Stripe とシームレスな連携が可能なツールを構築・発見できる Stripe App Marketplace を公開

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  • Stripe Apps は、パートナー企業が Stripe 上での運営を管理するための様々なツールを統合したプラットフォーム

  • 開発者は、自社内で使用するアプリのみならず、何百万もの Stripe のユーザー企業が利用できるアプリを構築して公開することが可能

  • Stripe App Marketplace では、DocuSign、Dropbox、Intercom、Mailchimp、Ramp、Xero 等の大手プロバイダーが提供する 50 以上のアプリが公開されており、今後も追加予定

サンフランシスコおよびダブリン - インターネット向け経済インフラのプラットフォームを構築する Stripe は、Stripe Apps と Stripe App Marketplace の提供を開始しました。Stripe Apps は、人気の高いサードパーティツールのエコシステムとして、成長企業が抱える根本的な課題に取り組み、Stripe のユーザー企業から多く寄せられているご要望にお応えします。

インターネット経済での競争を勝ち抜くために、企業は様々なソフトウェアツールを活用しています。Stripe で決済処理をしながら、返金確認メールの送信をしたり、関連するカスタマーサポートチケットを完了したりするには別のツールを使用することがあります。これらのツールは便利ですが、手動で調整する必要があり、ユーザーがツールを切り替えながら使用することで人的ミスが発生する可能性があります。Stripe Apps は、企業が基盤と依存する多くのツールを統合し、共通のタスクを一箇所で簡単に完了できるようにします。

業務を効率化する新しい統合機能

Stripe Apps を利用することで、企業は業務を簡素化し、断片的なワークフローを結合することができます。例えば、Stripe App Marketplace 上で Intercom のアプリを使用すると、カスタマーサポート担当者は、Stripe のダッシュボード上の顧客詳細ページで全てのサポート利用履歴を確認し、サポートチケットに直接返信することができます。

Intercom の共同創業者兼最高戦略責任者である Des Traynor 氏は次のように述べています。「Intercom が Stripe に統合されたことで、お客様は、問題の調査、支払いに関する問い合わせへの回答、返金の承認などを Stripe のダッシュボードから直接行えるようになりました。Intercom のメッセンジャーを通じて顧客にリアルタイムで状況を把握しながら、これらのことを同時に行うことができるようになったのです」

Stripe Apps を利用することで、企業は初めて Stripe をカスタマイズして利用することができるようになります。また、アプリ間でコンテキスト情報を自動共有し、記録システムを同期させ、ユーザーにビジネスの全体像を提供することができます。

Mailchimp の最高製品・設計責任者の Jon Fasoli 氏は次のように述べています。「例えば、ある企業経営者が、顧客が購入した際にメッセージを自動送信し、特定の割引情報を送ることで再購入を促したいと考えているとします。Mailchimp は、Stripe と 自動的に顧客情報を同期させ、業務を効率化し、時間を節約することができます」

あらゆるユースケース、あらゆるビジネスのためのアプリ

Stripe App Marketplace には、会計、分析、CRM、電子署名、マーケティングなど、ビジネスの中核となる様々な機能のアプリが存在します。公開当初は、DocuSign、Dropbox、Intercom、Mailchimp、Ramp、Xero 等の大手プロバイダーが提供する 50 以上のアプリが提供される予定です。Stripe は今後、英語以外の言語のアプリを含め、パートナーやアプリを順次追加していく予定です。

開発者は、Stripe App Marketplace でアプリを開発・公開し、Stripe の数百万におよぶユーザー企業にリーチすることができます。また、社内で使用するカスタムアプリを開発することも可能です。例えば、社内の CRM や ERP システムからの情報を Stripe のダッシュボードに表示するアプリを作ることもできます。

アプリは Stripe のダッシュボードで表示され、インタラクティブに利用できますが、バックグラウンドでも動作します。Stripe の API を最大限に活用し、顧客アカウントの作成、既存の顧客情報の更新、請求書の作成などのタスクを実行することができます。

Stripe Apps の製品責任者である Bowen Pan は次のように述べています。「Stripe Apps を利用することで、企業は自社の SaaS ツールで Stripe をカスタマイズし、顧客に最高のサービスを提供することができます。私たちはこの新たな取り組みに大きな期待を寄せており、開発者の皆様が今後数カ月、数年の間に構築するすべてのアプリからその創意工夫を見ることができるのが待ちきれません」

この度の Stripe App Marketplace 公開により、開発者はアプリの構築を、ユーザーは提供されたアプリの閲覧をできるようになりました。ユーザーは今後数週間のうちにアプリを直接インストールし、利用できるようになる予定です。

ストライプジャパンの共同代表取締役である Daniel Heffernan は次のように述べています。「Stripe App Marketplace では、日本のビジネス文化やプロセスに沿った自社アプリの作り込みができるほか、アプリを公開すれば数百万の国内外の企業が Stripe 上で利用できるようになります。国内の開発者の皆様にも、ぜひこの機会に様々なアプリの開発をお試しいただき、世界に発信するきっかけとなればと思います」