シンガポール — 本日、企業向けの金融インフラプラットフォームである Stripe は WhatsApp との提携を発表しました。この提携により、シンガポールの企業は WhatsApp チャットで直接、支払いを受け付けることができるようになりました。この新機能は、Stripe Connect と Stripe Checkout を基盤とし、ウェブサイトへの移動、別のアプリの開始、対面での支払いを行うことなく、シンガポールの利用者と企業が WhatsApp 内で直接売買できるようになります。クレジットカードとデビットカードによる支払いに対応しているほか、シンガポールで広く利用されているリアルタイム決済システム、PayNow にも対応しています。

Meta 社のフィンテック責任者を務める Stephane Kasriel 氏は次のように述べています。「本日より、シンガポールの利用者は WhatsApp でタップ操作を数回行うだけで国内加盟店に支払うことができるようになりました。このシームレスで安全な機能は、シンガポールの利用者と企業の関わり方を大きく変えることになるでしょう」

また、Stripe で東南アジア地域責任者兼マネージングディレクターを務める Sarita Singh は次のように述べています。「シンガポールにいる知り合いのほとんどが WhatsApp を使ってチャットを楽しんでいます。そして今回、アプリから国内企業への支払いができるようになりました。WhatsApp を通じたスピーディで利便性の高い決済の実現により、企業は新たなチャネルを開拓して収益ストリームを拡大し、顧客基盤を広げることができるでしょう」

シンガポールで WhatsApp を通じた決済が可能になるのは、Stripe アカウントなど、WhatsApp Business Platform を利用している国内企業です。現在、この機能の対象はシンガポールを拠点とする少数の企業に限られていますが、今後数カ月で拡大していく予定です。

100 項目以上の決済最適化

2010 年の創業以来、Stripe はオンライン決済の向上に取り組んできました。今では、事前構築済みの決済 UI、40 種類を超える決済手段など、決済の場面を全面的に強化する 100 項目以上の最適化を実現しています。決済の場面を全面的に強化する 100 項目以上の最適化を実現しています。WhatsApp での支払いを受け付けるシンガポール企業は Stripe ダッシュボードの利用も可能です。Stripe ダッシュボードは、利用企業のすべての Stripe データを 1 カ所で管理できる強力なツールです。

WhatsApp と Stripe の提携について、詳細はこちら からご確認いただけます。