Stripe、Android のタッチ決済のサービスを開始

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  • 米国、カナダ、英国、ニュージーランド、オーストラリア、シンガポールにおいて、対面非接触型決済端末 Stripe Terminal で Android のタッチ決済を利用できるようになりました。
  • Squire、Fareharbor、Oddle、GiveTap などのプラットフォーム上で運営されている企業は、Android のスマートフォンやタブレットでの対面非接触型決済に対応できるようになりました。

サンフランシスコ — 企業向けの金融インフラストラクチャ プラットフォームを提供する Stripe は、本日、Android のタッチ決済の提供開始を発表しました。これにより、6ヶ国で、互換性のある Android スマートフォンまたはタブレットを使用して、非接触型の対面支払いを受け付けることができます。

Android のタッチ決済を利用することで、企業は従来の POS ハードウェアを使わなくても、対面での支払いを構築およびカスタマイズできるようになります。理容室のビジネス管理プラットフォームである Squire は、登録している理容室が簡単に対面での支払いに対応できるように、Stripe を使用した Android のタッチ決済を採用しました。

Squire の製品責任者であるアラム・ムラディアン (Aram Muradyan) 氏は、次のように述べています。
「当社のモバイルチームは、Stripe Terminal SDK のおかげで、最小限のリソースと、わずか 2 週間という短い期間で iPhone と Android スマートフォンにタッチ決済を実装することができました」

顧客は、ユニファイドコマース体験を求めている

Stripe が最近行った調査によると、企業の 65% が今年、対面とオンラインでの支払い体験の統合を優先する計画であることがわかりました。また、業界の調査では、購買客の 64% が、オンラインと実店舗の双方で事業を展開するブランドを好むという結果も出ています。

ハードウェアの追加は不要で、迅速に導入できるタッチ決済は、最小限のコストと労力で対面決済を追加・拡張でき、Stripe を利用する世界中の何百万もの企業にとって、収益を獲得する新たな方法となります。

Google Payments のプロダクトマネジメントディレクターであるドン・ミン・キム (Dong Min Kim) 氏 は、次のように述べています。
「すでに世界中の何十億もの人々が Android デバイスに繋がっており、Stripe と提携してタッチ決済をサポートすることで、Android デバイスを持つ企業に、顧客からの非接触型決済を受け入れる、簡単で費用対効果の高い方法を提供することができます」

従来のハードウェアが無くともビジネスは成長できる

タッチ決済は対面支払いをサポートする API と SDK が組み込まれた Stripe Terminal の機能のひとつであり、開発者インターフェース、カードリーダー、ロジスティクス管理も備えています。

一部の企業は Terminal の専用カードリーダーを選んでいますが、Android のタッチ決済は、企業が互換性のある Android デバイスを非接触型モバイル カードリーダーに変えることを可能にします。

Stripe の Terminal ビジネス リーダーである ジョン・アファキ (John Affaki) は、次のように述べています。
「Stripe が Android のタッチ決済の提供を開始したことで、世界中の何百万もの企業が、ポケットに非接触型決済ハードウェアを持ったことになります。今後、どのような企業でも僅か数分で対面チェックアウトを設定することができるようになります」

タッチ決済は、Terminal を通じて Stripe のその他の機能と完全に統合されるため、企業は対面支払いとオンライン支払いをすべて一元管理することができます。これにより、様々な経路の顧客取引を総合的に追跡しながら、シームレスな顧客体験を提供することができ、レポート作成と収益調整を効率化できます。Terminal は Stripe Connect とも完全に互換性があるため、プラットフォームビジネスを展開する企業がタッチ決済を利用し、ユーザーの対面支払いを簡単に受け入れることもできます。

ツアーオペレーター向けのアクティビティおよび予約ソフトウェアを提供する FareHarbor は、ユーザー向けに、よりシンプルでモバイルフレンドリーな支払いオプションを必要としていました。 Fareharbor の加盟店は、タッチ決済の設定に数分しかかからず、顧客がより早く支払いできるようになったと言います。

FareHarbor のプロダクトマネージャーであるドミニク・オースイゼン (Dominique Oosthuizen) 氏は次のように述べています。
「Android のタッチ決済の導入により、私たちのクライアントは、チェックイン時にゲストを迎えるときも、ツアーを終える時も、支払いを受け取るためにスマートフォンを持ち歩くだけで済むことになります。複数のデバイスと互換性があり、手頃な価格の Android デバイスは、とても有意義な価値をもたらしてくれます」

Stripe の Android のタッチ決済は現在、米国、カナダ、英国、ニュージーランド、オーストラリア、シンガポールにおいて NFC 対応の Android スマートフォンまたはタブレットのベータ版で利用することが可能です。Google Pay などのモバイル決済のほか、Mastercard、Visa、American Express のデビッドカードやクレジットカードでの取引をサポートしています。

タッチ決済と Stripe の詳細については、こちらをご覧ください。