、Visa のクレーム管理システムおよび MasterCom との直接連携など、不審請求の申請を未然に防ぐ方法を提供する必要があります。不審請求の申請が避けがたい場合、プロバイダーは反証資料の提出と形式設定を可能な限り自動化して不審請求の申請に対応することで、貴社の手作業を減らす必要があります。手動介入を必要とする不審請求の申請について、業界トップレベルのプロバイダーは主張が認められる確率を最大化するためのツールや戦略を提供します。ほとんどのプロバイダーはポータルまたはダッシュボードで不審請求の申請に対応していますが、先端技術を駆使できるプロバイダーは、API を使用してプログラムで不審請求の申請を管理できるようにします。

質問事項

不正使用

  • 不正防止ソリューションが標準装備されていますか?されていない場合、組み込みプロセスはどのようなもので、どれくらいの時間がかりますか?モニタリングや更新が必要ですか?
  • 誤検出を緩和するツールの仕組みは?
  • プロバイダーの不正対策ツールはリスクスコアを計算しますか?リスクスコアの扱いに柔軟性がありますか?
  • リスクスコアの決定や不正リスク評価にどのような入力を利用しますか?
  • 不正対策ツールは機械学習を活用していますか?活用している場合、不正使用モデルの訓練に使用される取引データの規模はどれくらいですか?
  • どのようにすれば新しい不正対策ルールを作成できますか?新しいルールの作成にはカスタム開発が必要ですか?
  • 不正防止ツールには疑わしい取引を手動で確認できる機能がありますか?
  • ルールをバックテストすることでブロックされる対象を確認できますか?不審請求が申請された取引に手動でラベルを付ける必要がありますか?
  • カードテスティングのような新しいタイプの不正行為に対して、不正対策ソリューションはどのように機能しますか?
  • 機械学習アルゴリズムの仕組みをビジネスに合わせてカスタマイズできますか?

不審請求の申請

  • チャージバックを最小化するために、どのようなツールやサービスが用意されていますか?
  • 成功率の最大化のためにプロバイダーは不審請求の申請への対応をどのように最適化および自動化していますか?
  • 個々の不審請求の申請について主張が認められる確率を計算し、対応の優先順位を付ける機能はありますか?
  • 不審請求の申請を API を使用してプログラムで管理でき、反証資料のアップロード、不審請求の申請への対応、Webhook を使用した不審請求の申請イベントの受信などの機能を備えていますか?

レポートと分析

ペイメントプロバイダーが、必要な詳細度と形式で、必要なインターフェイスで支払いに関するすべてのデータが表示される統合表示機能を提供できることを確認します。ここでも、統合型のプラットフォームを有し、カードネットワークと直接連携するペイメントプロバイダーが実力を発揮します。データ 主導型プロバイダーは、取引レベルの詳細を必要な形式で提供し、カスタムレポート単発のクエリ既存のシステムとの連携を実現できます。プロバイダーは、組織のあらゆるレベルのニーズに適した幅広いオプションを提供する必要があります。たとえば、ダッシュボードに事前に組み込まれたレポートを適時に更新して経営陣向けのサマリーを作成したり、カスタムレポートを作成して決済チームが独自の KPI を追跡したりできます。 また、勘定元帳、ERP、その他のビジネスツールとデータを連携し、組織全体にわたって各チームが必要な支払いデータに確実にアクセスできます。

質問事項

  • 任意のオブジェクトに関連付けできるカスタムデータフィールド (たとえば、ライフサイクル全体を通して追跡可能な一意の取引 ID) を使用できますか?
  • ダッシュボードにはどのような主要指標と KPI が標準で提示されますか?事前に構築されたレポートとしてどのようなものが用意されていますか?
  • レポートシステムはリアルタイムに更新されますか?
  • 継続的な方法でデータを取り込み、既存のフローやモニタリングツールに統合できますか?
  • 既存のインフラにデータを取り込むための API は用意されていますか?
  • 単発的なデータの分析と可視化にどのようなツールを利用できますか?
  • 一般的な市販のデータウェアハウスとの事前構築済みの連携機能がありますか?

消し込み

レポートに関係しますが、消し込みは重要な別個のタスクとして独立して存在するものであり、正確な財務指標を提供し、ビジネスに関する情報の一元的な見方を提供し、コンプライアンスチェックと監査にも対応することができます。消し込みは、重要なビジネス機能であるにもかかわらず、必要以上に複雑で、手作業が多く、エラーの発生頻度が高いタスクです。ペイメントプロバイダーは、自動化、整合性保持、および管理の機能を提供して、貴社の業務負担を軽減し、バックオフィス機能を向上させる必要があります。最終的には、売上処理からデータ利用までのタイムラグをできる限り短縮し、それと同時に正確な消し込みを迅速に完了できるものでなければなりません。先進的なプロバイダーは、返金、チャージバック、相殺、手数料に関する明確な情報が記載された取引の集計レポートと個別レポートの両方を提供します。差異や例外が発生した場合、プロバイダーは消し込みをサポートして、必要情報を適時に提供する必要があります。クレジットカードやデビットカード以外の決済手段を受け付ける場合、消し込みプロセスが容易になるように、プロバイダーがすべての決済手段 (カード、銀行振込、その他) を統合できることを確認しましょう。最終的に、プロバイダーは CRM、ERP、さらにはニーズに適したカスタムレポート要件に対応するカスタムのシステムなど、任意のシステムとデータを連携させる必要があります。

質問事項

  • プロバイダーは、組織全体の決済を確認できる統合表示機能を提供しますか?
  • 関連するすべての手数料を含めた取引レベルのレポートをサポートしていますか?
  • チャネル (POS やオンライン) にかかわらず、一意の取引 ID を使用して、発生から売上処理までを追跡できますか?
  • プロバイダーは、どのような消し込みプロセスを自動化していますか?
  • プロバイダーは総額または正味の売上処理をサポートしていますか?
  • 売上処理後にどれくらい早くデータを入手できますか?

プライバシーとセキュリティー

データ漏洩による経済的リスクや風評被害のリスクは計り知れません。脆弱性は容認しがたいものであり、ペイメントプロバイダーのセキュリティアーキテクチャの欠損が貴社の組織に大打撃を与える場合があります。サイバーセキュリティー攻撃はますます巧妙化し、さらに個人情報に関する規制は世界中で異なるため、地域に合わせた対応が求められます。少なくとも、ペイメントカード業界 (PCI) への準拠は必須です。最上位レベルのペイメントプロバイダーは最も厳しい認定レベルの PCI レベル 1 サービスプロバイダーとして認定されます。プロバイダーは、PCI 有効性確認タイムラインを短縮できるように PCI バケットを提供する必要があります。カードデータを保存して PCI 認定審査機関 (PCI QSA) と連携することを選択した場合、プロバイダーは監査プロセスを可能な限り円滑にする必要があります。先進的なプロバイダーは、一般的なウェブの脆弱性や新たな攻撃ベクトルからシステムを守るために、一貫した保護機能が適用されたセキュリティー重視のレイヤーを実装します。プライバシーの面では、プロバイダーは多くの規制 (一般データ保護規則 [GDPR] など) に準拠し、貴社のコンプライアンスおよびセキュリティーに関する負担を軽減する必要があります。

質問事項

  • プロバイダーのサービスは、PCI データセキュリティー基準 (PCI DSS) に準拠し、サードパーティーによってその有効性が確認されていますか?
  • プロバイダーは監査済みの SOC 1、2、PCI レポートを提示できますか?
  • システムはサービス拒否 (DoS) 攻撃からどのように自らを保護しますか?
  • プロバイダーは、貴社が決済体験を柔軟に管理できるようにする一方で、PCI への対応を最小限に減らすか、なくすためのツールを提供しますか?
  • プロバイダーは顧客とやり取りする時点で PAN をトークン化できますか?
  • データの安全性を確保しながら PCI 基準や地域の関連規制 (GDPR など) を確実に準拠するために、データの転送はどのように管理されていますか?

Stripe が大企業に提供可能なサポート

FordAmazonLyftAtlassian といった企業が Stripe と提携して、業界固有の決済における課題を解決し、より優れた顧客体験を構築しています。Stripe は統合された金融インフラプラットフォームを提供し、企業がビジネスモデルを変革して、世界中でより多くの顧客を獲得し、決済に費やす時間とリソースを削減してコアビジネスに集中できるように支援します。

Stripe の柔軟なインフラで、消費者直接取引 (D2C)、サブスクリプション、マーケットプレイスなどの新しいビジネスモデルをサポートします。売上の分割、グローバルな支払い経路選定、即時支払いなど、ビジネス全体の売上フローを最適化します。しかも、運用上のオーバーヘッドをこれまでよりも減らしながら実現します。

強力な API と詳細なドキュメントを備えた技術優先型のソリューションにより、迅速な構築、立ち上げ、拡張が可能となり、一度構築すればどこにでも展開できます。構造化された財務レポートへのアクセス、カスタムクエリの構築、データウェアハウスへの Stripe データのパイプ接続により、期末決算を迅速に行い、豊富なビジネスインサイトを得ることができます。

信頼性、拡張性、柔軟性に優れた決済アーキテクチャーにより、将来性を見据えた決済インフラを確保します。市場有数の稼働率の高さ、ピーク時の取引量を処理できる信頼性、およびモジュール方式によって、新しい決済タイプを追加してクラス最高の顧客体験を構築することができます。

機械学習を利用したオーソリ最適化と Smart Retries、ネットワークの直接的な連携、カード発行会社レベルのインサイトを活用して、収益の最大化とコストの最小化を図ります。ビジネスニーズに合わせた柔軟なオーソリとキャプチャーにより、決済業界の最先端に立ち続けることができます。

主要な市場での現地アクワイアリングにより、世界中でさらに多くの顧客を獲得し、オーソリ率を向上させることが可能です。一度の組み込みで地域固有の決済手段を有効にし、顧客の所在地に合わせて動的に最適化された決済体験を提供します。

詳細は、営業チームにお問い合わせください

ペイメントプロバイダー RFP テンプレート

ビジネスモデル要件

このガイドに掲載された E-コマース決済機能の評価に加え、具体的なビジネスモデルに応じて以下の要素を検討することをお勧めします。

継続収益型ビジネス:

  • 対象のペイメントプロバイダーは、請求ソリューションも自社提供できますか?
  • 提供していない場合、その請求プロバイダーはペイメントプロバイダーやゲートウェイと直接連携していますか?請求書と決済のロジックを統合し、コストと複雑さを軽減できますか?
  • どうすれば意図しない解約を減らし、その手段の有効性を実証 できますか?
  • 請求プロバイダーはどのような料金体系モデル (例: 使用量ベース、ユーザー数ベース、従量制、段階制、定額制 + 超過料金、無料トライアル、割引) に対応していますか?
  • プロバイダーは、サブスクリプションまたは請求書の消費税や VAT の計算と徴収を自動化し、 コンプライアンスの維持に貢献してくれますか?
  • 対象のソリューションは、柔軟な支払いを実現するために、どのような手段を既定で提供していますか (例: サブスクリプション開始前の前払い、 将来の日付でサブスクリプションのスケジュールを設定、サブスクリプションの遡及適用、 分割払い請求)?
  • 顧客がサブスクリプションを開始し、月額プランから年間プランへのアップグレードを誘導できるような オンライン決済フローが提供されますか?
  • 顧客が各自のサブスクリプションやインボイスを管理したり、支払いの詳細を表示・更新したりできる 専用ポータルがありますか?
  • 取引は、収益認識の表とチャート (例:推移表) 、財務諸表 (例:貸借対照表、損益計算書、借方と貸方の仕訳帳) に自動的に取り込まれますか?

マーケットプレイスまたはプラットフォームビジネス:

  • プロバイダーは、顧客 (売り手、ベンダー、個人) が最初のアカウント作成時に最小限のコンプライアンス情報を提供し、後で追加情報を記入できるような段階的なアカウント登録機能を提供していますか?
  • 顧客の本人確認に対応するためのツールにはどのようなものが用意されていますか?検証はプログラムで実行されますか、それとも手動ですか?
  • プロバイダーは、事前構築済みのダッシュボードとレポートを提供するだけでなく、独自のダッシュボードとレポートを、プラットフォーム、マーケットプレイス、顧客が構築できるようにしていますか?
  • その製品はソリューションを完全にホワイトラベル化する機能をサポートし、ブランディングのカスタマイズや、エンドツーエンドの顧客体験の構築に対応していますか?
  • どのような種類の入金スケジュールを利用できますか?
  • リスク管理をプロバイダーに委託することは可能ですか?プロバイダーが提供するリスク、返金、不審請求の申請の管理ツールはどのようなものですか?
  • 貴社は海外の売り手やサービスプロバイダーをアカウント登録できますか?
  • 典型的なマーケットプレイスやプラットフォームのユーザーの場合、立ち上げはどのようなタイムラインで行われますか?プロバイダーは、ビジネスの規模や複雑さが貴社と類似している顧客の参照情報を提供できますか?
  • デジタルウォレットや地域固有の決済手段 (後払いなど) に関して、売り手やサービスプロバイダーはどのような決済手段を利用できますか?
  • プロバイダーは、対面支払い、継続支払い、請求書による支払いに対応していますか?
  • ペイメントプロバイダーは、顧客獲得率と生涯価値を高め、さらにビジネスに新たな収益を生み出すために、支出カードや入金カードを発行したり、融資を提供したりしますか?

対面支払いを受け付けるビジネス:

貴社がオンラインと実店舗の両方で決済を受け付けている場合、オムニチャネル機能の提供が重要な検討事項となります。

  • プロバイダーのソリューションを導入し、最小限の追加エンジニアリング作業でチャネルや市場全体に展開することができますか?
  • チャネル、決済手段、市場の全体を通じて標準化されたレポートにアクセスでき、すべての支払いを一貫した方法で確認できますか?
  • これにはマーケティング戦略やロイヤルティプログラムの有益な情報源となる、カスタマージャーニーの行動に関するインサイトも含まれますか?
  • プロバイダーは、取引がどこで発生したかにかかわらず、消費者に関する統一的な表示機能を提供できますか?
  • 閲覧者の管理、デバイスの注文、アクティビティーの監視を実行できる一元的なダッシュボードはありますか?
  • プロバイダーはどのような種類の POS ソフトウェアとハードウェアを提供していますか?
  • プロバイダーは、カスタムの対面支払い機能を構築できる API と SDK を用意していますか?
  • プロバイダーは、タップによる支払い、QR コード、ピン・オン・グラスなどモバイルでの決済に対応できますか?
  • プロバイダーは、事前に認証されたハードウェアやその他のリソースを提供して、組織の EMV 認証の負担を軽減していますか?
  • プロバイダーが処理するオンラインとオフラインの処理額はどれくらいですか?

導入体験

  • 本番環境へ移行するまでの平均時間、提供できる開発リソースの種類はどのくらいですか?ペイメントプロバイダーが提供する実装サポートの内容はどのようなものですか?
  • そのサポートの質はどのようなものですか?また、技術リソースの提供をリクエストした場合、提供されるまでにどのくらいの時間がかかりますか?
  • API ではどのプログラミング言語がサポートされていますか?また、補完的なツール (コードサンプル、SDK、わかりやすく使やすいドキュメント) は用意されていますか?
  • ドキュメントにコードスニペット、詳細な手順、わかりやすいヒントなどが記載されていますか?
  • 独自の決済ニーズを取り込めるように、テスト環境やサンドボックス、およびテスト用のカードや銀行口座などが提供されますか?
  • このプロバイダーを利用することで、エンジニアリングの時間とコストをどれくらい削減できますか?

アーキテクチャー

  • プロバイダーはアップタイムを公開し、プラットフォームの健全性指標をリアルタイムでわかりやすく表示していますか?
  • API の可用性について SLA (サービス品質保証) でどのように規定されていますか?過去 12 カ月間の稼働率実績は?
  • ペイメントプロバイダーの技術は、既存システムを補完および改善して、複雑さを軽減し、決済環境の将来に対応するものですか?
  • 新しい決済手段への対応を可能にするまでの時間をどれだけ短縮できますか?
  • インフラの信頼性と拡張性はどの程度ですか?休日、ブラックフライデー、サイバーマンデーなどのピーク時にも常に高いアップタイムを維持できますか?
  • 貴社の処理量に合わせて拡張させ、ピーク時に対応できるだけの能力がありますか?

決済のパフォーマンス

  • ペイメントプロバイダーは、増分オーソリ、オーソリ期間の拡張、オーバーキャプチャーなど、追加のオーソリやキャプチャーのユースケースに対応していますか?
  • コンバージョン率やオーソリ率をどのように最適化していますか?
  • 最適化の作業には機械学習が活用されていますか?
  • ビジネスの微妙な差異に基づいて貴社がパフォーマンスを把握し、改善に取り組めるように、 オーソリ率の上昇に関して透明性の高いデータを提示していますか?
  • 各取引に関連付けられたインターチェンジフィーやブランドフィーの詳細などの支払いコストが 分かりやすく正確に提示されていますか?
  • 取引の成功率を最大化するために、支払いの詳細がどのように最新の状態に保たれていますか?
  • 自動カード更新機能の一括更新とリアルタイム更新を利用できますか?
  • ネットワークトークンを提供できますか?また、パフォーマンスに応じてトークンや PANの経路を動的に指定することで、トークンの使用を最適化し、アップリフトを最大化できますか?
  • 失敗した支払いを回収するために、カスタムの再試行ルールに基づく自動リトライや機械学習を利用したスマートな再試行ロジックなどの適切な督促ロジックをサポートしていますか?
  • このロジックは、追加の開発作業なしでカスタマイズできますか?

グローバルな対応範囲

グローバルな対応範囲と各地域への対応

  • プロバイダーは、現地の規制に対応して、オーソリ率を最大化し、コンプライアンスにかかわる問題を最小化できるようにサポートできますか?
  • 顧客の所在地に応じて決済フローを動的に最適化できますか?
  • 製品はどの言語に翻訳されていますか?カスタマーサポートスタッフはどの言語に対応できますか?
  • どのような市場で製品の利用が可能ですか?
  • プロバイダーはどの市場で現地アクワイアリングを提供していますか?
  • プロバイダーはどの市場でカードネットワークに直接接続されていますか?
  • どの市場でどの取引通貨をサポートしていますか?売上処理通貨はどの通貨ですか?

地域固有の決済手段

  • 決済手段を設定する手順はどのようなもので、新しい決済手段が有効になるまでにどのくらい時間がかかりますか?
  • 新しい決済手段に対応する際に貴社側で追加の開発作業が必要ですか?
  • 地域固有の決済手段に対応するために、現地での法人登録が必要ですか?
  • こうした決済手段のパフォーマンスはどのようにして最適化されますか?
  • レポートや消し込みを改善するため、多様な決済手段を含めたすべての支払いを把握できる表示機能が用意されていますか?

国際取引の売上処理

  • 現地で売上処理ができるようにするには、現地での法人登録が必要ですか?
  • プロバイダーはどの国のどの通貨で売上処理ができますか?
  • プロバイダーは支払いから売上処理までの期間に生じる為替変動リスクを負うことができますか?

リスク管理

不正使用

  • 不正防止ソリューションが標準装備されていますか?されていない場合、組み込みプロセスはどのようなもので、どれくらいの時間がかりますか?モニタリングや更新が必要ですか?
  • 誤検出を緩和するツールの仕組みは?
  • プロバイダーの不正対策ツールはリスクスコアを計算しますか?リスクスコアの扱いに柔軟性がありますか?
  • リスクスコアの決定や不正リスク評価にどのような入力を利用しますか?
  • 不正対策ツールは機械学習を活用していますか?その場合、不正使用モデルの学習に使用される 取引データの規模はどのくらいですか?
  • どのようにすれば新しい不正対策ルールを作成できますか?新しいルールの作成にはカスタム開発が 必要ですか?
  • 不正防止ツールには疑わしい取引を手動で確認できる機能がありますか?
  • ルールをバックテストすることでブロックされる対象を確認できますか?不審請求が申請された取引に手動でラベルを付ける必要がありますか?
  • カードテスティングのような新しいタイプの不正行為に対して、不正対策ソリューションはどのように機能しますか?
  • 機械学習アルゴリズムの仕組みをビジネスに合わせてカスタマイズできますか?

不審請求の申請

  • チャージバックを最小化するために、どのようなツールやサービスが用意されていますか?
  • 成功率の最大化のためにプロバイダーは不審請求の申請への対応をどのように最適化および自動化していますか?
  • 個々の不審請求の申請について勝率を計算し、主張が認められる確率を計算し、対応の優先順位を付ける 機能はありますか?
  • 不審請求の申請を API を使用してプログラムで管理でき、反証資料のアップロード、不審請求の申請への対応、Webhook を使用した不審請求の申請イベントの受信などの機能を備えていますか?

レポートと分析

  • 任意のオブジェクトに関連付けできるカスタムデータフィールド (たとえば、ライフサイクル全体を通して追跡可能な一意の取引 ID) を使用できますか?
  • ダッシュボードにはどのような主要指標と KPI が標準で提示されますか?事前に構築されたレポートとしてどのようなものが用意されていますか?
  • レポートシステムはリアルタイムに更新されますか?
  • 継続的な方法でデータを取り込み、既存のフローやモニタリングツールに統合できますか?
  • 既存のインフラにデータを取り込むための API は用意されていますか?
  • 単発的なデータの分析と可視化にどのようなツールを利用できますか?
  • 一般的な市販のデータウェアハウスとの事前連携機能がありますか?

消し込み

  • プロバイダーは、組織全体の決済を確認できる統合表示機能を提供しますか?
  • 関連するすべての手数料を含めた取引レベルのレポートをサポートしていますか?
  • チャネル (POS やオンライン) にかかわらず、一意の取引 ID を使用して、発生から売上処理までを追跡できますか?
  • プロバイダーは、どのような消し込みプロセスを自動化していますか?
  • プロバイダーは総額または正味の売上処理をサポートしていますか?
  • 売上処理後にどれくらい早くデータを入手できますか?

プライバシーとセキュリティー

  • プロバイダーのサービスは PCI DSS に準拠し、サードパーティーによってその有効性が確認されていますか?
  • プロバイダーは監査済みの SOC 1、2、PCI レポートを提示できますか?
  • システムはサービス拒否 (DoS) 攻撃からどのように自らを保護しますか?
  • プロバイダーは、貴社が決済体験を柔軟に管理できるようにする一方で、PCI への対応を最小限に減らすか、なくすためのツールを提供しますか?
  • プロバイダーは顧客とやり取りする時点で PAN をトークン化できますか?
  • データの安全性を確保しながら PCI 基準や地域の関連規制 (GDPR など) を確実に準拠するために、データの転送はどのように管理されていますか?

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