クラウドファンディングとは: スタートアップ向けの 4 タイプ

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  1. はじめに
  2. クラウドファンディングとは
  3. 事業者にとってのクラウドファンディングのメリット
  4. クラウドファンディングの 4 つの種類とそれぞれのメリットとデメリット
    1. 1. 報酬型クラウドファンディング
    2. 2. 株式型クラウドファンディング
    3. 3. 融資型クラウドファンディング
    4. 4. 寄付型クラウドファンディング
  5. 使用するクラウドファンディングタイプの選択方法
  6. クラウドファンディングの代替手段
    1. デットファイナンス
    2. エクイティファイナンス
    3. その他の資金調達手段
  7. Stripe Atlas でできること
    1. Atlas への申請
    2. EIN が到着する前に決済を受け付け、銀行取引を行う
    3. 創業者株式のキャッシュレス購入
    4. 自動 83 (b) 課税選択申請
    5. 世界クラスの企業の法的文書
    6. Stripe Payments を 1 年間無料でご利用いただけるほか、5 万ドルのパートナークレジットと割引も利用

資金調達はスタートアップにとって困難ながらも不可欠なステップであり、今日の起業家にはさまざまな資金源が利用できます。人気の選択肢のひとつであるクラウドファンディングは、資金調達プロセスを民主化し、従来の資金調達手段では対応が難しい場合でも資本へのアクセスを可能にします。2025 年時点で、クラウドファンディングの世界市場規模は 18 億 3,000 万ドル超と推計されており、2030 年までに倍増すると予測されています。主要なクラウドファンディングプラットフォームである Kickstarter は、2025 年 1 月時点で 65 万件以上のプロジェクトを掲載してきました

クラウドファンディングは、その汎用性と広いリーチが特長であり、幅広い層から資金を集めることができます。また、スタートアップが市場検証を行い、初期支持者のコミュニティを構築し、潜在顧客やアーリーアダプター、投資家向けのエンゲージメントプラットフォームを整備するうえでも役立ちます。クラウドファンディングに取り組むことで製品のアイデアが早い段階で世に出ることになりますが、その早期公開が多くのビジネスにとってメリットとなる場合もあります。

以下では、主なクラウドファンディングの種類の特徴、メリット、デメリットを解説します。これらを理解することが、クラウドファンディングがスタートアップの資金調達戦略として適切かどうかを判断する第一歩となります。

目次

  • クラウドファンディングとは
  • 事業者にとってのクラウドファンディングのメリット
  • クラウドファンディングの 4 つの種類とそれぞれのメリットとデメリット
  • 使用するクラウドファンディングタイプの選択方法
  • クラウドファンディングの代替手段
  • Stripe Atlas によるサポート

クラウドファンディングとは

クラウドファンディングは、友人、家族、顧客、個人投資家などの集団的な努力を通じて、プロジェクトや事業の資金を集める方法です。この手法は、個人で構成される大きな集団の協力に依存し、ソーシャルメディアやクラウドファンディングプラットフォームを介して主にオンラインで実施され、各個人のネットワークを利用して、より広いリーチと露出を実現します。

クラウドファンディングは、プロジェクトや事業が少数の選ばれた個人や機関から資金を調達する従来の資金調達方法とは正反対です。クラウドファンディングでは、プロジェクトやビジネスに関心がある個人投資家から資金を集めることができ、支援のために資金を提供する意思のある人なら誰でも対象になります。拠出額は、プロジェクトやビジネスの性質、リターンの可能性に応じて、非常に少額なものから非常に高額なものまでさまざまです。

クラウドファンディングを通じて、起業家やプロジェクト発起人はインターネットの広がりを活用し、創業、新製品開発、社会課題への取り組み、困っている人への支援など、さまざまな目的で資金を集めることができます。

スタートアップのクラウドファンディングのプロセスは、一般的に次のような流れになります。

  1. プラットフォームを選択し、目標を設定する
    クラウドファンディングキャンペーンを開始する前に、スタートアップは調達したい金額など、目標を明確に定める必要があります。また、Kickstarter や Indiegogo などのクラウドファンディングプラットフォームの選択も必要です。

  2. ローンチの準備
    ローンチ前の数カ月間は、製品のプロトタイプのテスト、マーケティング素材の作成、高品質なキャンペーン動画やプロジェクト説明文の制作に充てるべきです。一部のクラウドファンディングプラットフォームでは、特別なバッカー (支援者) ティアを設定でき、企業はそこにプロモーション特典を追加することができます。

  3. キャンペーンをローンチする
    ローンチ時には、スタートアップはソーシャルメディア、メールマーケティング、広報活動、その他のマーケティング施策を通じて、キャンペーンページへのトラフィックを集める必要があります。

  4. 製品を宣伝する
    現在の支援者や支援候補者との定期的な情報共有と積極的なエンゲージメントが重要です。スタートアップは、キャンペーンページを常に最新の状態に保ち、クラウドファンディングキャンペーンや製品ローンチに関連する情報を定期的に投稿する必要があります。

  5. クローズとフルフィルメント
    資金調達目標を達成したら、最終製品を製造し、初期支援者に発送します。このステップは、信頼性と信用を維持するうえで非常に重要です。

How crowdfunding works, step by step - Step-by-step flow for how crowdfunding works

事業者にとってのクラウドファンディングのメリット

クラウドファンディングは、従来の資金調達チャネルを経由せずに、ビジネスの立ち上げや成長に必要な資金を集める革新的な手段です。資金調達以外にも、さまざまなメリットをもたらします。

ここでは、主なメリットをいくつか紹介します。

  • 従来のチャネルが利用できない場合でも資金調達が可能
    クラウドファンディングは、銀行やベンチャーキャピタリストなどの従来の資金提供元からは確保できなかったであろう資本をスタートアップが調達できるようにします。

  • ローンチ前に実際の市場ニーズを検証
    アイデアを公開することで、スタートアップ市場のトレンドとの整合性や実際の購買意欲を確認できます。クラウドファンディングキャンペーンの成功は、製品やサービスへの需要を示し、他の投資家やステークホルダーに対するコンセプトの実証にもなります。

  • アーリーアダプターとブランド支持者からなるエンゲージメントの高い顧客層を構築
    クラウドファンディングキャンペーンを行うと、大勢の人々にリーチできるため、認知度を高め、支持者を育成する役に立ちます。キャンペーンに貢献した人々は、最も情熱的な顧客になり、強力な支持者になってくれる可能性があります。

  • 実際のフィードバックを収集して製品を早期に改善
    クラウドファンディングのプロセスを通じて、正式に発売する前に製品やサービスに対するフィードバックを受け取ることができます。支援者から、貴重な洞察や改善案を得ることができます。

  • 財務リスクや所有権リスクを抑えて資金調達
    従来の資金調達方法と比べて、クラウドファンディングはリスクを抑えることができます。株式を手放すことも負債を背負うこともなく、製品やサービスと引き換えに資金を調達できます。

  • マーケティングと対外露出を同時に創出
    クラウドファンディングキャンペーンが成功すると、ソーシャルメディアでのシェアやいいね、従来のメディア報道を通じて大きな注目を集めることができます。

  • パートナーシップや将来の投資機会を引き寄せる
    クラウドファンディングキャンペーンは、業界のリーダー、潜在的なパートナー、さらには他の資金提供者の目に留まることがあります。この認知度が、戦略的パートナーシップやさらなる投資機会につながります。

クラウドファンディングの 4 つの種類とそれぞれのメリットとデメリット

クラウドファンディングの種類

メリット

デメリット

報酬型クラウドファンディング

  • 株式の譲渡なし
  • 市場ニーズの検証
  • 先行販売とマーケティングを兼ねる
  • 早期支援者のコミュニティを構築
  • オールオアナッシング方式の資金調達が多い
  • 報酬のフルフィルメントに時間とコストがかかる
  • キャンペーンの成否は予測しにくい
  • アイデアが公開されるリスクあり
  • プラットフォーム手数料

株式型クラウドファンディング

  • より大きな金額を調達できる
  • 長期的な投資家との関係構築
  • 投資家の専門知識やネットワークへのアクセス
  • 所有権とコントロールの喪失
  • 複雑な規制と法的コスト
  • 継続的な報告義務
  • 財務的リターンへのプレッシャー
  • 投資家による希薄化のリスク

融資型クラウドファンディング

  • 完全な所有権を維持できる
  • 従来の銀行融資より迅速
  • 返済スケジュールが予測可能
  • 株式型より低コストになる場合あり
  • 利息付きでローンを返済する必要あり
  • 業績にかかわらず固定の金融債務が発生
  • クレジットスコアへのリスクあり
  • 担保が必要な場合あり

寄付型クラウドファンディング

  • 返済や株式の交換が不要
  • 社会的またはコミュニティの活動への強力なサポート
  • 感情的に共感する支援者を育てる
  • 商業目的のビジネスには訴求力が限られる
  • 資金調達の保証なし
  • アイデアが公開されるリスクあり
  • プラットフォーム手数料が発生

スタートアップが選択できるクラウドファンディングには主に 4 つの種類があります。それぞれに独自のメリットがあり、特定のユースケースに適しています。スタートアップが押さえておくべき概要は以下の通りです。

1. 報酬型クラウドファンディング

支援者は、「報酬」(通常は会社が提供する製品やサービス) と引き換えに、スタートアップに資金を提供します。このモデルは、通常、新しい製品やサービスを世に出そうとしているスタートアップが、開発や生産のための資金を必要としている場合に使用されます。報酬型クラウドファンディングプラットフォームの例としては、Kickstarter や Indiegogo などが挙げられます。

報酬型クラウドファンディングは、特にクリエイティブなプロジェクトや新製品発売の際によく使われる資金調達方法です。以下に主なメリットとデメリットを挙げます。

報酬型クラウドファンディングのメリット:

  • 持分を犠牲にしない: 株式型クラウドファンディングとは異なり、報酬型クラウドファンディングでは、会社の所有権を放棄する必要がありません。

  • 市場検証: 報酬型クラウドファンディングでは、製品やサービスへの市場の関心を評価できます。キャンペーンが成功すれば、販売するものに市場があることの証明となります。

  • 先行販売およびマーケティング: クラウドファンディングキャンペーンは、製品の先行販売としても機能し、宣伝効果があり、最初の顧客ベースを得ることができます。

  • コミュニティ構築: クラウドファンディングプラットフォームは、支援者とコミュニケーションを取り、関与する場となります。サポーターが集まるコミュニティを構築することができ、製品やサービスを広めるのに役立ちます。

報酬型クラウドファンディングのデメリット:

  • オールオアナッシング方式の資金調達: Kickstarter や Indiegogo などの多くのクラウドファンディングプラットフォームは、オールオアナッシング方式で運営されています。つまり、目標金額に達しない場合は資金を受け取れません。すべてのプラットフォームがこの方式ではありませんが、開始前に確認しておくことが重要です。

  • 報酬の履行: 約束した報酬を必ず届けることが重要ですが、想定以上に時間やコストがかかる場合があります。報酬を履行できないと、評判の低下につながるだけでなく、支援者が資金の返還を求める根拠にもなりかねません。

  • 成功の不確実性: アイデアが優れていても、すべてのキャンペーンが成功するわけではありません。成功は、キャンペーンの質、タイミング、運など多くの要因によって左右されます。

  • 手数料: クラウドファンディングプラットフォームは通常、調達額の一定割合を手数料として徴収し、追加の決済手数料が発生する場合もあります。成功時の手数料は総調達額の約 5% が多く、決済処理手数料は 3% から 5% の範囲です。

2. 株式型クラウドファンディング

支援者は、投資の見返りとして会社の株式を受け取ります。この形態のクラウドファンディングは、会社の将来の利益と引き換えに多額の資金を調達できるため、成長の可能性の高いスタートアップが特に頻繁に使用しています。SeedInvest と CircleUp は、株式型クラウドファンディングの中でも人気のあるプラットフォームです。

株式型クラウドファンディングのメリット:

  • 多額の資本調達: 投資家は会社の将来の成功に対する持分を取得するため、報酬型クラウドファンディングより多額の資金を提供する意欲を持つ場合があります。これにより、スタートアップは多額の資金を調達できます。

  • 長期的な投資家との関係: 報酬型クラウドファンディングでは、通常、報酬が支払われると関係が終了しますが、株式型クラウドファンディングでは、既得権益を持つ投資家と長期的な関係を築き、会社の継続的な成功につなげることができます。

  • 専門知識とネットワークへのアクセス: 投資家は自身の専門知識、経験、ネットワークを持ち寄ることが多く、アーリーステージの会社にとって貴重なリソースとなり得ます。

株式型クラウドファンディングのデメリット:

  • 所有権の喪失: 会社の株式を提供することは、所有権の一部を手放すことであり、支配権と意思決定を共有するという意味になる場合があります。

  • 規制の複雑さ: 株式型クラウドファンディングは、他の形態のクラウドファンディングと比べて、より複雑な法律や規制の対象となります。そのため弁護士が必要となる場合があり、多額の法務費用がかかる可能性があります。

  • 報告義務の増加: 多くの株主を抱える企業は、投資家に対して定期的な進捗報告や財務報告を行う必要があります。これには時間がかかり、追加の管理リソースが必要になる場合があります。

  • リターンに対する圧力: 支援者が製品やサービスを喜んで受け取る報酬型クラウドファンディングとは異なり、株式投資家は投資に対する金銭的リターンを求めます。そのため、業績を上げてリターンを出すようにとのプレッシャーが高まる可能性があります。

  • 希薄化の可能性: 今後、さらに株式型で資金を調達すると、以前の投資家 (クラウドファンディング投資家を含む) が所有する会社の割合が希薄化する可能性があります。これは、正しく処理しないと、投資家の不満につながる可能性があります。

3. 融資型クラウドファンディング

「ピアツーピアレンディング」または「P2P レンディング」とも呼ばれる融資型クラウドファンディングは、従来のローンと似ています。銀行から融資を受けるのではなく、大勢の投資家から融資を受けるのです。スタートアップは、指定された期間にわたり利息付きでローンを返済することに同意します。LendingClub と Prosper は、融資型クラウドファンディングのよく知られたプラットフォームです。

融資型クラウドファンディングのメリット:

  • 所有権の留保: 株式型クラウドファンディングとは異なり、融資型クラウドファンディングでは、会社の所有権を手放す必要はありません。ローンを返済すると、投資家に対する義務は終了します。

  • プロセスがより迅速: 融資型クラウドファンディングを通じてローンを確保するプロセスは、従来の銀行を通すよりも速い場合があります。資格要件もそれほど厳しくない場合があります。

  • 固定返済スケジュール: 返済スケジュールが決まっているため、予測しにくい株式投資と比べて計画を立てやすい場合があります。

  • コストの低減可能性: 確保できる金利やローン期間によっては、融資型クラウドファンディングが株式型クラウドファンディングや一般的な銀行融資よりも低コストの資金調達手段になる場合があります。

融資型クラウドファンディングのデメリット:

  • 返済義務: 他の形態のクラウドファンディングとは異なり、融資型クラウドファンディングで集めた資金は、利息を付けて返済する必要があります。これは、業績が順調であるかどうかに関わらず、計画を立てて支出すべき固定費です。

  • 利息コスト: ローンのコストには、借入元本だけでなく、ローン期間中に支払う利息も含まれます。年率は 7.5% から 36% の範囲です。

  • クレジットスコアに対するリスク: ローンの返済ができない場合、クレジットスコアに影響が出る可能性があり、将来の資金調達能力にも影響する可能性があります。

  • 担保付ローンのリスク: 融資型クラウドファンディングの中には、担保や個人保証が必要なものもあります。ローンを返済できない場合、担保として約束した資産を失うリスクがあります。

4. 寄付型クラウドファンディング

寄付型クラウドファンディングモデルは、非営利団体、社会起業家、「投資収益」が金銭ではなく社会的善やコミュニティへの貢献であるスタートアップに広く活用されています。支援者は金銭的リターンを期待するのではなく、その活動に共感してプロジェクトへ寄付します。GoFundMe は寄付型クラウドファンディングの代表的なプラットフォームです。

寄付型クラウドファンディングのメリット:

  • 返済や株式交換が不要: 支援者は自社のプロジェクトや活動に資金を寄付するので、ローンの返済や会社の株式の供出などを心配する必要がありません。

  • 社会的活動への支援: 寄付型クラウドファンディングは、社会的、慈善的、またはコミュニティを目的としたプロジェクトや活動に特に効果的です。

  • コミュニティ参加: この形態のクラウドファンディングは、プロジェクトや活動に感情的に共感しているサポーターのコミュニティを構築する良い方法となります。

寄付型クラウドファンディングのデメリット:

  • アピールが限定的: 寄付型キャンペーンは、プロジェクトや活動の感情的なアピールに依存することが多く、より多くの対象者へと訴求するには限りがあるかもしれません。これらのキャンペーンは、商業プロジェクトでは成功しない可能性があります。

  • 資金は保証されていない: 他の形態のクラウドファンディングと同様に、資金調達目標を達成できる保証はありません。また一部のプラットフォームでは、目標を達成しない場合、資金を一切受け取ることができません。

  • アイデアの公開: 他の形態のクラウドファンディングと同様に、アイデアは公開されているため、他の誰かがそれを真似する可能性があります。

  • プラットフォーム手数料: 集めた資金は返済する必要はありませんが、ほとんどのプラットフォームは、集めた金額に基づいて手数料を請求します。

4 types of crowdfunding - Quick guide to understanding crowdfunding methods

使用するクラウドファンディングタイプの選択方法

スタートアップに適したクラウドファンディングの種類は、ビジネスの性質、目標、そして各クラウドファンディング方式の要件に対応できるかどうかによって異なります。意思決定の際に考慮すべき要素を以下に示します。

  • クラウドファンディングの種類をビジネスモデルとミッションに合わせる
    クラウドファンディングの種類によって、対応できるビジネスニーズは異なります。たとえば、新製品やサービスには報酬型クラウドファンディングが適している場合が多く、コミュニティ志向や社会的インパクトを重視するビジネスには寄付型が向いていることがあります。

  • 財務目標を期待される資金調達能力に合わせる
    クラウドファンディングの方法によって、獲得できる資本の額が異なります。多額の資金が必要な場合は、株式型または融資型のクラウドファンディングが適している可能性があります。少額の資金が必要な場合は、報酬型クラウドファンディングや寄付型クラウドファンディングで十分かもしれません。

  • クラウドファンディングを活用して市場で製品やサービスを検証する
    製品を市場でテストする必要がある場合は、報酬型クラウドファンディングを利用することで、顧客から貴重なフィードバックや検証を得られる可能性があります。

  • 希望する所有権と経営権のレベルを維持できる方法を選ぶ
    スタートアップの完全な経営権と所有権を維持することが重要である場合は、株式型クラウドファンディングよりも、報酬型、寄付型、融資型のクラウドファンディングのほうが適している可能性があります。

  • 法的および規制上の要件を理解し、対策を講じる
    報酬型クラウドファンディングの報酬を期限内に用意して提供することはできますか。融資型クラウドファンディングの融資を返済できる自信はありますか。株式型クラウドファンディングで大勢の株主を管理できますか。

  • 法的および規制上の考慮事項
    株式型や融資型のクラウドファンディングでは、報酬型や寄付型のクラウドファンディングよりも複雑な法的要件や規制要件が関係する場合があります。そうした要件を確実に理解する必要があります。

スタートアップの目標

推奨されるクラウドファンディングの種類

適している理由

新製品またはサービスのローンチ

報酬型

資金調達、先行販売、マーケティング、市場検証を同時に実現

社会的またはコミュニティのミッションへの支援

寄付型

財務的リターンではなくインパクトを重視する支援者を引き付ける

大規模な資金調達を行い、所有権の分配も許容できる

株式型

多額の資金と長期的な投資家関係を確保

所有権を手放さずに資本調達

融資型

予測可能な返済スケジュールでローンを提供し、完全なコントロールを維持

市場の関心テスト / 顧客フィードバックの収集

報酬型

アーリーアダプターからの検証とフィードバックが得られる

法的な複雑さと義務の最小化

報酬型または寄付型

株式型または融資型クラウドファンディングと比べて規制がシンプル

会社の意思決定における完全なコントロールを維持

報酬型、寄付型、または融資型

株式による所有権の希薄化を回避

クラウドファンディングの代替手段

スタートアップには、クラウドファンディングの代替手段となるものがいくつかあります。それらは、デットファイナンスとエクイティファイナンスの 2 つに大別できます。

デットファイナンス

  • 銀行融資: 従来型の銀行融資は、スタートアップの資金調達として一般的な手段です。通常、しっかりとした事業計画と担保 (融資を確保するために差し出す資産) が必要です。返済できない場合、銀行はその資産を差し押さえます。
  • 信用枠: 銀行や信用組合は、柔軟に資金を利用できる信用枠も提供しています。企業が信用枠の審査に通る条件は一般に、高い信用スコア、返済履歴、安定した収益、事業継続期間、良好なキャッシュフローなど、複数の要素で判断されます。
  • 小口融資: 非営利団体やオンライン融資業者が提供する小口融資は、従来の銀行融資よりも受けやすいことが多く、特にクレジット履歴が少ない企業向けです。

エクイティファイナンス

  • エンジェル投資家: エンジェル投資家は、株式持分と引き換えにスタートアップへ個人資金を投資する富裕層の個人です。専門知識や業界のコネクションを提供する場合もあります。
  • ベンチャーキャピタル (VC): VC は、高い成長可能性があると判断したスタートアップや創業初期の企業に投資するファームです。その見返りとして、株式持分および会社に対する一定の経営権を求めるのが一般的です。
  • プライベートエクイティ会社: この種の会社は、企業の価値を高めてから売却して利益を上げることを目的として、成熟した企業に投資します。こうした会社は、相当な株式持分または完全な所有権を要求します。

その他の資金調達手段

デットファイナンスとエクイティファイナンス以外にも、スタートアップが事業資金を調達する一般的な方法があります。

  • 助成金
    政府機関、財団、企業からの助成金は返済不要の資金です。資金調達として有力な手段ですが、競争率が非常に高いことがほとんどです。特定の事業形態、特定の地域への所在、資金の特定目的 (研究、コミュニティ向けプログラムなど) のみへの使用など、一定の条件を満たすことを示す必要がある場合があります。

  • 自己資金
    多くの起業家は、最初に自己資金でビジネスを立ち上げます。これはブートストラッピングと呼ばれ、貯蓄、クレジットカード、住宅担保ローンなどが活用されます。

  • 友人と家族
    起業家が友人や家族に資金援助を求めるケースはよくあります。これは始めるうえで有効な方法ですが、誤解や関係悪化を避けるため、他の資金調達と同様にビジネス上の取引として扱うことが重要です。

  • ビジネスアクセラレーターとインキュベーター
    アクセラレーターおよびインキュベータープログラムは、通常少額の株式持分と引き換えに、スタートアップへの資金、メンターシップ、リソースを提供します。

  • 戦略的パートナーシップ
    スタートアップの中には、大企業と戦略的パートナーシップを結ぶものもあります。大企業が、革新的なテクノロジーの利用や新規市場への参入など、価値あるものへの見返りとして資金やリソースを提供します。

クラウドファンディングは、スタートアップの資金を調達する多くの方法の 1 つに過ぎず、1 つの資金調達方法だけに完全に依存するスタートアップはほとんどありません。それぞれの方法のメリットとデメリットを理解し、自社のビジネスモデル、資金ニーズ、長期的な目標に最も合うものを選ぶことが重要です。

Stripe Atlas でできること

Stripe Atlas は、会社の法的基盤を構築し、世界中どこからでも 2 営業日以内に資金調達、銀行口座開設、決済を受け付けることができます。

Y Combinator、a16z、General Catalyst などの一流投資家が支援するスタートアップを含む、Atlas を利用して法人化された 75,000 以上の企業に参加しましょう。

Atlas への申請

Atlas での会社設立には 10 分もかかりません。会社形態を選択し、会社名が使用可能かどうかを即座に確認し、共同創業者を最大 4 名まで追加します。また、株式の分割方法を決定し、将来の投資家や従業員のために株式のプールを確保し、役員を任命し、すべてのドキュメントに電子署名を行います。共同創業者にも電子署名を促すメールが届きます。

EIN が到着する前に決済を受け付け、銀行取引を行う

会社設立後、Atlas は EIN を申請します。アメリカの社会保障番号、住所、携帯電話番号をお持ちの創業者は、IRS の迅速処理を利用できます。その他の創業者は、より時間のかかる通常の手続きを行います。また、Atlas では EIN の取得前決済や銀行取引が可能ですので、EIN 到着前に決済の受け付けや取引を行うことができます。

創業者株式のキャッシュレス購入

創業者は、現金の代わりに知的財産 (著作権や特許など) を使って初期株式を購入することができ、購入証明は Atlas ダッシュボードに保管されます。この機能を利用するには、知的財産の評価額が 100 ドル以下である必要があります。それ以上の知的財産を所有している場合は、手続きを進める前に弁護士にご相談ください。

自動 83 (b) 課税選択申請

創業者は 83 (b) 課税選択を申請し、個人所得税を軽減することができます。創業者がアメリカ人であっても、アメリカ人でなくても、Atlas が USPS 配達証明付き郵便と追跡サービスで申請を代行します。署名された 83 (b) 選択と申請証明は、Stripe ダッシュボードで直接受け取ることができます。

世界クラスの企業の法的文書

Atlas は、会社経営に必要なすべての法的文書を提供します。Atlas の C corp 文書は、世界有数のベンチャーキャピタル法律事務所である Cooley と共同で作成されています。これらのドキュメントは、すぐに資金調達ができ、会社が法的に保護されるように設計されており、所有権構造、株式分配、税務コンプライアンスをカバーしています。

Stripe Payments を 1 年間無料でご利用いただけるほか、5 万ドルのパートナークレジットと割引も利用

Atlas はトップクラスのパートナーと提携し、創業者限定の割引やクレジットを提供しています。AWS、Carta、Perplexity などの業界最大手による、エンジニアリング、税務、財務、法令遵守、オペレーションに不可欠なツールの割引が含まれます。また、初年度はデラウェア州の登録エージェントを無料で提供します。さらに、Atlas ユーザーであれば、10 万ドルまでの決済量に対して 1 年間無料の決済処理など、Stripe の特典をご利用いただけます。

Atlas がどのように新規事業の立ち上げを迅速かつ容易に行うかについてはこちらをご覧ください。また、今すぐ始めるにはこちらをご覧ください。

この記事の内容は、一般的な情報および教育のみを目的としており、法律上または税務上のアドバイスとして解釈されるべきではありません。Stripe は、記事内の情報の正確性、完全性、妥当性、または最新性を保証または請け合うものではありません。特定の状況については、管轄区域で活動する資格のある有能な弁護士または会計士に助言を求める必要があります。

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