Stripe、仮想通貨オンランプへのアクセス拡大に向けて新たなホストオプションを提供

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  • Web3 企業は、仮想通貨を購入する利用者を、Stripe がホストするオンランプに誘導できるようになりました。
  • 関心を持つ Stripe ユーザーは誰でも、埋め込み型オンランプと Stripe がホストするオンランプの両方を利用できます。

サンフランシスコおよびダブリン — 企業向けの金融インフラプラットフォームである Stripe は本日、法定通貨から仮想通貨への交換をサポートするオンランプサービスの開始を発表しました。Web3 企業は、この機能でアメリカの利用者による仮想通貨の購入を簡単にサポートできるようになります。さらに、Stripe はオンランプの提供範囲を拡大しており、過去数カ月に待機リストに登録したユーザーを含め、すべての Web3 ユーザーが利用できます。

仮想通貨とブロックチェーンに対応する機能の提供を目指す企業は、利用者が取引するための仮想通貨をウォレットに保有していないという問題に直面することがよくあります。Stripe のオンランプでは、利用者は必要な時にすぐ仮想通貨を購入できます。たとえば、イーサリアムを購入して、それをすぐに NFT の購入に充てられるのです。

本日の発表により、Stripe はオンランプで 2 つの実装オプションの提供を開始しました。

  1. 埋め込み可能なオンランプ (昨年 12 月に発表済み)。開発者はわずか 10 行のコードで、自社のウェブサイトやアプリに直接、仮想通貨購入ウィジェットを挿入できます。
  2. Stripe が crypto.link.com でホストするオンランプ。企業はコード不要でアメリカの利用者を誘導できます。

埋め込み可能なオンランプは、ブランディングと顧客体験を全面的にカスタマイズしたいと考える Web3 企業にとって有効な機能であり、Stripe がホストするオンランプは簡単に利用を開始したいユーザーに最適です。

Brave の Web3 製品担当バイスプレジデント、James Mudgett 氏は次のように述べています。「仮想通貨空間にサービスを拡大した Stripe と提携できることを嬉しく思います。当社は、法定通貨の決済ソリューションを提供することで、新たな Web3 ユーザーを獲得できるようにと期待しています」

開発者の Web3 導入をスピードアップ

サイトに埋め込む場合でも、Stripe がホストする場合でも、オンランプはコンバージョン率とオーソリ率を最適化するように設計されているので、正当な購入が承認される可能性が高くなります。埋め込みの不正使用対策ツールと本人確認機能が、KYC とコンプライアンス要件への準拠をサポートします。

Lens の創業者である Stani Kulechov 氏は次のように述べています。「LensFrens に Stripe を導入して、決済に関わる負担を減らし、コンテンツの収益化を促進できるようになりました。この決済機能を追加することで、利用者は気に入ったコンテンツを簡単に収集し、お気に入りのクリエイターを支援できます」

オンランプを初めて使用する消費者は、一度本人確認を完了すれば決済情報を Link アカウントに追加できます。Link は、利用者の決済情報を保存して以降の Link 対応ビジネスでの購入に使用できるようにし、決済をスピードアップします。

Safe のプロダクトリードである Clément Bihorel 氏は次のように述べています。「Stripe のオンランプを導入することで、利用者の決済ソリューションを信頼性の高いオンチェーンインフラに一歩近づけることができます」

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1inch の共同創業者、Sergej Kunz 氏は次のように述べています。「現時点でとても重要なのは、Web2 から Web3 に橋渡しすることです。これまで主要な Web3 企業と連携してきた Stripe は、これを支援する力を十分に備えています」

幅広いユースケースのサポート

オンランプにとどまらず、Stripe 製品を導入する仮想通貨ビジネスはますます増えています。Stripe のグローバルなインフラは、各国の法定通貨を受け付けられるようサポートし、仮想通貨 (USDC) による簡単な入金を可能にするほか、不正使用を低減し、スムーズなアカウント登録を促進して、ビジネスの成長を支えています。

Stripe 仮想通貨担当エンジニア責任者、Guillaume Poncin は次のように述べています。「Stripe のオンランプオプションを活用して、Web3 企業は重要性が高く注意が必要な膨大な作業を Stripe に任せられるようになりました。コンバージョンとオーソリの最適化、本人確認、不正防止などには Stripe が対応します。そのため、企業はビジネスに特化した業務に集中できるようになり、利用者が Web3 サービスを短時間で安全に使い始めるサポートを提供できます」

Stripe がホストするオンランプは、世界中の Web3 企業によって開発された豊富なユースケースに対応するように構築されています。その一例は以下の通りです。

  • Brave。Brave ウォレットを統合し、Web3 向けに最適化されたプライバシーを重視するブラウザー。Brave ウォレットは、デジタル資産を保管し、分散型のウェブを導入するための安全な拠点となります。利用者はまもなく Stripe オンランプを使用して、自己保管の Brave ウォレットアカウントに直接、仮想通貨を購入できるようになります。
  • Safe。利用者がイーサリアムと EVM でデジタル資産を管理できるプラットフォーム。開発者は Safe{Core} SDK から直接 Stripe のオンランプを分散型アプリケーションに埋め込み、Web2 と Web3 の間のハードルを取り除けるようになりました。
  • 1inch。分散型の財務機能に一元的にアクセス可能な、さまざまなプロトコルに対応した分散ネットワーク。1inch は、Stripe オンランプを導入して、利用者が DeFi ウォレットへの資金追加を簡単でスムーズに開始できるようにする予定です。
  • Lens Protocol。クリエイターのコンテンツ収益化を強力に支える分散型ソーシャルプロトコル。Lens は LensFrens に Stripe オンランプを導入して、利用者がシームレスに Lens のエコシステム内でコンテンツを収集し、お気に入りの Web3 クリエイターをサポートできるようにする予定です。

詳細については、stripe.com/crypto をご覧ください。