米レンタカー大手 Hertz (ハーツ) が Stripe と提携、世界各地の決済を強化
- 米国で Apple Pay に対応するなど、Hertz (ハーツ) の利用者はより多くの決済手段を利用可能に
- Stripe は、ハーツとその子会社の Dollar (ダラー) やThrifty (スリフティ) の主要な決済インフラに
- Stripe Terminal で、世界 4,000 カ所以上のハーツ、ダラー、スリフティの店舗での対面決済に対応
企業向け経済インフラ・プラットフォームである Stripe は本日、米レンタカー大手の Hertz (以下: ハーツ) と提携し、ハーツおよびその子会社であるDollar (ダラー)、Thrifty (スリフティ) の決済を強化することを発表します。ハーツはデジタルレンタル戦略の一環として、対面およびオンライン決済の大半を Stripe に統一します。
ハーツの最高情報責任者 (CIO)、ティム・ラングレー・ホーソーン (Tim Langley-Hawthorne) 氏は次のように述べています。
「Stripe を主要パートナーとして選んだことで、お客様に新しいデジタル決済オプションをご提供し、より迅速でシームレスな車のレンタル体験を可能にできることを嬉しく思います。迅速に、卓越したサービスをお客様にご提供することは我々にとって最優先事項であり、今回の先進技術の活用した Stripe とのパートナーシップは、その一例です」
このパートナーシップを促進するにあたり、Stripe とハーツは、ウィークリーまたはマンスリーレンタカーのためのオーソリ (与信情報照合) 成功率の向上など、特定の決済ニーズに対応するための製品ロードマップを共同で策定しました。ハーツは、米国、カナダ、ヨーロッパ、オーストラリア、ニュージーランドの各拠点での決済を Stripe に集約します。
あらゆる場面でハーツの決済をサポート
1 世紀以上にわたって、ハーツは人々や物を運んできました。変化する交通業界において、ハーツは様々な車両を用意し、レジャー、ビジネスやライドシェアなど、より幅広い顧客層にサービスを提供しています。オンライン予約や、空港や近隣の店舗などでの対面予約により、数十億ドルの収益を上げています。
今回の提携により、Stripe は複数の分野でハーツの決済をサポートします。
- 対面予約: Stripe Terminal は、カウンター型および手持ち型 BBPOS WisePOS E 端末で 4,000 カ所以上の決済を受け付ける、ハーツの主要な店頭チェックアウトプラットフォームとなります。Terminal はハーツの中央予約システムと簡単に連携できます。
- オンライン予約: Stripe は、ハーツ、ダラー、スリフティのウェブサイトやアプリ上での全ての予約の決済を処理します。これにより、ハーツは 99.999% を超える API の可用性と、高いオーソリ成功率を実現できます。 一般的に洗い替えと言われる自動カード更新 (Card Account Updater) や 機械学習を活用して不承認決済を再試行する動的承認機能 (Adaptive Acceptance) は、オーソリ成功率を向上させ、誤った不承認を減らす支払い最適化ツールです。
- Apple Pay (アップルペイ): 米国でのレンタル料金の支払いに Apple Pay を導入し、非接触決済の選択肢を提供します。ハーツのアプリやハーツ、ダラー、スリフティのウェブサイトで予約する際に、対応した端末で Apple Pay を利用できるようになります。
Stripe の最高収益責任者 (CRO)、アイリーン・オマラ (Eileen O’Mara) は次のように述べています。
「顧客は迅速、簡単、確実な車のレンタル体験を求めています。Stripe は、ハーツのお客さまがより簡単にレンタカーを利用できるようサポートできることをうれしく思います」