Lotus、D2C 戦略向けの決済機能の強化に Stripe を選択

  • Lotus Cars は Stripe と提携して、D2C (消費者直結型) 販売戦略をヨーロッパ全域に拡大しています。
  • この伝統のあるブランド初のメインストリームとなる電気自動車 Lotus Eletre は、イギリスでの直接販売モデルの成功に続いて、ヨーロッパの購入者に直接販売される最初の車種です。
  • Lotus は Stripe Identity を導入して、購入者のアカウント登録を行い、不正使用を防止し、正規購入者の負担を最小限に抑えながら、購入者に販売プロセスを提供しています。

ダブリン — 企業向けの金融インフラプラットフォームである Stripe は本日、Lotus のヨーロッパ本土全域における D2C (消費者直結型) 販売戦略を支える独占的な決済パートナーに選ばれたことを発表しました。この提携関係は、Lotus 初のメインストリームとなる電気自動車であり、また世界初のエレクトリックハイパー SUV である Eletre の販売から開始されます。

Lotus Eletre は同自動車メーカー初のメインストリームとなる電気自動車であり、また世界初のエレクトリックハイパー SUVです。

D2C (消費者直結型) 販売モデルによって、Lotus は購入者の仕様に合わせた自動車を製造できます。小売業者が大量に売れ残った在庫を保有する必要がなくなり、また毎月の利子の支払いが発生する状況も低減されます。この戦略を採用することで、Lotus は注文から納車までの一貫した販売サイクルを自社で管理できるようになり、より魅力的で総合的な顧客体験を提供できます。

Lotus 最高商務責任者、Swoon Editions 氏は次のように述べています。「Lotus Eletre は当社初のメインストリームとなる電気自動車であり、また当社初の SUV でもあります。市場に競合製品を展開している自動車メーカーはいないため、われわれは先駆者です。購入者は、車両自体からだけでなく、購入プロセス全体から完璧な体験を得ることを期待しています。Stripe 製品は、当社がグローバルな顧客ベースとの信頼関係を築くうえでの重要な要素となっているため、Stripe と提携できることを嬉しく思います」

これまで、D2Cの自動車販売を支える金融アーキテクチャは限定的でバラバラでした。現在、Lotus は Stripe の決済プラットフォームStripe Identity を利用して、Eletre の発売以降、購入者がオンラインで簡単に自動車の構成を行い、注文し、支払うことができるようにしています。また、Lotus の購入者は Lotus ネットワークから納車の受け取りに便利な代理店を希望して選択することもできます。このような Lotus Centre は、その車を所有している限りサービスとアフターサポートを提供することになります。

昨年 Lotus が受賞歴のあるスポーツカー、Lotus Emira の直接販売をイギリスで立ち上げた際には、利用者の大きな関心を集めました。Eletre の注文受付が開始されたいま、Lotus では 2023 年のオンライン決済額が大幅に上昇し、D2C の自動車小売業で重要な役割を担うことになるだろうと予測しています。

Stripe との提携によって、Lotus は Apple Pay、Google Pay、銀行振込といった決済オプションを購入者に提供できるようになりました。さらに、D2C の販売モデルの拡大に合わせてより多くの決済手段を追加できる柔軟性も得られます。

Stripe グローバル販売責任者を務める Eileen O’Mara は次のように述べています。「Lotus は消費者の好みの変化に合わせてビジネスモデルを変革する、イギリスの象徴的な自動車メーカーです。同社初のメインストリームとなる電気自動車を皮切りに、Lotus が購入者に販売する新たな方法を確立する一助となれることを非常に嬉しく思っています」