ウェブサイトを持たずにオンラインで決済を受け付ける方法

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成長中のスタートアップからグローバル企業まで、あらゆるビジネスに対応できる決済ソリューションを利用して、オンライン決済、対面支払いなど、世界中のあらゆる場所で決済を受け付けます。

もっと知る 
  1. はじめに
  2. Payment Links
    1. Payment Links とは
    2. Stripe Payment Links
    3. Payment Links の使い方
    4. Payment Links を使用する際のヒント
  3. Payment Links とソーシャルメディア
  4. Instagram で Payment Links を使う
  5. デジタルマーケットプレイス
  6. ビジネスとしてウェブサイトを持たないことのメリット

トレンドは明らかです。買い物客のオンライン化はますます進んでいます。2021 年、消費者はオンラインで 8,707 億 8,000 万ドルを米国企業に費やし、2020 年から 14.2% の増加となりました。しかし、もしお客様の会社にウェブサイトがなかったらどうなるでしょうか?例えば、まだ起業したばかりでウェブサイトを構築する資金がないかもしれませんし、実店舗でビジネスを行っているかもしれません。幸いなことに、Payment Links のような革新的な方法がいくつかあり、ウェブサイトを持たなくても、迅速、簡単、安全にオンラインで決済を受け付けることができます。

Payment Links とは何か、最も効果的な使い方、そしてウェブサイトを持たないことのメリットについてご説明します。

この記事の内容

  • Payment Links
    • Payment Links とは
    • Stripe Payment Links
    • Payment Links の使い方
    • Payment Links を使用する際のヒント
  • Payment Links とソーシャルメディア
  • Instagram で Payment Links を使う
  • デジタルマーケットプレイス
  • ビジネスとしてウェブサイトを持たないことのメリット

Payment Links は、ビジネスがウェブサイトを持たずにオンラインで決済を受け付けることができる最も汎用性の高い方法です。Payment Links を使用するために、サードパーティーのプラットフォームやマーケットプレイスと連携する必要もありません。

Payment Links により、ビジネスは決済ページを作成し、そのリンクを顧客と直接共有することができます。そして、顧客はそのリンクをクリックすることで、ウェブサイトにアクセスすることなく購入を完了できます。決済ページでは、商品やサービスの説明とともに、顧客が利用できるさまざまな決済方法のリストを表示します。

Stripe Payment Links は、コーディングが不要で、メール、ソーシャルメディア、テキストメッセージなど、あらゆるチャネルで何回でも共有できます。また、それ自体がアジャイルで多目的なツールとして、あるいはより大規模で統合された決済処理戦略の一部としても使用できます。

Stripe Payment Links は、Stripe アカウントをお持ちのユーザーのみご利用いただけますので、ご登録がお済みでない場合は、まずご登録ください。Stripe ユーザーは、ダッシュボードから直接 Payment Links を作成できます。

数回クリックするだけで支払いリンクが作成でき、詳細ページが自動的に表示されます。これで、あらゆる場所でリンクを共有する準備が整いました。

Payment Links には多くの使用方法があり、販売や支払いに関連する多くの基本的な機能において、EC ストアサイトの代わりにさえなります。また、マーケティングや販売促進にも特に効果的に活用できます。

  • 明確なオーディエンスセグメントをターゲットにする
    Payment Links を使えば、同じ商品に対して複数のカスタムページを作成でき、異なる顧客セグメントごとに明確な価値提案をアピールするのに最適です。

  • さまざまなメッセージングの方向性を試す
    どのようなマーケティングコピー、商品名、説明文を使うと顧客の心に最も響き、コンバージョンを高めることができるでしょうか?Payment Links は、さまざまなメッセージング戦略をテストし、最も効果的なものを効率よく見つけ出す方法として利用できます。

  • SMS マーケティング
    ショートメッセージに直接リンクを貼り付けることで、長い決済フローをナビゲートしたり、ウェブサイトをクリックしてもらったりすることなく、顧客にアクションを促すことができます。ステップが少ないことは、顧客の取りこぼしを減らすことにつながります。

  • 商品投下の緊急性を高める
    ウェブサイトをスキップし、すぐに注文できるダイレクトリンクは、「急いで。チャンスは今だけ」と訴えかけるこの上なく強いメッセージとなります。これは、限定版の発売や、通常すぐに売り切れてしまうような需要の高い商品、期間限定のオファーなどに特に適したオプションとなります。

  • セールや季節割引を最大限に活用する
    カスタム Payment Links は、キャンペーンやセールスを強化する素晴らしい手法です。Payment Links は作成や活用が簡単なため、年間を通じて手軽に取り入れることができます。

  • 資金や寄付を集める
    消費者がアクションを起こし、最小限のステップで取引を完了できる方法を提供することは、どのような場合でも効果的です。Payment Links は、根底から顧客体験を効率化します。これは資金や寄付を集める時のような、少しでも負担があると成約率が下がる可能性がある状況では特に重要です。

2021 年、EC ストアの小売売上高は全世界で約 4 兆 9,000 億ドルに達しました。そのため、プラットフォームを持つすべてのビジネスがこの流れに乗ろうと考えるのは当然のことです。これは、ビジネスにとって、自社のウェブサイトに頼らなくても顧客に販売できる手段が増えることを意味します。

ソーシャルメディアにおける EC ストアを見れば、Instagram が一番の人気です。2020 年の Instagram のトレンド調査によると、調査対象となったユーザーの内 44% が毎週 Instagram でショッピングをしていると回答しました。Instagram を利用することで、ビジネスは自社の消費者層を拡大し、拡張性のあるマーケティングキャンペーンを展開し、顧客をリターゲティングし、アプリ内で直接取引を行うことができます。Instagram は、ブランドが顧客にリーチし、購入を促進するために利用する最も人気のあるチャネルの 1 つであるため、当然のことながら同社はアプリ内販売を提供しています。

ビジネスが販売活動を行うために利用できるのは、Instagram のショップ機能だけではありません。他のソーシャルメディアプラットフォームもまた同様に、Payment Links をソーシャライズするのに最適です。Instagram のプロフィール、ストーリーズ、ダイレクトメッセージにリンクを貼ることで、ビジネスはソーシャルメディアプラットフォーム上 (または自社のウェブサイト上) でストアを設定することなく、販売を促進できます。

デジタルマーケットプレイス

通常、マーケットプレイスには、それを利用する企業向けに組み込まれた決済機能が含まれています。サードパーティーのマーケットプレイスでの販売が中心で、独自の EC ストアチャネルを作ることに関心がないのであれば、独自のウェブサイトを持つ必要はない場合があります。

例えば、Etsy は有名なマーケットプレイスの 1 つで、個々のビジネスが店舗を作り、商品を共有し、顧客に直接販売することができます。

しかし、マーケットプレイスがどんなに魅力的であっても、EC ストア事業全体をマーケットプレイスに依存してしまうことにはいくつかの欠点があります。

  • コントロールの欠如
    マーケットプレイスを通じて販売する最大の利点の 1 つは、最大の欠点の 1 つでもあります。顧客体験の多くは、自社のコントロールの及ばないところにあります。これは、自社が自力で確保できるリソースよりもはるかに大規模なリソースで設計された EC ストア環境を利用できるのと同時に、逆に自社では制御できない、そして必ずしも好ましいとは言えない面もあるということを意味します。

  • 競合他社とのスペースの共有
    EC ストアのマーケットプレイスを通じて販売するということは、自社の商品やサービスが顧客にとって唯一の選択肢ではないということを意味します。この市場について回る競争から逃げることはできません。

  • 料金
    もちろん、EC ストアのマーケットプレイスが商品を無料でホストしてくれるわけではありません。コストや手数料はマーケットプレイスによって異なりますが、この手法でビジネスを行うことの経済的トレードオフを理解しておくことは重要です。Amazon、eBay、Walmart のマーケットプレイス手数料を比較してみてください。Etsy など、他の人気サイトのマーケットプレイス手数料について解説した記事もご紹介します。

ビジネスとしてウェブサイトを持たないことのメリット

顧客の決済を受け付ける自社のウェブサイトを持たないことは、何かを犠牲にしているように見えるかもしれませんが、必ずしもそうとは言えません。Payment Links または第三者のマーケットプレイスを通じてオンライン決済を受け付けることには、多くのメリットがあります。

  • 少ない作業でより快適な決済体験
    自社のウェブサイトを通じて顧客の決済を処理する場合、ウェブサイトが問題なく機能するようにする責任は自社のチームにあります。しかし、オンラインで直接 Payment Links や第三者のマーケットプレイスを通じて決済を受け付ければ、完璧な決済体験を構築する責任から解放され、ビジネスの他の分野に時間とリソースを振り向けることができます。Stripe の開発チームとデザインチームが決済体験を運営しているかのようなものです。しかも、チームを自ら雇う必要はありません。

  • コンバージョン率の向上とカート放棄の減少
    EC ストアサイトは、売上の 75% 以上をカート放棄で失っています。決済プロセスにおける顧客の負担が少なければ、カート放棄が減り、売上の増加につながります。

  • 顧客維持率の向上
    Google の調査によると、消費者の 63% が、一度でもネガティブな経験をすると、その企業から再び購入する可能性は低くなると答えています。簡単で専用にデザインされた決済プロセスがあると、顧客はまた利用しようと思うようになります。

  • 使いやすさ
    EC ストアビジネスにとっては、利便性が高く、迅速で、コンバージョン向上に最適化されたオンライン体験を提供しなければならないというプレッシャーが常につきまといます。自分だけの完璧なウェブサイトを構築するには、多くの時間とリソースが必要になります。代わりに Payment Links を使用すれば、余計な手間をかけずに望む結果を達成できます。つまり、顧客にとって洗練された、コンバージョンに優れた体験を提供できるのです。

  • 柔軟性
    自社のウェブサイトを通じて販売する際は、商品の説明や配置からブランディングやビジュアルに至るまで、マーケティングのすべての側面について重要な選択をする必要があります。問題は、そのような選択肢は通常、消費者セグメントのすべてを同時に最適化することができないということです。Payment Links を使えば、それぞれのターゲットセグメントに合わせた決済ページを作成できます。また、さまざまな画像やメッセージを試すことができるため、各セグメントにカスタマイズされた体験を提供するだけでなく、どの戦略が最も効果的に売上を向上させられるか把握することもできます。

オンライン販売を促進するために、Stripe で支払いリンクを作成および使用する方法をご覧ください。

この記事の内容は、一般的な情報および教育のみを目的としており、法律上または税務上のアドバイスとして解釈されるべきではありません。Stripe は、記事内の情報の正確性、完全性、妥当性、または最新性を保証または請け合うものではありません。特定の状況については、管轄区域で活動する資格のある有能な弁護士または会計士に助言を求める必要があります。

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