ACH と電信送金と EFT: それぞれの違い

  1. はじめに
  2. ACH 決済とは
  3. 電信送金とは
  4. EFT とは
  5. ACH と電信送金と EFT: それぞれの違い

電子的に資金を送受信する場合、ACH (Automated Clearing House) 決済、電信送金、EFT (Electronic Fund Transfer) という言葉を聞いたことがあるかと思いますが、これらの違いについてはご存知ないかもしれません。2021 年には 2 億件を超える電信送金および 290 億件を超える ACH 送金が行われ、これらのネットワークは世界中で行われる決済において主な影響力を持っており、検討してみる価値があるといえます。

ここでは、ACH と電信送金と EFT の違い、活用方法、およびビジネスのために知っておくべきことを説明します。

この記事の内容

  • ACH 決済とは
  • 電信送金とは
  • EFT とは
  • ACH と電信送金と EFT: それぞれの違い

ACH 決済とは

ACH とは Automated Clearing House を表し、銀行および信用組合が電子決済や資金移動における送受金に使用する、アメリカの一元管理された金融ネットワークのことをいいます。ACH 決済は、ACH ネットワークを使用して送る資金の電子送金のことです。ACH 送金の種類は、以下のとおりです。

  • ACH ダイレクトデポジット
    ダイレクトデポジットとは ACH 送金のことで、支払人の口座から受取人の口座へ直接送金します。たとえば、アメリカで勤務していて、給与が支払いサイクルごとに自動的に銀行口座に入金される場合、ACH ネットワークによって送られたダイレクトデポジットを受け取っていると思われます。

  • ACH ダイレクト支払い
    ダイレクトデポジットが口座に入金される ACH 決済であるのに対し、ダイレクト支払いは口座から別の受取人へ資金が移動する送金です。たとえば、毎月の車の支払いを、自分の当座預金口座から電子的に送金する場合、ACH ダイレクト支払いでその支払いを開始している可能性が高いといえます。

ACH 決済の実行、顧客の決済手段としての ACH 送金の承認、およびビジネスにおける ACH 決済のメリットに関する詳細については、ACH 決済の基本ガイドをご覧ください。

電信送金とは

電信送金では、ある当事者から別の当事者に資金を電子的に移動します。銀行口座間で直接行われることもあれば、銀行以外の第三者の電信送金サービスを使用して、個人から個人へと送金されることもあります。電信送金を使用すると、国内外を問わず、スピーディーで安全かつ信頼性に優れた方法で資金を送金できます。

国内および国際電信送金やその仕組み、ビジネスにおけるメリットとデメリットに関する詳細については、電信送金の基本ガイドをご覧ください。

EFT とは

EFT とは電子資金移動を表し、複数の金融機関、銀行口座、個人間で資金を電子的に移動させる取引のことです。その他の EFT の一般的な呼び方には、電子銀行振込、電子小切手、電子決済などがあります。EFT に含まれるものにはさまざまな種類の送金がありますが、資金の電子送金は EFT とみなされます。

EFT の種類は以下のとおりです。

  • ACH 送金
  • 電信送金
  • ATM 取引 (引き落とし、入金、送金)
  • デビットカード取引
  • ピアツーピア決済

消費者による日常の購入や請求書の支払いから、従業員への給与の支払いや世界中での多額の資金移動に至るまで、EFT は私たちの日常生活のあらゆる部分に織り込まれており、スピーディーで安価な資金の移動を可能にしています。

さまざまな用途、処理にかかる時間、ビジネスにおける活用方法を含む EFT の詳細については、EFT ガイドをご覧ください。

ACH と電信送金と EFT: それぞれの違い

次のように考えることができます。EFT はすべての電子決済を総称した一般的な呼び方です。ACH および電信送金は電子決済であるため EFT とみなされますが、大きな違いがいくつかあります。

  • 使用するネットワーク
    電信送金および ACH 送金の送受金の流れは似ているものの、さまざまな機関によって運営管理されたまったく異なるネットワークを使用して、A 点から B 点に資金を移動します。電信送金は、Fedwire としても知られる Federal Reserve Wire Network を使用して送金されます。ACH 送金は、銀行、信用組合、決済処理会社からなる大規模なグループが運営する独立した組織である全米自動決済協会 (NACHA) によって管理されている、Automated Clearing House を使用します。

  • 取引コスト
    電信送金は ACH 送金より高額になる傾向があります。アメリカ内での電信送金は一般的に最大 $35 かかりますが、国際電信送金は $35 から $50 かかります。ACH 送金では、送受金は無料または数ドル程度です。

  • 送金にかかる時間
    ACH と電信送金のコストの差は、送金にかかる時間の違いにあります。電信送金はリアルタイムで (またはリアルタイムに近い時間で) 個別に処理されるため、よりコストがかかります。ACH 送金は一般的に処理と送金先への着金に時間がかかるため、より安価です。電信送金は通常数時間で処理されますが、ACH 送金は最大 4 営業日かかる場合があります。しかし、2021年に Nacha の運営規則が変更され、ACH 同日送金の利用が拡大されました。現在、多くの ACH 送金は送金から 1 営業日以内に入金され、ACH 送金最大の欠点であった長い送金時間は最小限に抑えられています。

  • 資金移動が行われる場所
    電信送金は国際的に使用できますが、ACH ネットワークはアメリカ所在の銀行口座でのみ利用できます。

今すぐ始めましょう

アカウントを作成し、支払いの受け付けを開始しましょう。契約や、銀行情報の提出などの手続きは不要です。貴社ビジネスに合わせたカスタムパッケージのご提案については、営業担当にお問い合わせください。