TripActions、金融サービス導入で出張・経費業界を変革

法人旅行大手の TripActions が、Stripe のグローバルな決済インフラを活用し、世界中のビジネス旅行者により良いサービスを提供

TTripActions は、企業の出張・経費(T&E)を管理するクラウドベースのプラットフォームです。2015 年に米国で設立後、欧州やアジアの市場に急速に拡大しました。現在、TripActions のサービスは 50 以上の市場で利用可能で、Ancestry、Box、Pinterest、Twilio、Zoom といった企業の数十万人もの社員の出張をサポートしています。

__消費者の期待に沿う出張を実現_

企業の T&E 部門は、時代遅れで非効率的だという評価があります。既存の出張手配は時間がかかり、手動のオフラインプロセスが必要な場合もあります。2021 年の TripActions ガイドによると 、消費者向けプラットフォームの方が使いやすいことから、今日のビジネス旅行者は法人向けのソリューションを利用しない傾向があり、50 %は出張の際に社内で指定された方法以外の何らかの他の手段を使って予約をしている傾向があります。これにより、企業にとって経費管理が非常に難しくなっています。

TripActions は、出張・経費管理に関する課題を解決するために創業されました。 TripActions は、世界中のビジネス旅行者に、最新の予約プラットフォーム、豊富な選択肢、および個別のサポートを提供します。従業員は、わずか数回のクリックで出張の予約を完了し、ホテルの予約からホームオフィス機器に至るまで、あらゆる経費を処理することができます。また、雇用主である顧客企業は高度なレポートツールを利用し、大規模かつリアルタイムに支出管理を行うことができます。

出張体験と支出管理の改善

効率的な支出管理の提供が TripActions の成功の基盤です。ビジネス旅行者は、出張先や決済手段、通貨に関係なく、できるだけ簡単に支払いができる必要があります。また、世界中のパートナーは、その資金を円滑に受け取る必要があります。

TripActions の製品および決済担当 SVP である Robin Gandhi 氏は次のように述べています。「TripActions は創業時から Stripe を採用し、独自の金融プラットフォームを構築・運用することなく、顧客の支出管理を実現しました。これが Stripe の魅力です。従来の業者を利用する場合よりはるかに速く動くことができます。自社でプラットフォームを構築していたら、相当な時間を要したことでしょう」

2020年、Zoom は一夜にして事実上のグローバルビデオ会議ツールになりました。TripActions の導入により、Zoom の T&E 管理や照合は、高価で手間と時間のかかるものから、競争力がありシンプルで迅速なものに変わりました。

Gandhi 氏は次のように述べています。「 Stripe は舞台裏で重要な役割を果たしており、決済が実行された場所やサービスが提供された場所に関わらず、世界中の企業間ですべてのお金の流れを円滑化するユニバーサルコネクターとして機能しています」

グローバル展開とイノベーションの加速

TripActions は、Stripe のグローバルな決済インフラに接続することで、新しい市場において現地通貨を容易に受け入れながら事業を展開することができるようになりました。また、TripActions は Stripe の製品ポートフォリオ拡大によるメリットも享受しています。2019 年に Issuing の提供が開始された際、TripActions はこれを経費報告書を廃止するチャンスと捉えました。同社はわずか数日で、リアルタイムの可視化や自動化されたレポート、制御機能を内蔵したスマートな物理およびバーチャルカードを提供するソリューション、Liquid を構築することに成功しました。Liquid を導入することで、企業はプログラムによって従業員の経費を簡単に管理することができ、数週間かかっていた照合(消し込み)作業を1 時間未満に短縮することができます。

Liquid の成功について、Gandhi 氏は次のように述べています。「Liquid は 2020 年の立ち上げ以来、毎月約 2 倍の成長を遂げており、すでに世界中で 40 万枚近くのカードを発行しています。T&E 業界を変革し続ける中で、この成長を後押ししてくれた Stripe に感謝しています」