サイバーマンデーとは?意味や日本での歴史を解説

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  1. はじめに
  2. サイバーマンデーとは?
    1. サイバーマンデーの由来
  3. サイバーマンデーはいつからいつまで?
  4. サイバーマンデーとブラックフライデーの違い
  5. 日本におけるサイバーマンデー
  6. EC 事業者側のサイバーマンデーのメリット
    1. より多くの収益を上げることができる
    2. セールの調整が後半にできる
    3. 競争力の維持
  7. サイバーマンデーを成功させるポイント
    1. 限定セールを提供する
    2. キャンペーン用のランディングページを作成する
    3. リターゲティング広告を活用する
    4. SNSを活用する
    5. 購入機会のロスを防ぐ
  8. サイバーマンデーを開催しているECサイト
    1. LEGO
    2. ニンジャラ
    3. セゾンポイントモール
  9. サイバーマンデーについてよくある質問
    1. サイバーウィークとは何ですか?
    2. サイバーマンデーの割引率はどれぐらいですか?
    3. サンクスギビングセールはいつですか?
  10. サイバーマンデーを最大限に活用するために

毎年 11 月の第 4 木曜日に、米国では感謝祭を祝います。サイバーマンデーは、その翌月曜日に実施される大型セールのことです。

感謝祭の翌日に行われるブラックフライデーとよく比較されるサイバーマンデーですが、中には何が違うのか、また割引率はどれくらいなのかよくわからないと感じる方もいるかもしれません。

本記事では、サイバーマンデーの由来やセール期間、ブラックフライデーとの違いについて解説するとともに、日本でのサイバーマンデーの立ち位置やセール成功のポイントを紹介します。

目次

  • サイバーマンデーとは?
  • サイバーマンデーはいつからいつまで?
  • サイバーマンデーとブラックフライデーの違い
  • 日本におけるサイバーマンデー
  • EC 事業者側のサイバーマンデーのメリット
  • サイバーマンデーを成功させるポイント
  • サイバーマンデーを開催しているECサイト
  • サイバーマンデーについてよくある質問
  • サイバーマンデーを最大限に活用するために

サイバーマンデーとは?

サイバーマンデーのサイバーは、「コンピューター」や「インターネット」を意味する言葉です。もともと、サイバーマンデーは感謝祭の翌月曜日に行われるインターネットショッピング向けの大型セールを意味していました。

しかし、近年では実店舗でもサイバーマンデーセールを行うところが見られるようになり、オンラインだけに特化したセールではなくなりつつあります。

サイバーマンデーの由来

サイバー マンデーは、全米小売業協会 (NRF) が 2005 年に考案したものです。このとき、全米小売業協会では、消費者が感謝祭の後にオンラインで買い物をする傾向があるという点に注目しました。なぜオンラインで買い物をするようになったかについてはいくつかの説が考えられています。

一説には、感謝祭後の週末に店舗やショッピングモールで商品を実際に見ておき、月曜日に出社してから高速インターネット接続がある職場で買い物をしたのが始まりだったのではないかと言われています。

また、家族との憩いの場である感謝祭が終わるや否や、まだ暗いうちに寒い中店舗に並び、バーゲン品を狙う多くの人の中を掻き分けて買い物をするという不快な体験からきている可能性も指摘されています。

確かに、その状況を想像するだけでうんざりしますが、そのような中で実際に買い物をした人は、二度と同じ体験をしたくないと感じる人が多かったのではないでしょうか。

サイバーマンデーは、消費者心理と行動をうまく取り入れた形でスタートしました。

その後、時代と共にインターネットのスピードもあがり、今では自宅でもオンラインショッピングが快適にできるようになりました。つまり、サイバーマンデーの需要はますます高まったというわけです。

サイバーマンデーはいつからいつまで?

サイバーマンデーは、感謝祭(11 月の第 4 木曜日)の翌週の月曜日に行われるオンラインショッピングセールの日として知られています。

近年では、月曜日とその前後を合わせたセールでもサイバーマンデーセールと呼んだり、約 1 週間のセール期間を設け、サイバーウィークセールという名称でセール期間を長めに取る店舗も増えています。

サイバーマンデーとブラックフライデーの違い

ブラックフライデーの歴史は古く、1940 年代頃まで遡るのに対し、サイバーマンデーはインターネットショッピングが普及するようになってから始まった比較的新しいセールの名称です。

当初、ブラックフライデーは感謝祭の翌日の金曜日に従来の小売業者が実店舗で行うセール、サイバーマンデーは感謝祭の翌月曜日に行われるインターネット上のセールと明確な違いがありました。

しかし、現在では、ブラックフライデーも前倒しで行われる傾向があり、サイバーマンデーも月曜日だけでなくその後も数日から1週間ほど、セールを続けて行う店舗も多くなってきています。またブラックフライデーもインターネット上でセールを行っており、両者にはっきりとした違いは見られなくなっています。

日本におけるサイバーマンデー

日本市場へ先に持ち込まれたのは、ブラックフライデーではなく実はサイバーマンデーでした。仕掛けたのはアマゾンジャパンです。多くの企業でボーナスが支給される12 月の第 2 週に年間で最も多くのお客様が同サイトを訪れていることに注視し、2012 年に、日本記念日協会に12 月の第 2 月曜日をサイバーマンデーとして登録しました。そして、その後しばらく毎年サイバーマンデーセールを開催していました。

しかし、2016 年頃からブラックフライデーが急速に日本で広まり、サイバーマンデーよりもブラックフライデーの方が知名度が高くなってしまいました。そのため、アマゾンジャパンでも2020 年は「ブラックフライデー&サイバーマンデー」、2021 年以降は「ブラックフライデー」とセールの名称を変更しています。

そのため、日本ではサイバーマンデーの呼称はあまり使われなくなり、ブラックフライデーセールとして 5 日から 2 週間くらいの期間でセールを開催する店舗が多くなりました。

EC 事業者側のサイバーマンデーのメリット

サイバーマンデーという名称は使わずとも、ブラックフライデーに吸収された形、または違う名称で同時期にセールを開催する意味は十分にあります。

より多くの収益を上げることができる

ブラックフライデーだけでなくサイバーマンデーを取り入れた方が、セール期間を引き伸ばすことができるため、多くの収益を上げることが可能です。

セールの調整が後半にできる

サイバーマンデーセールをブラックフライデーの後に続けて行うことで、商品の売れ行きをみながら割引率の変更や新しいキャンペーンの開始など、フレキシブルなセールを展開することができます。

競争力の維持

サイバーマンデーをブラックフライデーに続けて開催し、独自のキャンペーンを打ち出すことで、企業競争力を維持・向上させることができます。

サイバーマンデーを成功させるポイント

それでは、サイバーマンデーの時期にどのような点に気をつけてセールを開催すべきでしょうか。成功させるためのアイディアをご紹介します。

限定セールを提供する

ブラックフライデーと全く同じセールではなく、サイバーマンデー用のキャンペーンを用意することにより、ブラックフライデーですでに購入した顧客にも再度アプローチすることができます。タイムセールや数量限定など、限定セールは消費者の購入意欲を高めることができるため、非常に効果的です。

キャンペーン用のランディングページを作成する

数多くの商品を掲載している EC サイトを運営している場合は、商品が探しにくい状況だと、目的の商品に辿り着くまで時間がかかり、離脱される可能性があります。サイバーマンデー用の特設ページを作り、消費者の求めている商品を探しやすくすることで、カゴ落ちを改善することができます。

リターゲティング広告を活用する

多くの消費者はブラックフライデー時に数ある EC サイトを閲覧し、セール情報をすでに収集しているはずです。その時に購入しなかった場合、「もう少し割引率が高かったら購入したかった」など、何らかの理由があるはずです。あともうひと押しで購入しそうな消費者向けにリターゲティング広告を活用し、さらなる特典を提供することで、購入に繋がる可能性があります。

SNSを活用する

サイバーマンデーが始まる前からSNSを使用したキャンペーンを展開するなどして、消費者にセールを告知し、購買意欲を高めるようにします。

購入機会のロスを防ぐ

消費者が希望する決済手段が利用できない場合、サイトから離脱される確率が高まります。クレジットカード、電子マネー、QR コード決済、銀行振込など、幅広い選択肢を提供することで、カゴ落ちを防ぐようにします。

Stripe は、グローバルな金融プラットフォームとして定評がある決済サービスですが、同時に日本特有の商習慣に合わせたプロダクト開発にも力を入れており、クレジット決済はもちろんのこと、コンビニ決済、銀行振込、PayPay など人気のキャッシュレス決済にも対応しています。

また、Stripe Connect を使用すれば、プラットフォーム、マーケットプレイス、ツーサイド型ビジネスなど、収益性の高い決済ビジネスを構築することができ、簡単に規模を拡大することができます。

サイバーマンデーを開催しているECサイト

日本ではサイバーマンデーよりもブラックフライデーの方が知名度が高いため、ブラックフライデーセールとしてセール期間を長く取る EC サイトが増えています。また、サイバーマンデーだけに言及せずに「ブラックフライデー&サイバーマンデー」のようにふたつの名前を使い、セールを開催する EC サイトもあります。

2024 年度にサイバーマンデーという名前でセールを開催した EC サイトをご紹介します。

LEGO

レゴショップ公式オンラインストアにて、12 月 2 日限定サイバーマンデーセールが開催されました。

ニンジャラ

Nintendo Switch 用対戦ニンジャガムアクションゲーム「ニンジャラ」では、「サイバーマンデー 2024 キャンペーン!」としてセールが開催されました。

セゾンポイントモール

インターネットショッピングや旅行予約などでポイントを貯めることができるポイントサイトです。「ブラックフライデー&サイバーマンデー」として、期間限定でポイントアップ、抽選でポイントプレゼントなどのキャンペーンが行われました。

サイバーマンデーについてよくある質問

サイバーマンデーに関してよくある質問を以下にまとめました。

サイバーウィークとは何ですか?

サイバーマンデーにまたがって開催されるか、サイバーマンデーから始まり、約 1 週間続くセール期間のことです。本場アメリカでは、サイバーマンデーの定義が曖昧になりつつあり、サイバーマンデーとして早く開始するオンラインストアやサイバーウィークとして月曜日だけに縛られずに、同時期に1週間ほどのセールが開催される場合が多くなっています。

サイバーマンデーの割引率はどれぐらいですか?

サイバーマンデーの割引率は店舗により異なります。たとえば、レゴ®ショップ公式オンラインストアの 2024 年度のサイバーマンデーセールでは、15%〜40% 割引が対象商品に提供されました。

サンクスギビングセールはいつですか?

毎年 11月 第 4 木曜日に祝われるアメリカの感謝祭(サンクスギビングデー)に関連して行われるセールです。近年では、ブラックフライデーを待たずに、アーリーブラックフライデーセール(Early Black Friday Deals)などとして、感謝祭が始まる前に前倒しでセールが開催される傾向にあります

サイバーマンデーを最大限に活用するために

サイバーマンデーの時期は、ブラックフライデーと同様に、オンラインショッピングの需要が高まる絶好の機会です。

サイバーマンデーを成功させるために、魅力的な割引や特典の提供やターゲットに合わせた広告展開など、事前準備はしっかり行うようにしましょう。また、パーソナライズされた商品の提案や購入しやすいサイト設計を行うことで顧客の満足度を高めることができます。

この時期を活用し、売上の向上はもちろんのこと、自社のブランド価値も同時に高めていきましょう。

この記事の内容は、一般的な情報および教育のみを目的としており、法律上または税務上のアドバイスとして解釈されるべきではありません。Stripe は、記事内の情報の正確性、完全性、妥当性、または最新性を保証または請け合うものではありません。特定の状況については、管轄区域で活動する資格のある有能な弁護士または会計士に助言を求める必要があります。

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