今や Instagram (インスタグラム) は、インスタという呼び名でも親しまれており、単なる写真共有アプリではなく、集客や売上づくりの重要なチャネルとして、日本でも多くの企業や個人事業主に活用されています。商品・サービスの認知拡大だけでなく、EC 販売、予約・問い合わせ、アフィリエイトや企業タイアップなど、インスタをきっかけに収益につなげる方法も広がっています。
一方で、「インスタ収益化の条件は何か」「インスタで本当に儲かるのか」「インスタでの稼ぎ方を知りたい」といった疑問を持つ方も少なくありません。本記事では、Instagram の基本的な収益化方法から、運用のポイント、注意点までを整理し、Instagram でマネタイズする方法をわかりやすく解説します。
目次
- インスタの収益化の仕組み
- インスタの収益化方法
- インスタで収益化する手順
- インスタで収益化する際に役立つツール
- インスタ収益の目安
- インスタで収益化を成功させるためのポイント
- インスタで収益化を目指す際の注意点
- Stripe Payment Links でできること
インスタの収益化の仕組み
総務省の令和7年版情報通信白書の中のコミュニケーションツール・SNSによると、Instagram は日本国内でも利用率の高い SNS のひとつで、近年は 60 代以上の利用者も増加傾向にあります。幅広い世代に利用されていることから、業種や規模を問わずビジネス活用が広がっている状況です。
インスタの収益化は、おおまかに次のふたつの形で行われています。
- Instagram 公式の収益化機能を利用する
- 外部サービスや自社の導線と組み合わせる
日本では、ショッピング機能、ライブ配信でのバッジ購入 (投げ銭) やリール広告など、Instagram 公式の収益化機能を活用するケースに加え、外部サービスと連携して売上につなげる形で運用される例も多く見られます。
なお、インスタ収益化には、年齢要件やアカウント種別などの基本条件があり、機能や報酬は国・地域によって異なる場合があります。利用環境によって適用条件が変わる可能性がある点を理解しておくと安心です。
インスタの収益化方法
事業内容や専門分野によりインスタの収益化の方法は異なってきます。ここでは一般的な方法を紹介します。
自社商品やサービスの販売
インスタで自社の商品やサービスを紹介し、ECサイトや予約ページへ誘導して購入・申込につなげるインスタグラム販売が広く取り入れられるようになっています。オンラインストアを運営している場合は、Instagram のショッピング機能を活用し、投稿やリール、ストーリーズに商品タグを設置して商品ページへ直接案内することも可能です。
アプリ内で商品情報を確認できるため、世界観を保ちながら自然な購買導線を作れる点が特徴で、EC や小売、ブランド、サービス業など、幅広いビジネスと相性の高い収益方法といえます。
来店・予約・問い合わせへの送客
店舗型ビジネスや相談型サービスでは、来店・予約・問い合わせへの送客を目的とした活用も一般的です。投稿やストーリーズで実績・雰囲気・メニューなどを伝え、プロフィールやハイライトから予約ページへ案内する形が多く見られます。
美容・医療・飲食・教育サービス・士業など、対面サービスとの親和性が高い収益モデルです。
アフィリエイト
インスタで商品やサービスを紹介し、購入や申し込みにつながると成果報酬が発生するアフィリエイトを活用する方法もあります。自社商品を持っていない場合でも取り組める点が特徴です。
レビューや体験談との相性が良く、信頼関係を前提とした情報発信が重要になります。
企業とのタイアップ・PR 案件
フォロワーや閲覧数が一定以上ある場合、企業からの依頼を受けて商品やサービスを紹介する PR 案件によって収益化する方法もあります。いわゆるインフルエンサーマーケティングの一環です。
近年は、フォロワー数よりも特定分野での専門性や信頼性が評価されるケースも多くみられ、マイクロインフルエンサーへの依頼も増えつつあります。
リール広告などの公式収益化機能を活用する
一部のアカウントでは、リール広告 (Instagram のリールとリールの間に表示される広告) など Instagram 公式の収益化機能を利用し、 コンテンツから直接広告収益を得る仕組みを活用することができます。対象国・対象アカウントが限定される場合もありますが、コンテンツ配信自体が収益源となる点が特徴です。
クリエイターとして活動している場合や、フォロワー規模や再生数が一定以上ある場合には検討する余地がありそうです。
ライブ配信での投げ銭 (バッジ購入)
ライブ配信中に、視聴者がバッジを購入して配信者を応援する仕組み (投げ銭) も提供されています。購入されたバッジに応じて配信者へ報酬が還元されるため、ファンやコミュニティとの関係性が強いほど効果が期待しやすい収益方法です。
インスタで収益化する手順
すでに Instagram アカウントを持っているものの収益化できていない場合は、基本的な機能を使いこなせていない可能性もあります。何か見過ごしていることはないか、もう一度下記の項目を見直してみましょう。
プロアカウントへ切り替える
Instagram には個人アカウントとプロアカウントがあり、プロアカウントには、収益化に欠かせない無料で利用できる便利な機能がついています。効率的な収益化を目指すためには、プロアカウントへの切り替えを検討してみましょう。
目標を設定する
次に具体的なゴールを設定します。
たとえば、
- 予約数を増やす
- 売上を伸ばす
- 企業案件を増やす
- 問い合わせを増やす
など、目標をはっきりさせることで発信の方向性が定まりやすくなります。
ターゲットを定める
インスタで収益化を目指すうえで、重要なのが「誰に届けたいのか」をはっきりさせることです。投稿の内容や表現方法、写真・動画のトーン、発信頻度などは、想定するターゲットによって大きく変わります。
例として、次のような視点で整理すると検討しやすくなります。
- 年齢層
- ライフスタイル
- ニーズ
- 居住地域
誰に向けた発信なのかを整理しておくことで、コンテンツづくりの判断基準が明確になり、結果的に収益化にもつながりやすくなります。
コンテンツの役割を分ける
インスタには、
- リール
- フィード
- ストーリーズ
- ハイライト
などがありますが、それぞれの特徴を活かした投稿を行うのがコツです。
たとえば、フィードはフォロワーに対しての配信になるのに対し、リールはフォロワーでない人へのリーチも見込めます。ストーリーズが 24 時間の期限付き配信となるのに対し、ハイライトはストーリーズを保存してプロフィール上に固定することができます。
新規ユーザーへの認知を拡大したい場合にはリール、情報整理や案内ページにはハイライトを活用するなど、目的別に投稿を作成するように心がけましょう。
導線を整える
インスタで興味を持ってもらえたあと、購入や申込といった行動につなげる最終ステップを整えておくことも大切です。どこから手続きができるのかがわかりづらいと、せっかくの見込み客を逃してしまう可能性があります。Instagram からユーザーを次のようなページに導くことができます。
- EC サイト
- 予約フォーム
- 問い合わせページ
- 決済リンク
これらをプロフィールや投稿からわかりやすい形で案内しておくことで、ユーザーが迷わず行動しやすくなり、収益化にもつながりやすくなります。特に決済リンクは、専用の EC サイトがなくてもオンラインで代金を受け取れる仕組みとして活用でき、DM やコメントでのやり取りからそのままスムーズに決済までつなげられる点が特徴です。
インスタで収益化する際に役立つツール
効率的に収益化を進めるためには、目的に合わせてツールを活用するのもおすすめです。ここでは、ビジネス運用と相性の良い代表的なツールを紹介します。
デザイン作成
Canva、Adobe Express、Figma といったデザインツールは、投稿のデザイン作成に役立ちます。テンプレートをベースに統一感のある投稿を作成でき、画像編集や文字入れも直感的に操作できます。チームでの共同作業にも対応しているため、デザイナーの有無にかかわらず、視覚的に魅力的なコンテンツを継続的に発信しやすいのがメリットです。
分析
Instagram インサイトに加えて Hootsuite、Buffer、Iconosquare などの外部分析ツールを使うと、投稿の表示回数や保存数、プロフィールアクセス数などをより詳しく確認できます。どの投稿が見られているのか、どの導線からアクションが発生しているのかを把握することで、データを元に改善することができます。
決済用リンク
Stripe Payment Links のような決済用リンクを使用することで、EC サイトを構築しなくてもオンライン決済を簡単に受け付けできるようになります。商品販売やサービス提供、オンライン講座、イベント参加費など、幅広い用途に対応でき、リンクをプロフィールや DM で案内するだけで決済まで進めます。
初期コストを抑えて収益導線を整えたい場合にも有効で、スモールビジネスや個人事業主でも導入しやすい仕組みです。
インスタ収益の目安
インスタで実際にどのくらい収益が見込めるかという点は、多くの方が気になるポイントだと思います。
しかし、収益はフォロワー数が多いから売上も多くなるとも限りません。
商品・サービス単価や業種・ファン層との関係性により大きく変わってきます。
フォロワー数が少なくても、単価の高いサービスを提供していれば十分な収益を得ることも可能です。また、物販の場合は継続的な発信が成果につながりやすい傾向があります。
短期的な数字だけで判断せず、中長期での価値形成という視点も持っておくと良いでしょう。
インスタで収益化を成功させるためのポイント
インスタを単なる発信ツールではなく、収益につながるチャネルとして活用するためには、幾つか意識しておきたいポイントがあります。
自分 (自社) にあったジャンルを選ぶ
まず大切なのは、無理なく継続できるジャンルを選ぶことです。
- 自分が詳しい、または興味・関心がある
- 継続して情報発信できる
- 事業としての収益性がある
特に個人事業主の場合、好き・得意・仕事が一致しているかがひとつのポイントと言えるでしょう。
企業アカウントの場合は、
- どの商品やサービスにフォーカスするか
- 担当者が本当に理解しているか
- 説得力のある説明ができるか
などを踏まえ、適任者の選定も含めて検討することが望ましいでしょう。仮に知識が不足している場合でも、事前にしっかり調査し、専門性を高めておくことで発信の質は大きく変わります。
市場ニーズと競合バランスを考える
ジャンルを選ぶ場合、様々なケースが考えられますが、次のような場合は収益化につながりにくい傾向があるため気をつける必要があります。
- 人気があるけれど競合が非常に多い分野
- 競合は少ないけれど市場規模が小さい分野
理想は、
- ある程度ニーズがある
- 自分なら付加価値を出せる
- 競合との差別化がしやすい
というバランスの取れたポジションではないでしょうか。同じジャンルでの勝負になっても、独自の知識や経験を元に、デザインや表現でオリジナリティのある世界観を作るなど、唯一性を出すことが可能です。
継続的な更新を前提に運用する
インスタは情報の流れが非常に早いプラットフォームです。新しい投稿や話題が次々と流れていくため、発信が止まるとユーザーの目に触れる機会は自然と減っていきます。
そのため、
- 定期的に投稿する
- ストーリーズで近況を共有する
- ハイライトで情報を整理する
など、継続的な更新を前提にした運用設計が重要です。
必要に応じて広告活用も検討する
インスタの収益化をできるだけ早く実現したい場合は、Instagram 広告を併用するのもひとつの方法です。
広告を使うことで、
- 認知拡大
- サイト誘導
- リード獲得
- 予約促進
など、目的に合わせた配信が可能になります
もちろん費用はかかりますが、ターゲットが明確な場合は費用対効果が見込めるケースも多いため、運用方針に応じて検討する価値があります。
インスタで収益化を目指す際の注意点
Instagram で収益化を行う場合、法令・ルールへの理解は欠かせません。知らないまま運用してしまうと、思わぬトラブルにつながる可能性もあります。ここでは特に注意したいポイントを紹介します。
ステルスマーケティング (ステマ) は景品表示法違反
企業から報酬や商品提供を受けて紹介しているにも関わらず、広告であることを隠して投稿する行為 (ステルスマーケティング) は日本では景品表示法違反となります。
消費者庁も公式にガイドラインを公開しており、広告・PR 案件である場合は、ユーザーに分かりやすい形で明確に広告表示を行うことが求められています。
企業案件、アフィリエイトいずれの場合でも「PR」「広告」「宣伝」「プロモーション」など明確に示すことで、利用者に誤解を与えない発信を心がける必要があります。
誇大広告にも注意
ステマ以外にも、景品表示法では「実際よりも著しくよく見せる」「消費者を誤認させる表現」などは禁止されています。
たとえば、次のような行為は景品表示法に違反する可能性があります。
- 「飲むだけで必ず痩せる」など誤解を招く表現をすること
- 「世界一安い」など最大級を謳うこと
- 実証できるデータなしで商品を比較すること
- 定価を実際よりも高く表示し、値引き価格を偽ること
投稿する前に景品表示法に違反していないかも確認しましょう。
著作権・画像・音楽の利用権
インスタ投稿には、写真やイラスト、音源など、権利が関わる素材が多く含まれます。
次のような行為は著作権侵害となる可能性があるため注意が必要です。
- ネット上の画像を無断転載する
- アーティストの曲を無断使用する
- 他人の文章をコピーする
素材は自分で用意するか、利用許諾のあるものを使うようにしましょう。
Stripe Payment Links でできること
Stripe Payment は統合型のグローバル決済ソリューションです。成長中のスタートアップから大企業まで、あらゆるビジネスがオンライン、対面、世界各地でスムーズに決済を導入できます。
Stripe Payments の特徴
- 決済体験の最適化: 構築済みの決済 UI、125 種類以上の決済手段、Stripe が構築したウォレット「Link」により、スムーズな顧客体験を実現するとともに、数千におよぶ開発時間を削減します。
- 新市場へのスピーディーな展開: 195 カ国、135 以上の通貨で利用可能な決済オプションにより、世界中の顧客にリーチし、多通貨管理の複雑さとコストを削減します。
- 対面とオンライン決済の統合: オンラインと対面を統合したコマース体験を構築。顧客とのやり取りをパーソナライズし、ロイヤルティを高め、収益拡大を促進します。
- 決済パフォーマンスの向上: ノーコードの不正利用対策や承認率改善のための高度な機能など、カスタマイズ可能で設定が簡単な決済ツールで収益を増加させます。
- 柔軟で信頼性の高いプラットフォームで事業成長: 業界最高レベルの信頼性を備えたプラットフォーム上でビジネスを構築し、拡大。稼働時間は 99.999% を誇ります。
- コントロールを維持: ブランドに合わせて決済ページのデザインや雰囲気をカスタマイズし、すべての決済状況を一元管理できます。
Stripe Payments のオンラインおよび対面決済について、詳しくはこちらをご覧ください。今すぐ開始する場合はこちら。
この記事の内容は、一般的な情報および教育のみを目的としており、法律上または税務上のアドバイスとして解釈されるべきではありません。Stripe は、記事内の情報の正確性、完全性、妥当性、または最新性を保証または請け合うものではありません。特定の状況については、管轄区域で活動する資格のある有能な弁護士または会計士に助言を求める必要があります。