Stripe Terminal の展開を欧州全域に拡大
- アイルランド、フランス、ドイツ、英国、オランダでStripe Terminal の提供を開始
- Shopify、Taxi.de、Indy Cinema Group 等のプラットフォームやマーケットプレイスおよび Glossier や Warby Parker 等のインターネット発の小売業者が、Stripe Terminal を使用してユーザーに対面決済を提供
ダブリン — インターネット向け経済インフラのプラットフォームを構築する Stripe は、アイルランド、フランス、ドイツ、英国、オランダに Stripe Terminal の展開を拡大することを発表しました。
欧州における対面ショッピングが回復する中、Terminal は Stripe の決済インフラを実世界に拡大します。Shopify のようなグローバル企業は、すでに Terminal の柔軟な開発者ツール、事前認証済みのカードリーダー、クラウドベースのハードウェア管理により、独自の対面決済フローを構築しています。
Shopify の EMEA マネージングディレクターである Shimona Mehta 氏は次のように述べています。
「Shopify の加盟店にとって、決済を含むオフラインとオンラインの事業の統合は非常に重要です。購買活動が集中するブラックフライデーやサイバーマンデーでは、ハイブリッドショッピングが消費者にとってますます重要になってきています。Stripe Terminal の展開拡大により、より多くの加盟店が Shopify を通じて対面およびオンラインの決済を管理し、ワークフローを合理化し、より優れた消費者体験を提供できるようになります」
Stripe Terminal の提供を開始する以前は、対面での決済受け付けを希望する欧州のインターネット事業者はまったく異なるシステムを使用しなければなりませんでした。オンラインでの販売は以前よりも簡単になりましたが、オフラインでの販売を拡大するには、POS システムのハードウェアとソフトウェアを組み合わせ、手間のかかるセキュリティと EMV 認証プロセスを管理し、変化し続ける規制とハードウェア要件に準拠する必要がありました。このような煩雑な作業を取り除き、シンプルなオムニチャネル決済の提供を可能にする Stripe Terminal は、今では欧州の多くの経済圏で利用されています。
プラットフォームとマーケットプレイス向けの Stripe Terminal
欧州の企業の 3 社に 1 社は、ソフトウェアプラットフォームを使用してオンライン販売を推進ています。Stripe Terminal と Stripe Connect を使用することで、ソフトウェアプラットフォームは顧客に対し、対面決済とオンライン決済の両方に対応する機能を提供できます。プラットフォームが顧客企業の代わりに Terminal ハードウェアの注文を、Stripe が配送と物流を管理します。
Stripe Terminal と Stripe Connect を組み合わせて使用することで、Taxi.de を利用するドイツ 64 都市のタクシーは、車内でのカード決済だけでなく、オンライン決済のオプションも提供できるようになりました。
Taxi.de の CTO である Ulf Bögeholz 氏は次のように述べています。
「Stripe Terminal を使用すれば、目的地に着いてからタクシー料金を支払うオプションを乗客に提供できます。以前は、ドライバーにまったく異なる決済システムに登録してもらう必要がありましたが、今ではシームレスになりました」
同様に、英国の映画館では Indy Cinema Group のような SaaS を通じて、オンラインチケット販売と実店舗でのポップコーン販売を統合しています。
Indy Cinema Group の CEO である Ian Brown 氏は次のように述べています。
「独立系映画館向けの POS システムのユーザーは、店頭での決済に対応するために、相互に接続されていない個別の製品を管理しなければなりませんでした。Stripe Terminal を導入したことで、当社は顧客にさらなる価値と効率を提供できるようになりました。オンラインと対面での決済を手作業で照合するという面倒な作業が不要になるため、ユーザーは顧客と映画事業に集中することができます」
最新の小売業者向けの Stripe Terminal
Stripe Terminal を利用することで、最新の技術を活用する欧州の小売業者は、オンラインの機能を実店舗に導入できます。ポップアップストアを出店するオンラインファッション小売業者から、ライブイベントで商品を販売する音楽レーベルまで、Stripe Terminal は最新の小売業者のオムニチャネルブランド体験をサポートします。
Stripe Terminal の 3 つの構成要素
ウェブまたはモバイルアプリから利用できる、完全にカスタマイズされた決済フローを作成するための柔軟な SDK と API により、一度の導入で世界中での決済が可能になります。
Stripe Terminal の API および SDK とシームレスに機能する、エンドツーエンド暗号化で保護された事前認証済みカードリーダーにより、EMV コンタクト、EMV コンタクトレス、モバイルウォレット (Apple Pay や Google Pay 等) にもすぐに対応することができます。
Stripe のダッシュボードから、複数の場所や関連アカウント全体で大規模にハードウェアを管理および監視することができます。
Stripe の EMEA ビジネスリードである Matt Henderson は次のように述べています。
「この 10 年で対面やオンラインでの決済の受け付けは非常に簡単になりました。しかし、その両方を同時に実行することは複雑で困難です。Stripe Terminal の展開拡大により、世界中の欧州企業が対面とオンラインの決済体験を簡単に統合できるようになりました」
Stripe Terminal のウェブページおよびドキュメントもご参照ください。