オンラインサロンとは?作り方や運営のコツを紹介

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  1. はじめに
  2. オンラインサロンとは
  3. オンラインサロンの種類
    1. ファンクラブ型
    2. レッスン型
    3. コミュニティ型
    4. プロジェクト型
  4. オンラインサロンが人気の理由
    1. 同じことに興味・関心のある人と出会える
    2. 自分の居場所を持てる
    3. 価値の高い情報を得られる
    4. 月額料金が手ごろな値段に設定されている
  5. オンラインサロンを作るメリット
    1. グローバルな展開ができる
    2. 自社ブランドのプロモーションができる
    3. 事業の社会的意義を高められる
  6. オンラインサロンを作るデメリット
    1. メンバーの不満やリスク
    2. 信頼関係の構築に時間がかかる
    3. 競争と差別化の課題
  7. オンラインサロンの作り方
    1. テーマ・目的の設定
    2. 月額料金の設定
    3. プラットフォーム・決済システムの選定
  8. オンラインサロン運営のコツ
    1. 高品質なコンテンツの提供
    2. 定期的なコンテンツの更新
    3. 適切な料金設定
    4. 会員への誠意ある対応
    5. SNS などで継続的な集客
  9. オンラインサロンの成功事例
    1. リベシティ
    2. PROGRESS
    3. 人生逃げ切りサロン
  10. オンラインサロンについてよくある質問
    1. オンラインサロンは何費に計上しますか?
    2. オンラインサロンを開設するにはいくら必要ですか?
    3. オンラインサロンに入るメリットは何ですか?
  11. 魅力的なオンラインサロンを運営するために

近年、オンラインサロンは著名人だけでなく、企業や個人まで幅広い人が運営するようになり、大きな注目を集めています。利用者にとってのメリットはもちろん、運営者側にも多くの利点があるオンラインサロンですが、中には「本当にオンラインサロンを開設する意味があるのだろうか」と疑問を抱く方や、「始めてみたいけれど、具体的に何から手を付ければよいのかわからない」と不安に感じている方もいるでしょう。この記事では、オンラインサロンに関するさまざまな疑問について、わかりやすく解説していきます。

目次

  • オンラインサロンとは
  • オンラインサロンの種類
  • オンラインサロンが人気の理由
  • オンラインサロンを作るメリット
  • オンラインサロンを作るデメリット
  • オンラインサロンの作り方
  • オンラインサロン運営のコツ
  • オンラインサロンの成功事例
  • オンラインサロンについてよくある質問
  • 魅力的なオンラインサロンを運営するために

オンラインサロンとは

オンラインサロンとは、インターネット上で展開される会員制のクローズドなコミュニティのことです。情報を求めている人と情報を提供したい人がオンライン上で交流を行います。

芸能人や特定な分野での著名人、または優れたスキルを持った人が主催者となり、運営を行います。オンラインサロンの会員数は、小規模な 10 人程度から、大規模な数千人規模まで様々です。

オンラインサロンの種類

インターネット上で運営されるクローズドな空間の中での活動が、オンラインサロンの共通の特徴です。共通の趣味を持つ仲間との交流や主催者からの限定情報の受信など、サロンの種類により色々な楽しみ方があります。

ここでは、オンラインサロンの中で、代表的な 4 つのタイプをご紹介します。

ファンクラブ型

ファンクラブ型は、アイドル、タレント、俳優、スポーツチームや選手などが主催し、そのファンが集まり活動するオンラインサロンです。オンラインサロンのメンバーだけに提供されるデジタルコンテンツやイベントの開催、ライブチケットの先行受付など、様々な特典があります。ファンクラブ型のオンラインサロンは、推し活をし、日常生活に喜びや充実感を感じたいコアなファンに支持されています。

レッスン型

レッスン型のオンラインサロンは、特定の分野の専門家やコンサルタントなど、優れたスキルや知識を持つ人により主催されています。サロンオーナーは、自分のスキルをレッスンで参加者に伝授します。オンラインのレッスンだけでなく、オフラインでの活動を行うサロンもあります。

例として、オンラインでのネイルアート、レザークラフト、語学学習などがあります。

コミュニティ型

コミュニティ型のオンラインサロンでは、同じ趣味や目標を持ったサロンオーナーとメンバーが集まり、お互いの状況をシェアしてモチベーションを高めたり、自分の特技を他のメンバーに教えたりしています。

ビジネス関係から趣味の範囲までテーマは様々です。少人数制を用いているところでは、新規で入るにはメンバーからの紹介が必要など、気軽に参加できないケースもあります。

プロジェクト型

実業家、起業家、ジャーナリストなどがサロンオーナーのプロジェクト型オンラインサロンは、オフ会や勉強会などで主催者と直接交流する機会があります。メンバー同士の交流やプロジェクトを行う活動が活発に行われており、共通の目的を持つ仲間との出会いや多くの学びがあります。

オンラインサロンが人気の理由

株式会社 ICT 総研によると、オンラインサロンの規模は年々増加傾向にあり、2021 年度に 74 万人だった利用者は、2025 年度には、145 万人に達すると予測されています。

なぜオンラインサロンは人気があるのでしょうか。その理由を詳しく見ていきましょう。

同じことに興味・関心のある人と出会える

共通の趣味や関心をきっかけに友達になる経験をしたことがある方は多いでしょう。しかし、大人になるにつれて、日々の生活の中でそのような出会いは減っていくものです。一方で、オンラインサロンは同じ興味を持つ人が集まりやすい場であるため、新たなつながりを築く可能性は高いと言えます。

自分の居場所を持てる

人間は完全に他社とのつながりを断つことは難しく、むしろ何かしらのグループに属したいという願望を持つものです。会社や学校は代表的なコミュニティの場ですが、インターネットの普及により、オンラインでのつながりも一般的になりました。自分に合ったオンラインサロンで、居心よい場所を見つけられることは、利用者にとって大きな魅力と言えるでしょう。

価値の高い情報を得られる

クローズドな有料オンラインサロンでは、無料のコミュニティでは得られない付加価値のある情報や専門的な知識を得ることができます。特に、自分が習得したいと考える新しい知識であれば、それにお金を払う価値があると感じる人は多いでしょう。

月額料金が手ごろな値段に設定されている

オンラインサロンが人気の理由のひとつは、月額料金が手頃に設定されているため、誰でも気軽に始められる点です。また、無料のコミュニティは一方通行なやりとりになりがちだったり、参加率が低く盛り上がりにかける場合もあります。その点、オンラインサロンは有料である分、参加者の意識が高く、活発なコミュニケーションが期待できるのも魅力と言えるでしょう。

オンラインサロンを作るメリット

オンラインサロンには幅広いジャンルがあり、それぞれメンバーに支持されていることがわかりました。それでは運営する側にはどのような利点があるでしょうか。

グローバルな展開ができる

オンラインを基盤とする活動のため、世界中からメンバーが集まり、国境を越えた交流や活動が実現します。言語や文化に合わせたニーズに対応することで、国際的なコラボレーションが生まれ、新しい市場でのブランド認知度を高めるチャンスも広がります。

自社ブランドのプロモーションができる

メンバーとの深いつながりを構築することで、会員が自社のサービスやブランドを他の人に共有し、従来の広告手法とは異なる形で、長期的なマーケティング効果を生み出すことが期待できます。

事業の社会的意義を高められる

サロン内で環境問題などの社会的課題に取り組む目標を掲げることで、共感を呼び、多くの人々を引き付けることができます。これにより、収益源の拡大だけではなく、自社のミッションや価値をより一層高めることが可能になります。

オンラインサロンを作るデメリット

事業者にとってオンラインサロンを作るメリットは数多くありますが、同時にデメリットや注意点も存在します。リスクを最小限に抑えるため、あらかじめデメリットも理解しておきましょう。

メンバーの不満やリスク

オンラインサロンでは、運営に問題が生じた場合、メンバーの不満やネガティブなフィードバックがサロン内で共有され、それが拡散されるリスクがあります。

信頼関係の構築に時間がかかる

オンラインサロンにはメンバーとの信頼関係が重要であるため、その構築には時間がかかります。短期間で効果を感じるのが難しい場合もあり、長期的な取り組みが必要です。

競争と差別化の課題

オンラインサロンの数は年々増加しており、特に同じ分野のサロンが多い場合、他との差別化ができなければ埋もれてしまうリスクがあります。そのため、独自のコンテンツや強みを提供することが求められます。

オンラインサロンの作り方

事業者にとって多くの利点があるオンラインサロンですが、始め方がよくわからない方もいるかと思います。ここではオンラインサロンの開設方法を具体的にご紹介します。

テーマ・目的の設定

まず、オンラインサロンを始めるコンセプトを明確にしましょう。オンラインサロンで何をするのか、どのような目的で誰に向けたサロンなのかを具体的に定義し、オンラインサロンでの活動内容と差別化ポイントを決定します。

月額料金の設定

次に、サロンの運営に必要な費用を計算し、月額料金を決定します。広告や商品の販売からの収益で会費をカバーするのか、既存のオンラインサロンの価格はどうなっているのかなど、様々な要素を考慮し、最終的な価格を決定していきます。

プラットフォーム・決済システムの選定

オンラインサロンのプラットフォーム選びは、運営の成功に直結する重要なステップです。SNS系、チャットツール、専用のプラットフォームを利用するか、自社で開発したプラットフォームなどがあります。サロンの規模や目的にあったプラットフォームや決済システムを選びましょう。

オンラインサロンに使用可能なプラットフォーム - オンラインサロンを開設するために使用可能なプラットフォームの具体例

選択するオンラインサロンのプラットフォームにより、決済システムの導入が別途必要になる場合があります。オンラインサロン専用プラットフォームを利用する場合は、通常、決済機能が標準装備されているため、決済システムの導入は不要です。しかし、決済機能がついていない SNS 系や自社で開発したプラットフォームなどは外部の決済サービスを連携させる必要があります。

オンラインサロンは定額制で運営されることが多いため、サブスクリプション型の課金機能は必須と言えるでしょう。Stripe の商品のひとつである Stripe Billing を使用すれば、月額課金の設定や複数プランの作成など、定期課金の管理をシームレスに行うことができます。また、クレジットカード、モバイル決済、銀行振込、コンビニ決済など多様な決済方法にも対応することができるため、効率的で柔軟な運営が可能になります。

オンラインサロン運営のコツ

オンラインサロンは開設して終わりではありません。むしろ運営の方が大変で成功するためには非常に多くのことが要求されます。ここでは押さえておきたい運営のポイントをご紹介します。

高品質なコンテンツの提供

クローズドなオンラインサロンコミュニティのメンバーは、オープンなコミュニティでは得られない質の高い魅力的なコンテンツをオンラインサロンに期待しています。テキスト投稿、動画配信、ライブチャット、限定コンテンツなどを提供し、サロンの会員になる価値を実感してもらいましょう。

定期的なコンテンツの更新

できるだけ頻繁にコンテンツを更新するようにしましょう。また、毎週水曜日はライブ配信、第 4 土曜日はオフ会など、スケジュールを組むようにします。そうすれば会員もあらかじめ日程を合わせることができるため、一層参加しやすくなります。

適切な料金設定

競合サロンの値段を参考にしながら、提供する価値とのバランスにあった料金を設定しましょう。料金が高過ぎれば会員は集まりにくくなり、逆に安すぎれば価値がないと思われる可能性があります。そもそも運営側の利益が出なければ経営不振になってしまい、運営を継続することが難しくなります。適切な料金設定をすることでオンラインサロンの価値を引き出します。そうすれば、会員と主催者側の双方にとって満足度の高い関係を築くことができるでしょう。

会員への誠意ある対応

オンラインサロンの会員は、積極的に投稿や発信するアクティブなユーザーから、自分では発信せずに見ていることが好きなユーザーまで様々なタイプの会員がいますが、会員からの質問にはできるだけ返信し、感謝のメッセージを送るなどリアクションを行いましょう。サロンに参加しているメンバー同士が交流できるような工夫も必要です。また、積極的な配信が苦手なユーザー向けに、参加型ばかりではなく、見て楽しめるコンテンツを配信するなどの気配りも忘れずに行いましょう。

SNS などで継続的な集客

オンラインサロンを開設後は、SNS などで集客を行いましょう。新しいサロンの認知度は低いため、そのまま待っていても会員を集めることはできません。SNS やブログでサロンの魅力や活動内容を定期的に配信しましょう。

オンラインサロンの成功事例

事業者にとってオンラインサロンは事業の拡大につながる可能性を秘めていますが、日本ではどのようなオンラインサロンが成功しているのでしょうか。次に、具体例を解説いたします。

リベシティ

オンラインやオフラインでの学びや交流を通じてお金にまつわる 5 つの力を鍛えることができます。支出の減らし方、投資、収入の増やし方、リスク管理、お金の使い方をバランス良く学べる、金融リテラシーを身につけることができるオンラインサロンです。

PROGRESS

日本のお笑い芸人でもあり実業家でもある中田敦彦氏が運営するオンラインサロンです。Discord と独自 SNS を使い運営しています。メンバーになると中田氏が立ち上げたプロジェクトにリアルタイムで参加できたり、生配信を視聴することができます。また、メンバー同士のオンライン交流やイベント企画もあり、学校のように学べるコミュニティです。

人生逃げ切りサロン

副業やスキルアップを目指す人々のためのコミュニティです。プログラミング、SNS マーケティング、LINE マーケティング、YouTube マーケティング、動画編集、ウェブライティング、広告運用、ウェブ制作などが学べます。スキルアップ後は、サロンメンバー同士で仕事の受発注が可能になります。

オンラインサロンについてよくある質問

オンラインサロンは何費に計上しますか?

オンラインサロンの費用には次のような勘定科目が用いられます。

  • 諸会費 - 入会費、月会費など
  • 研修費 - 研修やセミナーなど
  • 交際費 - 取引先との交流を深めるためにオンラインサロンに入会する場合など
  • 会議費 - オンラインサロンでビジネスの打ち合わせを行う場合など
  • 通信費 - オンラインサロンに参加するために発生するインターネット、携帯、タブレット、公共料金など

オンラインサロンを開設するにはいくら必要ですか?

オンラインサロンにどのプラットフォームを使用するかにより、開設費用は大きく異なります。

以下はおおよその目安です。

  • ゼロから構築する場合 - 少なくとも 1,000 万円位
  • SNS やチャットツールを利用する場合 - 基本的に無料、ただし、決済システムの導入が必要な場合は別途費用が発生する。
  • サロン専用プラットフォームを利用する場合 - 初期費用や月額利用料金はかからないところが多い。ただし、販売手数料として売上の 5%〜30% ほどの手数料が発生する。

オンラインサロンに入るメリットは何ですか?

オンラインサロンでは次のようなメリットを期待することができます。

  • メンバーにならないと得られない貴重な情報が手に入る。
  • 著名人と近い距離でコミュニケーションが取れる。
  • 気の合う仲間と出会うことができる。
  • 独学で勉強するよりも早くスキルアップできる。

魅力的なオンラインサロンを運営するために

オンラインサロンは、人と会うことができなくなったコロナ禍の時に、他の人とのつながりやコミュニケーションを求めて急増した経緯があります。その後、副業や転職したい人がスキルアップする場として注目されるようになりました。今後も規模の増加が予想されるオンラインサロンですが、長期的な成功を収めるにはいくつかのポイントを抑えておく必要があります。これからオンラインサロンを始める予定の方は、本記事で紹介した内容をぜひ参考にしてください。

この記事の内容は、一般的な情報および教育のみを目的としており、法律上または税務上のアドバイスとして解釈されるべきではありません。Stripe は、記事内の情報の正確性、完全性、妥当性、または最新性を保証または請け合うものではありません。特定の状況については、管轄区域で活動する資格のある有能な弁護士または会計士に助言を求める必要があります。

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