Stripe Issuing、ヨーロッパでサービス開始

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  • Stripe Issuing が欧州 20 カ国で利用可能に
  • 欧州の企業はカードのデザイン、作成、発送、管理が可能に
  • Stripe Issuing は、米国で提供開始されてから 1 年間で数千のユーザーと数百万のカード保有者を対象に数十億円を処理

ダブリン — Stripe は、オーストリア、ベルギー、キプロス、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、アイルランド、イタリア、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、マルタ、オランダ、ポルトガル、スロバキア、スロベニア、スペイン、英国で Stripe Issuing の提供を開始しました。Stripe Issuing を利用することで、ユーザーはバーチャルカードおよび物理カードを作成、管理、配布することができ、これまで以上にお金の流れを管理できるようになります。

オンデマンド配送サービスを提供するマーケットプレイスが配送業者に対してカードで支払いを行う場合でも、レンタカー会社がドライバーにガソリンを購入するためのカードを提供する場合でも、Stripe Issuing を使えば、企業はお金をいつ、どこで、どのように使うかを完全に管理できるようになります。

Stripe の EMEA ビジネスリードである Matt Henderson は次のように述べています。「欧州における新規カードの作成・配布は、非常に複雑で不透明なため、これまではほんの一握りの企業しか行うことができませんでした。弊社は今後、カードの作成・配布を迅速かつシンプルに、そして安全に行えるようにしました。欧州で新しいカードを作成して発送するには、これまで数カ月かかっていましたが、Stripe Issuing を使えばわずか 2 日間で完了します。Issuing インフラを利用した米国企業の多様なユースケースには驚かされています。欧州のユーザーが今後弊社のインフラを使って何を実現していくのか楽しみです」

Stripe Issuing で作成したカードは、動的な利用限度額設定、ブロックする加盟店カテゴリー、ルールの高度な組み合わせ、さらには各取引のリアルタイム認証まで、すべて Stripe の Issuing API を介してプログラムで制御できます。

Stripe Issuing は Stripe の幅広い製品とシームレスに連携しているため、ユーザーは決済、不正防止、分析、請求書、継続請求と並行して、カード発行プログラムを管理できます。

ビジネスは Stripe のダッシュボードで自社ブランドのカードをデザインすることができ、カードの作成、フルフィルメント、発送は Stripe が行います。バーチャルカードは即座に作成でき、物理カードはわずか 2 営業日で発送されます。

Stripe Issuing は、米国では既に大規模に展開されており、初年度には数千の企業、数百万のカード保有者に対し、数十億ドルの決済を行っています。Klarna、Ramp、Flexshopper 等の従来型のカード発行プログラムを持つ企業が Stripe と契約し、Cornershop 等のユーザーが Issuing を利用して新しいビジネスチャンスを獲得しています。

この度の展開拡大により、WorklifeInnStyle 等の欧州企業が Stripe Issuing を利用できるようになるだけでなく、Stripe のグローバルに展開するユーザー企業が欧州でカードを発行できるようになります。

Emburse Captio は Stripe Issuing を利用して、イタリアとスペインの企業が経費用の法人カードを従業員に提供できるようにする予定です。カードには企業固有のポリシーに合わせて利用可能枠を設定することができます。また、出張・経費管理会社の TripActions は、米国で Issuing を利用して企業が経費を可視化し、管理できるよう支援しています。今後は同じ機能を欧州のユーザーにも提供していきます。

財務コンサルタント会社 11:FS の共同創業者である Simon Taylor 氏は次のように述べています。「あらゆる企業が自社のニーズに合わせてカードを発行できるようになったことは、独自の決済方法を構築・管理したいと考えている企業にとって大きな意味を持ちます。ドライバーが給油にのみ使用できるカードから、EC プラットフォーム内で使える経費用カードまで、シンプルで使いやすいツールを利用して作成することができます。Stripe のダッシュボードにカード発行ツールを組み込み、インフラファーストのアプローチをとることで、Stripe の大規模な欧州の顧客基盤がこれらの機能を利用できるようになりました。Stripe のユーザーがこのツールをどのように利用するのか楽しみにしています」