GitHub、Connect Express を導入。数クリックで 30 カ国のプラットフォームを立ち上げ
世界中の開発者への支払いをより迅速に
GitHub は世界有数のソフトウェア開発プラットフォームであり、グローバルコミュニティをサポートしています。ここでは、4,000 万以上の人々が学び、共有し、連携してソフトウェアの構築に取り組んでいます。2019 年 5 月に立ち上げた GitHub Sponsors という意欲的なプロジェクトでは、開発者コミュニティは自らが利用しているオープンソースプロジェクトを設計、構築、保守する世界中の開発者を、GitHub 上で直接資金的に援助することができます。ここでは、誰でも、オープンソースプロジェクトに貢献する開発者に対して資金援助することができ、GitHub は開発者 1 人につき最大 5,000 ドルまでをマッチングします。
このようなグローバルプラットフォームの構築は、これまで非常に多くのリソースを必要とするプロセスでした。ユーザーやビジネスが世界中のどこからでも容易に参加できるように、法規制に準拠したシームレスなアカウント登録機能を構築するのは困難です。さまざまな言語による難解なアカウント登録要件への対応、現地の銀行ネットワークへの接続、複雑な国際的マネーロンダリング防止規制や本人確認規制に準拠した新しい売り手の確認など、さまざまな課題が伴います。
GitHub が Connect Express を採用、プラットフォームの迅速な立ち上げと世界中の売り手への入金を実現
Stripe は今年の Stripe Sessions で、アメリカおよびカナダに加え、28 の新たな市場で Connect Express の提供を開始しました。これにより、プラットフォームは国際的な売り手の登録とグローバル展開を迅速に行えるようになります。Connect Express は、GitHub Sponsors のような意欲的なアイデアを対象に設計されているため、グローバル展開を目指すプラットフォームは、これまで数カ月あるいは数年かかっていたエンジニアリング作業を数分まで短縮することができます。
GitHub では、例えばポーランドからの参加を希望する開発者を対象に、完全に現地化したアカウント登録フローを追加する場合、Stripe ダッシュボードでいくつかのチェックボックスをクリックするだけで作業は完了です。コーディングは不要です。ポーランドの開発者が寄付金を受け取るためにサインアップすると、フローは現地に対応した状態で表示されます。ポーランド語で表示されるだけでなく、銀行口座情報の入力の際にはポーランド向けの項目が表示されます。これは、香港、オーストラリアなど、対応しているすべての国でも同様です。GitHub では、わずか 2 カ月でプラットオームを構築できました。
Connect Express を使用すれば、海外のメンテナーに入金するという課題を解決できるだけでなく、アカウント登録フローも最適化できます。GitHub では、9 ステップからなるアカウント登録処理に 1 週間を費やしていましたが、Connect Express の導入後は 2 分間に短縮できました。GitHub の CEO は Stripe との提携について、ツイートで「私たちは顧客として非常に満足しています。Stripe のおかげで GitHub Sponsors のような新しい製品を作ることができました。Stripe なしでは実現できなかったでしょう」と述べています。
_GitHub は Stripe の決済と資金のグローバルネットワーク (GPTN) をフル活用 _
インターネットは理論的にはボーダーレスですが、資金の移動になると国境による制限が生じます。Stripe の GPTN があれば、顧客からの支払い、サードパーティーへの入金、さまざまな通貨や国での残高管理など、企業は世界のあらゆる場所で、プログラムを使用して迅速かつ確実に資金を移動させることができます。
Stripe は、フランス、香港、アメリカなど世界中の開発者に平等な機会を提供し、国境を越えたインターネット経済の構築に取り組んでいます。世界の金融ネットワークを 1 つのプラットフォームを結びつけることで、Stripe は世界中の企業や開発者がネットワークに平等にアクセスできるようにし、GitHub などの企業がより迅速に、より遠くまで資金を動かすことを可能にしています。