課題
Eyal Lifshitz 氏は父親が経営する小規模ビジネスのキャッシュフロー管理に苦労する姿を目の当たりにし、2013 年に Bluevine を設立しました。インボイスファクタリング企業としてスタートした同社は、その後、事業所有者が財務管理に必要なツールの数を減らせるよう開発された、包括的なバンキングプラットフォームに発展しました。
2025 年、Bluevine は自社のプラットフォームに決済機能を直接組み込む取り組みに着手し、加盟店がすでに財務業務を管理しているのと同じ場所で決済を受け付けて処理できるようにしました。専任の財務チームを持たない小規模ビジネスにおいて、決済ワークフローへの対応に時間を費やすことは、事業運営に充てるべき時間を削ることになります。Bluevine は決済代行業者を別途利用する必要性をなくし、加盟店が顧客サービスに集中できる時間を増やすことを目指しました。
「当社が必要としていたのは、迅速に行動し、当社の事業拡大に合わせて拡張し、ビジネス向けの組み込み型決済プロダクトの複雑さに対応できるパートナーでした」と語るのは、Bluevine の加盟店サービス担当プロダクトリードの Harini Boienipelly 氏です。
また、対面決済など顧客のニーズに対応できるよう、迅速かつ効率的なアカウント登録と幅広い決済手段も優先されました。Bluevine プラットフォームの他の機能との緊密な連携が重要であったため、同社のチームは、継続的な成長を支える拡張性の高いテクノロジーと充実したドキュメントを伴う、優れた開発者体験を求めていました。
解決策
複数の決済代行業者を評価した結果、Bluevine は組み込み型決済ソリューションとして Stripe を採用しました。「Stripe はすべての条件を満たしていました」と Boienipelly 氏は述べています。「開発者体験は実に優れており、その幅広い製品群のおかげで、当社は真の成長軌道に乗ることができました」
Bluevine は自社の新しい決済サービスを Stripe Connect 上に構築しました。その際、Connect を Bluevine プラットフォームに直接実装する方法について Yeeld からアドバイスを受けました。これにより、加盟店は幅広い銀行業務に利用しているのと同じダッシュボードから、簡単に決済を受け付け、決済データを管理できるようになりました。
Bluevine は加盟店から本人確認およびビジネスの確認情報を収集するために Stripe のホスティング登録を採用しました。加盟店は、自社の事業形態や場所に関連する情報のみを求める、Stripe 設計の動的なウェブフォームを通じて詳細情報を送信し、裏側では Stripe が確認プロセスを管理します。
Connect により、Bluevine は 195 カ国、135 種類以上の通貨での決済をサポートする Stripe Payments と、Stripe 決済ソリューションを利用できるようになりました。このソリューションには、Stripe Checkout による埋め込み可能な UI 要素、適切な決済手段を動的に提示する AI モデル、顧客が希望する決済手段でより迅速に決済できる、Stripe 構築のデジタルウォレットである Link が含まれています。
Bluevine は Stripe の Payment Element を活用して、加盟店が Payment Links と請求書のどちらからでも、クレジットカードやデビットカード、ACH デビット、Apple Pay、Google Pay、Link による支払いを受け付けられるようにしました。
対面決済に対応するため、Bluevine は Stripe Terminal を介して Tap to Pay を導入し、加盟店が追加のハードウェアを用意することなく、Bluevine モバイルアプリから直接非接触型決済を受け付けられるようにしました。また加盟店は、統合ダッシュボードを通じて、対面決済とオンライン取引を表示・分析しレポートを作成できます。
立ち上げを加速するため、Bluevine は Stripe のソリューションエンジニアから推薦された Stripe サービスプレミアパートナーである Yeeld と連携しました。Bluevine は、Yeeld の創業者が Stripe の元従業員であるという事実に特に価値を見出していました。Boienipelly 氏は次のように述べています。「これは非常に興味深いポイントでした。以前 Stripe に在籍し、そのビジネスを知り尽くしているメンバーと連携しているのです。これほど力強いことはありません」
導入プロセスにおいて、Yeeld は Bluevine のエンジニアリングチームと共に作業を行って、技術的なサポートを提供し、実装に関する決定事項をレビューしました。一方、Bluevine は Stripe のソリューションエンジニアと緊密に連携して戦略的ビジョンを策定しました。また Yeeld は Terminal の展開に際し、リーダーの登録、デバイスの互換性、サンドボックスから本番環境への移行についても助言しました。
プロセス全体を通じて、Yeeld は定期的なミーティングや Slack でのやり取りにより、Bluevine チームと緊密な関係を保ちました。この関係は立ち上げ後も続いており、Bluevine は決済サービスの変更に伴うシステム連携や最適化の作業において、Yeeld と継続的に協業しています。
成果
Bluevine、Stripe と Yeeld の活用により 6 カ月で決済サービスを立ち上げ
連携サポートにより、Bluevine は自社単独で対応するよりも早く決済ソリューションを市場に投入できました。Yeeld および Stripe のソリューションエンジニアと緊密に連携することで、Bluevine は完全に統合された決済サービスをわずか 6 カ月で立ち上げました。
「Yeeld の支援により、実装の全プロセスを通じて、Bluevine はより迅速に行動し、より賢明な意思決定を下すことができました」と Boienipelly 氏は述べています。
Bluevine、Stripe のホスティング登録を採用し 35,000 社超の加盟店のアカウント登録をスムーズに完了
Stripe のホスティング登録を通じてビジネスの確認プロセスが管理されることにより、新規加盟店は数分で設定を完了し、決済の受け付けを開始できます。2026 年 1 月の立ち上げ以来、Bluevine は社内チームの運用負担を最小限に抑えつつ、35,000 社を超える加盟店のアカウント登録を完了しました。
Boienipelly 氏は次のように述べています。「Stripe がコンプライアンスに伴う複雑な作業を処理してくれます。しかもその洗練された仕組みにより、ユーザーは初日からスムーズな体験を得られます」
提供開始以来、Bluevine 加盟店は 1 億ドル超の決済を処理
Bluevine の加盟店は、この新しい決済機能を積極的に導入しています。2025 年 5 月の提供開始以来、加盟店が Stripe で処理した決済額は 1 億ドルを超えています。
Boienipelly 氏は次のように述べています。「Stripe 導入前、Bluevine の加盟店は ACH や当座預金口座への電信送金を通じて資金を受け取ることはできましたが、オンラインや対面でカード決済を受け付ける方法はありませんでした。この導入により当社のプラットフォームは多くの点で向上しました。加盟店から好評をいただくことは当社にとって大きな励みになっています」
すべてのウォレット取引の 70% を占める Link
Bluevine は Link を導入して、加盟店の顧客の手間を軽減し、コンバージョン率を向上させる、迅速な決済オプションを提供しています。「加盟店はもちろん、その顧客にも好評を得ています」と Boienipelly 氏は述べています。現在、Link による決済はすべてのウォレット取引 (Apple Pay や Google Pay など) の 70% を占めています。
Stripe 決済ソリューションにより、Bluevine は競争力を獲得
Stripe 決済ソリューションを使用すると、ボタンを切り替えるだけで新しい決済手段を追加できます。「この柔軟性は、当社にとって強力な競争優位性となっています」と Boienipelly 氏は述べています。「新規加盟店の獲得と、既存加盟店の満足度維持のどちらにも貢献しています」
Bluevine は加盟店と連携し、後払いや、Tap to Pay 以外の対面決済オプションなど、将来追加を検討するその他の決済手段を見極めています。
Bluevine はオンライン決済と対面決済における、信頼できる一元化された情報源を加盟店に提供
Terminal をプラットフォームに組み込むことで、Bluevine は決済が行われる場所を問わず、決済の受け付け、管理、分析を行うための統合ソリューションを提供しました。Boienipelly 氏は次のように述べています。「すべての取引がまったく同じダッシュボードに集約され、1 つのソリューションから入出金のレポート作成や分析を行える点が気に入っている、という加盟店の声が寄せられています」
Stripe がもたらしたのは、単なる決済システムにとどまりません。まったく新しいプロダクト群を構築するための基盤を提供してくれたのです。現在当社が提供しているサービスは、Stripe なしでは存在し得ませんでした。そのサービスは新たな収益を生み出し、ユーザーにとって有意義かつより強力なバリュープロポジションとなっています。
Yeeld について
Stripe の元従業員によって 2022 年に設立された Yeeld は、加盟店やプラットフォーム向けに、決済およびサーチャージシステムの導入、最適化、拡張を支援する決済テクノロジー企業です。ユーザーが規制対応や複雑なシステムに悩まされることなくビジネスの成長に注力できるよう、エンドツーエンドの決済ソリューションを提供しています。Yeeld には SaaS プラットフォームやマーケットプレイス向けに Stripe Connect と Terminal を導入してきた豊富な経験があります。
Bluevine には構築すべきものに対する明確なビジョンがありました。当社が求められた役割は、Stripe の深い専門知識と実装経験を活用し、そのビジョンを迅速に本番環境で体現することでした。Bluevine が急速な規模拡大を遂げ、すでに数千もの企業に価値を提供している姿を目にするのは大変喜ばしいことです。