Stripe Billing がリーダーとしての評価を獲得 – Gartner レポート

サンフランシスコとダブリン — 企業向けの金融インフラプラットフォームである Stripe は本日、 Gartner® Magic Quadrant™ for Recurring Billing Applications (マジック・クアドラント定期請求アプリケーション部門) でリーダー評価を獲得したことを発表しました。Billing は Stripe の決済プロダクトと同様に、 業界アナリストからリーダーとして評価された 2 つ目のプロダクトとなりました。

2018 年にリリースされた Stripe Billing は、30 万社以上が顧客への請求に利用しているソフトウェアです。多くの企業にとって請求システムは決済機能と同様に重要であり、誰にいくら、いつ請求するか、といった複雑な要素を管理するものです。

Stripe Billing は、事業者が財務処理全体を効率的に管理できるように設計されています。請求プランの設定や、料金体系のカスタマイズ、決済額の計算、次回の請求書の確認、割引の適用、支払いのリマインドメールの送信、決済の追跡などを簡単に行うことができます。また、売上ベースの契約や、段階制料金、従量課金など、さまざまな請求モデルに対応しており、最新のグローバルな請求システムを簡単に運用することが可能です。

この度、初めて Stripe Billing が Gartner の「Magic Quadrant for Recurring Billing Applications (マジック・クアドラント定期請求アプリケーション部門)」で評価を受けたほか、 Stripe は「実行能力 (Ability to Execute) 」と「ビジョンの完全性 (Completeness of Vision) 」において評価も獲得。今回のレポートでは、Stripe Billing のエンタープライズ向けの新機能や従量課金機能のリリース、さらにテクノロジーやヘルスケア、メディア、教育など、多様な業界の B2B および B2C 企業での採用が加速していることが、最近の勢いとして取り上げられています。

Stripe Billing は、特に先進的な AI 企業間で急速に採用が進んでいます。これらの企業は初期費用が高く、迅速に収益化を実現する必要があります。実際に、OpenAIAnthropicPerplexityMidjourney など、多くの AI 企業が Billing を利用して収益を伸ばし、顧客の離脱を減らしています。

世界中の企業が Stripe Billing を利用し、何億件ものサブスクリプションを一括管理しています。フランスのテレビ放送ネットワークである TF1 や、日本の交通・不動産・サービス事業を展開する東急グループ、オーストラリアのチームコラボレーション向けソフトウェアプラットフォームである Atlassian、イギリスの公共交通機関のチケット発券プラットフォームである Passenger、ノルウェーの大手ストリーミングサービスであるTV 2 などが事例として挙げられます。

従来、企業が Billing を使用するためには、決済も Stripe で処理する必要がありました。しかし、複数の決済代行業者を利用している大手企業により良いサービスを提供するため、Stripe は 2024 年 4 月に他の決済サービスプロバイダーを活用する企業も Stripe Billing を利用できるようになることを発表。すでにヨーロッパでは、 Stripe ユーザーは PayPal で処理されたサブスクリプションを Stripe Billing で管理することができます。

Stripe の最高収益責任者である Eileen O'Mara は次のように述べています。「請求システムは、常にユーザー企業のニーズに適応していくべきであり、この度 Gartner が Stripe Billing をリーダーとして評価したことは、ユーザー企業の売上拡大を支援し、 インターネットを活用したさまざまなビジネスモデルをサポートするというコミットメントが認められたのだと受けとめています」

Stripe Billing は、請求処理、請求書発行、税金対応、収益認識、レポート作成など、収益循環全体を管理する収益・財務処理の自動化ツールの一部です。これらは、 GitHub、Figma、Duolingo など、数十万もの企業に使用されており、今後数カ月で年間収益は 5 億ドルを超える見込みです。

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