Stripe Tour Singapore、事業のグローバル展開に役立つツールを紹介
- Stripe の調査によると、シンガポール企業の 84% が今後 24 カ月で新たな国への進出を予定しています。これは世界平均を大幅に上回る数値です。
- 同じ調査によると、オンラインでの商品・サービスの購入に前向きなシンガポールの消費者は、世界平均を上回っています。
- Stripe は Stripe Tour Singapore 2023 で、東南アジアの企業が顧客に手間のかからない決済体験を提供しながら、世界市場へのスピーディーな進出を可能にする、最新のイノベーションを紹介しました。
シンガポール — 企業向けの財務基盤プラットフォームである Stripe はこのほど、東南アジアで初の開催となるユーザーイベント Stripe Tour Singapore で最新の製品イノベーションを紹介しました。
このイベントで紹介された Stripe プロダクトを使用すると、東南アジアの企業は規模を問わず、同地域で急増するオンライン商品やオンラインサービスに対する消費者需要を生かすことができます。世界のデジタル取引に関する Stripe の最新レポートによると、シンガポールの消費者の 84% が物理的商品のオンライン購入に前向きであり、74% がデジタルサービスの購入に前向きです。これは世界平均の 68% を大きく上回ります。Stripe の新機能は決済体験をスピードアップし、売上と財務の主要業務を自動的に管理できるツールを企業に提供します。
Stripe で東南アジア、インド、大中華圏の地域責任者兼マネージングディレクターを務める Sarita Singh は次のように述べています。「東南アジアで急速に拡大しているダイナミックなデジタル経済は、全世界に莫大な影響をもたらす可能性があります。この地域から生まれる創造性と起業家精神は、今後も世界に影響を及ぼし続けるでしょう」
顧客の要求に合わせてクラス最高の決済フローを企業に提供
東南アジアの消費者は、手間がかからないデジタルコマース体験を期待しています。しかし Stripe の調査によると、主要な EC ストアサイトの大部分は、依然として顧客の期待を下回る決済フローを提供しており、買い物客のカゴ落ちや事業者の売上損失につながっています。
こうした企業を支援するために、Stripe は Stripe Tour Singapore で新たに決済フローを最適化するプロダクトを紹介しました。このプロダクトを使用すると、企業は自ら構築やメンテナンスを行わなくても、顧客に手間がかからない決済体験を提供できます。最適化された決済プロダクトに最近追加された機能には、100 以上の決済手段へのアクセスと、企業が自社の決済フローで最もすぐれたパフォーマンスを発揮する決済手段を正確に特定できる A/B テストツールが含まれます。また Stripe のスピーディーな決済機能である Link を導入すると、保存された支払い情報が自動入力されるため、顧客は取引を素早く完了させることができます。Stripe の調査によると、以前の Stripe のシステム (Card Element) から最適化された決済プロダクトに移行した企業は、収益が 10.5% 増加しました。
Stripe は、オンラインコマースとオフラインコマースの統合に役立つプロダクトも発表しました。プロダクトの中には、シンガポールを含む 23 カ国で間もなく発売される Stripe の最新の店頭販売デバイス Stripe Reader S700 が含まれます。
急成長中のスタートアップ EatMe Global の創業者兼 CEO である Jude Kumar 氏は次のように述べています。「最新のソリューションは、当社にとっては時宜にかなったものです。Stripe のおかげで、オムニチャネルの注文、支払い、照合をサポートするシンプルな体験を構築し、顧客が求めていたものを低コストで提供することができました。現在、当社はアジアの他の国々への進出を計画しており、Stripe と連携しながら事業規模を拡大する予定です」
グローバル展開の実現
Stripe の最近の調査によると、シンガポール企業の 84% が今後 24 カ月で新たな国への進出を予定しています。しかし、Stripe が財務部門の幹部を対象に行った新たな調査では、手作業による事務処理では複雑なグローバル展開に対応しきれず、進捗が妨げられていることが判明しました。また、シンガポールの財務幹部の 65% は、現行の財務システムが中断される恐れがあるため、新たな市場への進出は困難だと考えています。
これを受けて、Stripe は収益と財務を自動化するプロダクトを拡大することにしました。収益と財務のワークフローを自動化することによって、急速な事業成長が可能になります。収益と財務を自動化するプロダクトの新機能では Stripe Tax のサポート対象国が拡大され、すでに対象となっているシンガポールに加え、ベトナム、マレーシア、インドネシア、タイなど 10 カ国も含まれるようになりました。
Electrolux で APAC および MEA のアプライアンス・アズ・ア・サービス (サービスとしての家電) の責任者を務める Gaurav Julka 氏は次のように述べています。「当社は今年初めに Stripe と提携し、Levande という真新しいビジネスモデルを開発しました。Levande は顧客向けのオールインワンの家電サブスクリプションプラットフォームです。協働することによって、お客様に素晴らしいシームレスな体験を提供し、継続的に信頼を得ることができました。Stripe のすべての新しいプロダクトイノベーションを当社のサービスに導入することで、お客様にさらに多くの選択肢、柔軟性、信頼性を提供できるようになることを嬉しく思います」