PGA、Stripe を利用してデジタルトランスフォーメーションをけん引

全米プロゴルフ協会 (PGA) はゴルフ事業とゴルフ選手権に関するアメリカ国内のエキスパートです。ゴルフの普及に尽力している同協会は、地区支部の財務の管理やプロコーチのコーチ事業の支援をするために協会で開発した決済・請求書インフラを使用していましたが、それでは対応しきれなくなりました。PGA は Stripe を採用してデジタルトランスフォーメーションを加速させ、異なるバックエンドシステムをつなぎ合わせて、コーチとゴルファーとの間の取引を最新化しました。

使用製品

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課題

100 年以上前に創立された PGA は革新的なゴルフ講座や E-コマース、ゴルファーが PGA 認定コーチと直接やり取りをしてレッスンを受けられるオンラインマーケットプレイスを通じてゴルフを振興し、ファン層を増やしてきました。しかし、バラバラなレガシーのデータシステムと手作業によるプロセスが原因で、この協会のさまざまなデジタルプラットフォームでゴルファー、コーチ、PGA に負担や不満が生じていました。

PGA のエンタープライズテクノロジー担当専務理事を務める George Whitaker 氏は次のように述べています。「当協会がデジタルトランスフォーメーションを始めたのは 2017 年のことです。その頃に設置していたテクノロジープラットフォームで大きな課題に直面していました。異なるデータシステムがいくつもあり、重大なエラーがいつも発生していたのです。また、コーチへの支払いは小切手で行っていたため、入金サイクルを短縮する必要に迫られていました。そのような状況が積み重なって、会計はまさに悪夢のようでした」

PGA は PCI コンプライアンスが弱いことやデータ管理が不明なこと、さらには、協会のビジネスモデルの組み合わせが独特であるために財務に関して考慮することが無数にあることに悩んでいました。手作業による請求書の消し込み処理には毎回数週間かかっていて、よくミスが発生して高額なコストが発生していたため、財務の締め処理も修正が必要でした。PGA はバックエンド財務システムとプロセスの最新化に着手し、決済の可視化、協会内外のユーザーの決済体験の向上を図ることを目指しました。幸運にも、PGA は以前から Stripe を利用して会員費やオンライン購入の決済を受け付けていたため、解決策にたどり着くことができました。

解決策

PGA は財務インフラを改善するために Stripe を採用しました。最初に行ったのは、協会で利用していた Workday 財務管理プラットフォームと連携させることでした。Stripe を利用して、コーチとゴルファーが登録する際の体験と申込手数料やレッスン代金を支払う際の体験を効率化して改善しました。会員費の徴収にも Stripe を利用していたため、PGA は事業を運営するために使用していたすべてのプラットフォームの全体的な財務状況を細部まで可視化できるようになりました。

Whitaker 氏は次のように述べています。「Stripe API を利用して Workday との直接接続を構築できたので、請求書と支払い情報をすぐに取得でき、アカウントの消し込みの精度が上がりました。銀行を通じて消し込みするよりはるかに簡単でした。Stripe のおかげで、すばやく簡単な方法で優れた決済体験を提供できるようになりました」

PGA はわずか 1 人の開発者で、Stripe API を利用して Workday バックエンドとのカスタム接続を構築し、10 以上の地区支部から請求書と支払いデータを自動的に収集するようにしました。また、手作業による決済プロセスに代わって Stripe Connect を導入し、直感的なプラットフォームを立ち上げました。その結果、ゴルファーが PGA マーケットプレイスを利用して PGA 認定コーチにレッスンを依頼する際の取引がスピーディーかつシームレスになりました。

結果

多くの大規模組織と同様に、PGA も業務をシンプルにする必要がありました。特に、売上とキャッシュフローに関する業務です。PGA は広範囲にわたるデジタルトランスフォーメーションの取り組みの一環として決済インフラを最新化するために、Stripe を選びました。

Stripe と Workday の連携は開発者 1 人だけで構築

Stripe API に付属している詳細なドキュメントを参考にして、PGA は既存の Workday 財務バックエンドとのカスタム接続をたった 1 人の開発者で自信を持って構築できました。現在、PGA は Stripe のデータを Workday に取り込み、消し込み処理を自動化しています。

Whitaker 氏は次のように述べています。「Stripe は開発者にやさしく、直感的で適応性があります。API は本当に時間の節約になりました。財務チームと会計チームにより正確な支払いデータと請求書データを提供してくれます。従来の加盟店システムとペイメントゲートウェイではこのようなことは何もできませんでした」

1,500 人以上のコーチへ入金を自動化したことで 1 カ月あたり 40 時間を削減

PGA が以前に利用していたコーチングプラットフォームでは、ゴルファーがコーチに直接支払うことができず、入金を手作業で行っていたため、1 カ月以上遅れることもよくありました。Stripe を導入したことで、PGA はすぐにそれらのプロセスを自動決済に置き換えました。それによって、コーチへの入金の処理にかかる時間が 1 カ月あたり 20 時間削減されたほか、クレジットカードの消し込みにかかる時間も 1 カ月あたり 20 時間削減されました。

PGA のプロダクトマネージャーを務める Seth McGuinness 氏は次のように述べています。「Stripe のおかげで、とても大変だったコーチへの入金作業をしなくてすみ、自動で処理できるようになりました。入金チームが関与する必要すらなく、コーチは数日で直接、代金を受け取れます」

シンプルな料金体系

手数料によるわかりやすくシンプルな料金。 初期費用や月額費用の固定費はありません。

簡単に導入開始

わずか 10 分程度で Stripe に登録し利用開始できます