仮想端末の概要:Stripe ユーザーが知っておくべきこと

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成長中のスタートアップからグローバル企業まで、あらゆるビジネスに対応できる決済ソリューションを利用して、オンライン決済、対面支払いなど、世界中のあらゆる場所で決済を受け付けます。

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  1. はじめに
  2. バーチャル端末とは
  3. バーチャル端末の仕組み
  4. バーチャル端末を利用する事業者の種類
  5. バーチャル端末のメリットとデメリット
    1. メリット
    2. デメリット
  6. Stripe は仮想端末を提供しているか
  7. Stripe Payments でできること

事業を成功させるうえで重要なのは、顧客の決済を受け付け、売上を処理できる決済エコシステムを、いつでもどこでも機能する形で構築することです。では、通常利用している決済処理端末を使えない状況で売上が発生した場合は、どうすればよいのでしょうか。

バーチャル端末は、この問題に対する一般的な解決策の 1 つです。多くの事業者にとって、バーチャル端末は標準的な決済手段ではありませんが、重要な手段となる場合があります。バーチャル端末の普及は進んでおり、2029 年までに世界のバーチャル決済端末市場は 1,183.1 億ドルに達すると予想されています。

以下では、バーチャル端末とは何か、その仕組み、どのような場合に必要になるのか、そして Stripe ユーザーが導入にあたって知っておくべきことを説明します。

目次

  • バーチャル端末とは
  • バーチャル端末の仕組み
  • バーチャル端末を利用する事業者の種類
  • バーチャル端末のメリットとデメリット
  • Stripe が提供するバーチャル端末
  • Stripe Payments の活用方法

バーチャル端末とは

バーチャル端末はウェブベースのソフトウェアで動作し、物理的な販売時点情報管理 (POS) 端末を使わずに電子的に決済を処理できます。通常 POS 端末を使用する事業者にとっても、従来の決済端末が利用できない場面で、さまざまなソースからの顧客取引を処理するもう 1 つの手段となります。バーチャル端末は、顧客とそのカードが購入時にその場に存在しない場合の、通信販売・電話注文による決済 (MOTO 決済、または郵便・電話による取引とも呼ばれます) でよく利用されます。事業者は、バーチャル端末と物理的なカードリーダーを組み合わせて使用することもできます。これにより、事業者は MOTO 決済と安全な対面取引を、すべて同じダッシュボードと加盟店アカウントで処理できる統合プラットフォームを構築できます。

バーチャル端末を導入するには、ニーズに合った決済代行業者を選び、加盟店アカウントを申請します。加盟店アカウントが承認されたら、決済代行業者にバーチャル端末へのアクセスをリクエストします。その後、受け付けるカードの種類や領収書の送付方法などの設定を選択し、決済処理を開始できます。

EC では、バーチャル端末はペイメントゲートウェイと混同されることがありますが、同じものではありません。バーチャル端末は、多くの場合ペイメントゲートウェイ上で動作するブラウザベースのインターフェースで、事業者が顧客の決済の詳細を手動で入力できるようにするものです。通常は、顧客がその場に存在しない MOTO 決済で使用されます。ペイメントゲートウェイは、加盟店、アクワイアリング銀行、カードネットワークの間で決済データを安全に送信する基盤となる技術インフラです。バーチャル端末は加盟店が操作するフロントエンドのツールであり、ペイメントゲートウェイは取引を支えるバックエンドのテクノロジーです。

Comparing virtual terminals with POS terminals  - Chart comparing the features of a virtual terminal vs. a physical POS terminal

バーチャル端末の仕組み

事業者は、バーチャル端末を使用して、ノートパソコン、タブレット、スマートフォンなどのインターネット接続が可能なデバイスを通じ、電話、メール、FAX、または対面で顧客からの決済を受け付けることができます。ほとんどのバーチャル端末では、クレジットカードとデビットカードに加え、ACH 決済も受け付けられます。カードリーダーを使用した対面取引とは異なり、バーチャル端末では加盟店が取引情報と決済情報を手動で入力する必要があります。この手入力のプロセスは、ほかの方法より本質的に安全性が低いため、不正利用やチャージバックのリスクを認識しておくことが重要です。

バーチャル端末は返金処理にも対応しています。通常、この機能はバーチャル端末ダッシュボードの決済履歴から元の取引と併せて提供されており、顧客のカード詳細を再入力する必要はありません。

How a virtual terminal works  - Step-by-step guide to how a virtual terminal works

バーチャル端末を利用する事業者の種類

顧客からの決済を受け付けるほとんどの事業者にとって、バーチャル端末を利用できることにはメリットがあります。頻繁に使わない場合でも、決済手段全体の一部としてバーチャル端末を導入しておけば、予期せず発生した取引の処理を遅らせずに済みます。多くの事業者にとって、バーチャル端末は日常業務に適した選択肢です。以下に例をいくつか紹介します。

  • 飲食店
    飲食店をはじめとする飲食関連の事業者では、オンライン、電話、対面といった複数の方法で、わずか数分の間に顧客から注文を受けることがよくあります。バーチャル端末は、多様な手段からの取引を受け付けられるため、飲食店の決済システム全体を構成する重要な要素となります。

  • 小売業者
    さまざまな場所で販売する小売業者にとっても、バーチャル端末は役立ちます。たとえば、手作りの陶器を販売していて、常設の実店舗がある一方で、クラフトフェアで定期的に販売したり、友人に気軽に販売したりする場合、バーチャル端末があればどこでも決済を処理できます。

  • フリーランスとコンサルタント
    ライター、デザイナー、会計士など、顧客と対面する機会がほとんどないフリーランスやコンサルタントにとって、バーチャル端末があれば、使わない可能性のある物理的な POS 端末やカードリーダーに投資しなくても、簡単に決済を受け付けられます。

バーチャル端末のメリットとデメリット

いつでもどこでも顧客取引を処理できるメリットは明らかですが、この利便性にはリスクも伴います。ここでは、バーチャル端末を使って決済を処理するメリットとデメリットを紹介します。

メリット

  • 利便性と柔軟性
    バーチャル端末はインターネットブラウザを備えたあらゆるデバイスで動作し、対面、電話、メール、さらには郵便など、さまざまな手段による決済をほぼあらゆる場面で受け付けられます。多くの人がたいていスマートフォンを持ち歩いているため、バーチャル端末には手軽にアクセスできます。

  • 失われる可能性のある売上を確保
    バーチャル端末の最大のメリットは、事業者のオーナー (または指定された従業員) が、事業者の物理的な決済端末やオンライン決済端末から離れていても、顧客の取引に簡単に対応できることです。これにより、決済を処理できないことによる売上機会の損失を防げます。これは、収益だけでなく、顧客生涯価値 (LTV) の損失防止にもつながります。

  • 低い導入コストですばやく導入
    バーチャル端末には専用ハードウェア、ソフトウェアのインストール、長い調達プロセスは不要です。加盟店はプロバイダーに登録するだけで、その日のうちにどのブラウザからでも決済の受け付けを開始できます。参入障壁が低く、POS ハードウェアの購入やリースが不要なため、初期投資も最小限に抑えられます。

  • 手動入力エラーの削減
    最新のバーチャル端末には通常、リアルタイムのカード番号チェック、住所確認サービス (AVS)、CVV 確認などの検証ツールが内蔵されており、取引の送信前に入力時点でエラーを検出する機能があります。これにより、手動入力ミスによる決済の失敗の可能性を減らせます。

デメリット

  • セキュリティ上の懸念
    バーチャル端末に対する主な懸念は、セキュリティ水準が低いことです。カードリーダーを使った対面のカード決済では、カードリーダーがカード情報を安全に加盟店の POS に送信し、その後、決済代行業者に送信します。一方、バーチャル端末を使った手動での決済では、加盟店が決済の詳細を入力するため、他の決済手段に比べて本質的に安全性が低くなります。この方法には、不正利用やチャージバックのリスクに加え、顧客認証の仕組みが弱いという問題もあります。

  • インターネット接続とシステム稼働時間への依存
    バーチャル端末は安定したインターネット接続とプロバイダーのサーバーの可用性に依存しているため、ローカルネットワークの障害やプラットフォーム全体の障害が発生すると、決済処理が停止する可能性があります。

  • 大量取引の小売業には不向き
    バーチャル端末は主に手動での決済情報入力向けに設計されているため、POS でのスピードが重要な大量取引には適していません。1 日に数百件の取引を処理する事業者には、専用の POS システムの方が適していることがよくあります。

Benefits vs risks of virtual terminals - Comparison of benefits and risks-of virtual terminals

Stripe は仮想端末を提供しているか

Stripe を利用する企業は、自身の Stripe プラットフォームに仮想端末を追加できます。しかし、これらは Stripe のすぐに利用できるソリューションの一部ではありません。主な理由は、当社の妥協のないセキュリティ基準と PCI-DSS への準拠に向けた取り組みが難しくなるためです。

Stripe アカウントに仮想端末を追加するには API が必要であり、その設定をお手伝いします。自社用の仮想端末を作成したら、Stripe ダッシュボードを通じて、どのブラウザからでもアクセスできるようになります。当社の目標は、ビジネスが時間や場所を問わず支払いを受け付けられるようにし、同時に、可能な限り安全を確保するというバランスを取ることです。高いセキュリティ基準を維持するためには、仮想端末による支払いは有用ではあるものの、稀に使用されるバックアップ方法としてメール、ファックス、電話による支払いの受け付けに考慮する必要があります。

Stripe Payments でできること

Stripe Payments を利用すると、事業者は ACH クレジットトランスファーを含む 125 種類以上の決済手段を設定し、受け付けることができます。Stripe Payments は、成長中のスタートアップからグローバル企業まで、あらゆる事業者がオンライン、対面、世界中で決済を受け付けられるよう支援する、統合型のグローバル決済ソリューションです。

Stripe Payments は、次のことに役立ちます。

  • 決済の自動照合: 顧客ごとに仮想銀行口座を使用し、トラブルシューティングツールも備えた自動照合エンジンにより、ACH クレジットトランスファーを特定の決済または請求書に簡単に照合できます。

  • 返金の簡素化: 顧客への返金や過剰入金の返還が可能です。

  • 決済体験の最適化: 構築済みの決済 UI と Stripe のデジタルウォレット Link を活用することで、摩擦のない顧客体験を実現し、エンジニアリング工数を数千時間削減できます。

  • 新市場への迅速な展開: 195 カ国、135 種類以上の通貨に対応した越境決済オプションにより、世界中の顧客にリーチし、多通貨管理の複雑さとコストを軽減できます。

  • 対面とオンラインの決済を統合: オンラインと対面のチャネル全体でユニファイドコマース体験を構築し、顧客とのやり取りをパーソナライズし、ロイヤルティを向上させ、収益を拡大できます。

  • 決済パフォーマンスの向上: ノーコードの不正利用対策や承認率を向上させる高度な機能など、カスタマイズ可能で設定が簡単な決済ツールにより、収益を増やせます。

  • 柔軟で信頼性の高いプラットフォームで迅速に成長: 過去の稼働率 99.999% と業界トップクラスの信頼性を備え、事業の成長に合わせて拡張できるプラットフォーム上で構築できます。

Stripe Payments でオンライン決済と対面決済を強化する方法の詳細をご覧いただくか、今すぐ始めることができます。

この記事の内容は、一般的な情報および教育のみを目的としており、法律上または税務上のアドバイスとして解釈されるべきではありません。Stripe は、記事内の情報の正確性、完全性、妥当性、または最新性を保証または請け合うものではありません。特定の状況については、管轄区域で活動する資格のある有能な弁護士または会計士に助言を求める必要があります。

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