Microsoft と Stripe が提携、企業向け Teams Payments の提供を開始

  • Microsoft Teams 上でサービスを提供する企業が、仮想予定、クラス、イベントなどで Stripe を使用した決済が可能に
  • Stripe が Teams に導入され、北アメリカの数百万社の支払い受け取りが迅速化

サンフランシスコおよびワシントン州レドモンド発表 ー 企業向け金融インフラプラットフォームを提供する Stripe は本日、Microsoft との新しいパートナーシップを発表しました。このパートナーシップにより、北アメリカの企業が Microsoft Teams で決済を直接受け付けられるようになりました。

Microsoft Teams のコラボレーションプラットフォームは、世界中の 3 億社以上もの企業にビデオ会議、音声、メッセージなどのツールを提供しています。Stripe は Teams Payments と連携し、会議の主催者が仮想予定、クラス、イベントなどでリアルタイムにカード決済を受け付けられるようにしていきます。これにより、Teams セッションに参加するための前提条件として Stripe による前払いを設定できるようになりました。

Microsoft の SMB 担当ジェネラルマネージャーの Brenna Robinson 氏は、「Stripe とのパートナーシップにより、Teams Payments を利用する企業が新しい収益源を開拓することを支援できるようになり、大変嬉しく思います。また、利用者へのより優れたサービスの提供、Teams のインパクトの深化、売上増加の促進が可能になりました」と述べています。

Teams セッション中に、チャットで参加者にその場での支払いを求めることができます。

Microsoft Teams での迅速なオンライン決済を実現

顧客の支払い遅延に直面している企業は 93% にものぼります。支払い遅延が発生すると、キャッシュフローが妨げられ、バランスシートが悪化します。Teams Payments と Stripe を利用している企業は、仮想セッションの開始前、セッション中、セッション後に顧客から決済を受け付けることができ、売上に数秒でアクセスできます。

Microsoft は Stripe Connect を使用して、Teams での取引における決済受け付けと身元確認を効率化しています。Stripe は、Teams Payments に登録した事業者が支払いを受けられるようにアカウント登録要件を処理します。これにより、たとえばオンラインのヨガインストラクターは、Teams のチャット内で受講者に支払いを求めることができます。支払いが行われると、Microsoft は Connect によって自動的に顧客から事業者に売上を振り分けます。

Stripe 最高収益責任者の Mike Clayville は、「今回の提携を通じ、Stripe は世界でも有数のコラボレーションプラットフォームに導入されました。これにより、数百万におよぶ企業がオンラインでの売上増加を加速させられるようになりました。Stripe を使用することで、多くの企業が簡単に決済を受け付けられます。Microsoft Teams 内でビデオ会議、チャット、仮想プレゼンテーションを開始するのと同じくらい簡単に決済を処理できるのです」と述べています。

Teams Payments は現在、Teams App ストアでベータ版として提供されており、アメリカおよびカナダで Microsoft 365 または Teams のサブスクリプションを利用中のユーザーが使用可能です。