SmartNews、Stripe の Checkout で約90%のサブスクリプション購入完了率を達成

SmartNews は、日本最大級のユーザー数を持つニュースアプリで、3,000 以上のメディアと提携し記事を配信しています。同社はプレミアムサービス「SmartNews+」をローンチした際、Stripe を活用してわずか 10 週間でウェブ向けの課金システムを構築し、98.4% の決済オーソリ率を達成しました。

使用製品

    Billing
    Payments
    Stripe Sigma
日本
ミッドマーケット

課題

SmartNews は 2012 年に日本でローンチしました。創業者たちは、東京の地下鉄で不安定な電波に悩まされながらニュースを読もうとする通勤者を見て、このアプリの着想を得ました。コア機能「スマートモード」は、バックグラウンドで記事をダウンロードし、電波がなくてもすぐに記事を読めるようにするものです。アプリは初年度に 100 万ダウンロードを突破し、現在では日本最大級のニュースアプリに成長しています。

同社は長年、3,000 以上のメディアと提携し、記事を配信する無料の広告モデルで運営してきました。収益源は広告のみという状態でした。同社は第二の収益源を構築する機会を見出しました。50 以上の国内外のメディアから厳選した有料記事が読み放題となるプレミアムサービスに加え、レストランチェーンやコンビニエンスストアなどで使える 300 以上のプレミアムクーポンを提供するサブスクリプションサービスです。

しかし、このサブスクリプションサービスの拡大には、まったく新しい課金・決済システムの構築が必要でした。ビジネス・経済ニュースは通勤中にスマートフォンで読まれるだけでなく、勤務時間中にデスクトップで読まれる傾向があります。デスクトップでビジネス・経済分野の読者にリーチするには、長時間の閲覧に適したウェブ体験と、ウェブ上でのサインアップおよび課金の仕組みが必要でした。

ソリューション

SmartNews+ を担当したエンジニアリングチームは Stripeを使ったことはありませんでしたが、開発者に優しい API、充実したドキュメント、すぐに使える開発環境が決め手となり、Stripe を選択しました。

「このプロジェクトではスピードを最優先しました。他のプロバイダーも検討しましたが、すぐに開発環境にアクセスできる点と、充実したドキュメントが決め手となり、Stripe が最適な選択でした」と SmartNews プロダクトリードの武市大志氏は述べています。

SmartNews は Stripe Billing を活用し、専任の課金エンジニアなしでのプレミアム料金モデルをローンチしました。ウェブの決済フローには Checkout の埋め込み Payment Element を使用し、ゼロから構築する代わりに、あらかじめ用意されたセキュアな決済 UI を活用しました。ちょうどローンチタイミングが3Dセキュア義務化の直後でしたが、特に追加の対応必要なく3Dセキュアを実装できました。これにより、SmartNews+ に興味を持ったユーザーが無料の1ヶ月トライアルから始め、その後プレミアム記事や限定クーポンへの継続アクセスに対して支払いを行えるようになりました。チームは決済フローを簡素化し、興味から支払いまでのステップを削減しました。さらに、収益の離脱を防ぐため、SmartNews は Smart Retries を有効にしました。これは機械学習を用いて、失敗した決済を最適なタイミングで再試行し、本来失われるはずだった売上を回収する機能です。

SmartNews は Stripe のプロフェッショナルサービスチームと連携し、導入に関するガイダンスと専門知識を活用しました。同チームはエッジケースへの対応、随時発生する質問への回答、ローンチを円滑に進めるためのカスタマイズされたワークショップを提供しました。

SmartNews はまた、Stripe Sigma を使用して決済データに対するカスタムクエリを実行し、Stripe ダッシュボードでコホートのモニタリングや成長の追跡を行っています。

成果

SmartNews、約 90% の購入完了率と 98.4% のオーソリ率を達成

登録 UI を簡素化し、Checkout の埋め込み Payment Element を活用した決済フローを最適化した結果、SmartNews+ の購⼊完了率は約90%に達しました。決済オーソリ率は98.4%を一貫して維持しています。

「ユーザーが支払いを決めたら、妨げとなるものを排除したフローを実現できました。Stripe Checkout があったからこそ、決済体験をゼロから構築する必要がなく、ステップの改善に集中し、素早く市場にリリースすることができました」と武市氏は述べています。

Stripe Billing の Smart Retries で失敗した決済の 69.6% を回収

Stripe の環境は 2〜3 週間で稼働し、SmartNews+ のウェブ版は開発開始から 10 週間で本番環境へ移行しました。

Stripe Billing の Smart Retries により、SmartNews は本来失敗するはずだった決済の 69.6% を自動的に回収し、ユーザーが支払い情報を再入力することなくサブスクリプションを継続できるようにしています。

単一の決済導入で新たな市場へ拡大

SmartNews は当初日本の通勤者に大きな利用機会を見出しモバイルアプリを構築しましたが、SmartNews+ は更に幅広いオーディエンスにリーチしています。ウェブ版によりビジネス・経済分野の読者へサービスを拡大し、ウェブに課金機能を直接組み込むことで、料金設定と決済フローを完全にコントロールできるようになりました。

最初から Stripe で構築したことで、決済基盤を再構築することなく新しい市場へスケールできます。

シンプルな料金体系

手数料によるわかりやすくシンプルな料金。 初期費用や月額費用の固定費はありません。

簡単に導入開始

わずか 10 分程度で Stripe に登録し利用開始できます。