Stripe が Zara と提携、Zara Pre-Owned の決済パートナーに

ダブリン — 本日、企業向けの金融インフラプラットフォームである Stripe は、Zara の決済パートナーに選ばれたことを発表しました。中古衣料品マーケットプレイスである Zara Pre-Owned のすべての決済処理が対象になります。Zara は、Stripe Connect を利用して、Zara 中古品の買い手と売り手の資金移動を行います。

Zara Pre-Owned では、Zara の利用者が不要になった衣料品の再利用を図るために簡単に再販売できます。所有者は、不要になった Zera 製品の写真を撮影し、Zara の製品ポートフォリオと関連付けます。これにより、買い手は自分が購入したい品目の詳細情報を知ることができます。さらに、Zara Pre-Owned では、衣料品を 寄付 したり、修繕を依頼したりといったサステナビリティに配慮した選択も可能です。

Zara は、Stripe Connect を利用することで、Stripe のグローバル決済プラットフォーム を Zara Pre-Owned マーケットプレイスに直接組み込むことができます。そのため、Zara ブランドの顧客体験を変えることなく、決済に関するすべての必須処理を Stripe に任せることができます。現在、Zara Pre-Owned はイギリスで展開していますが、2023 年後半には他の欧州市場にも拡大していく予定です。

一度購入された製品が再利用のために販売される割合は、全世界の平均で 8.6% にとどまります。世界経済フォーラム の試算によると、中古市場 など消費者や小売業者の習慣の変化が後押しとなって、サステナビリティに配慮した経済モデルへの移行が進み、2030 年までに 4 兆 5,000 億ドルの経済生産が生み出されると予測されています。

Stripe でグローバルセールス責任者を務める Eileen O’Mara は、「脆弱な地球を守るため、小売業におけるサステナビリティへの注目度が高まっています。Zara が先陣を切って Stripe を選択したというニュースには大感激です」と述べています。