Stripe、グローバルな仮想通貨入金サービスを開始
- 企業は Stripe を利用して、世界中の売り手、フリーランサー、クリエイター、サービスプロバイダーに、仮想通貨による入金を行えるようになりました。
- Twitter は Stripe を採用し、米国内の一部のクリエイターを対象に、USDC を始めとする仮想通貨による入金を選択できるようにしました。
サンフランシスコおよびダブリン — 企業向け金融インフラストラクチャープラットフォームの Stripe は本日、Stripe 上のプラットフォームとマーケットプレイスが、売り手、フリーランサー、コンテンツクリエイター、サービスプロバイダーに対し、仮想通貨で即座に売上を支払うことが可能になったことを発表しました。当初は米ドルに連動するステーブルコインである USD コイン (USDC) での入金が可能です。
Stripe を利用することで、Twitter のような企業は、仮想通貨で支払いを受けるという選択肢をクリエイターに提供できます。Twitter はこの機能を使用して、Ticketed Spaces や Super Follows からの収益を入金できるようにしています。この選択肢は当面のところ、Twitter をアメリカ国内で使用するクリエイターの一部に限定して提供されます。
Twitter のクリエイター担当プロダクトリードの Esther Crawford 氏は、次のように述べています。「Twitter は、人々が今起こっていることについて会話するために訪れる場所です。当社では、こうした会話を促すクリエイターが、新しい方法でお金を稼ぎオーディエンスとつながることができるよう支援することに力を注いでいます。Stripe を通じて、クリエイターに向けた仮想通貨による入金サービスを開始することで、支払いを受ける方法についてより多くの選択肢をご提供できることを嬉しく思います」
仕組み
過去 10 年間、Stripe はプラットフォームとオンラインマーケットプレイスのグローバルな入金に関する機能を、大幅に簡素化させました。Stripe Connect を使用すると、70 カ国以上の人々にそれぞれの現地通貨で、プログラムを利用した入金を行うことができます。
仮想通貨による入金サービスが追加されたことで、Connect を使用するプラットフォームは、自らが仮想通貨を取得し保管していなくても Web3 エコノミーに参加できます。これにより、さらに多くの国のユーザーに迅速に入金し、従来の法定通貨による支払い方法ではなく仮想通貨を希望する人々へのサービスを向上できるようになりました。
Stripe はまず、Polygon ネットワークと互換性のあるウォレットへの USDC での入金に対応します。今年後半には、Stripe でサポートされる仮想通貨とブロックチェーンのネットワークの数を増やす計画です。プラットフォームとそのエンドユーザーは、Stripe ダッシュボード上で、仮想通貨も含む入金を簡単に監視し管理できるようになります。
Stripe の最高製品責任者である Will Gaybrick は、次のように述べています。「コマースのグローバル化を進めることは、インターネットの GDP を増やすという当社の使命を追求していくための最も強力な方法の 1 つです。暗号プロトコルはデフォルトでグローバルなものであるため、これを実現するにはうってつけの選択肢です。仮想通貨による入金を導入すると、Stripe をご利用のプラットフォームは、ほぼ全世界の確認済みの受取人に対して即座に送金できます。」
詳細については、Stripe ブログまたは stripe.com/crypto をご覧ください。