課題

1888 年に創立された PLC Sydney は、未就園児からグレード 12 までの 1,400 人以上の学生の教育を行い、高学年の生徒向けには寄宿舎を提供しています。顧客基盤となっている忙しい保護者のために、PLC Sydney は保護者が授業料をはじめ、イベント、アクティビティー、スポーツ、キャンプなどのその他の費用の支払いに使用でき、継続支払いと 1 回限りの支払いの両方に対応可能な柔軟で使いやすいシステムを必要としていました。Stripe を利用する前は、さまざまなタイプの支払いの回収にそれぞれ異なるソリューションを利用していたため、システムが複雑になり、管理が面倒で人手がかなりかかっていました。

そのため、さまざまなタイプの支払いを簡単に集金して、それらを自動消し込みし、適切な事業部門に転送できる、効率の高いソリューションを探していました。さらに、保護者や幅広いコミュニティからの寄付金を簡単に集められる方法も求めていました。

解決策

PLC Sydney は新しい決済ソリューションとして Stripe を選定しました。Stripe は保護者に柔軟性を提供でき、教職員にとって使いやすく、他のツールとの連携が簡単だったからです。同校は Vertic と提携し、導入とプロジェクト管理の支援を受けました。Vertic は Salesforce Experience Cloud でソリューションのユーザー体験を構築し、Stripe と、PLC Sydney の既存の ERP ソリューションである MYOB Advanced との間のデータフローを統合しました。

導入を完了させるために、Vertic は Stripe のプロフェッショナルサービスチームと緊密に連携しました。プロフェッショナルサービスチームはプロセス全体を通じて Vertic から上がってくる質問敏速に対応して問題をトラブルシューティングし、解決しました。また、報告に関する課題を解決できるよう支援し、PLC Sydney が Stripe で日常的な業務を行うためのトレーニングセッションを開催しました。

PLC Sydney は Payments や Billing といった Stripe のソリューションを利用して、保護者向けの決済体験を改善して立ち上げました。遠足や学校行事の費用、任意での寄付金の支払いなどの決済手段を増やし、複数の請求書や費用の支払いを一度に簡単に行える手段や、継続的な費用の継続支払いを簡単に設定できる機能も追加しました。このシステムによって、PLC Sydney は寄付金を集めたり、特定の目的に向けた募金活動を推進したりすることもできるようになりました。また、同校は Connect を利用してさまざまな事業部門に資金を配分しています。

結果

Stripe と Vertic は PLC Sydney が新しい柔軟な決済オプションとシンプルで使いやすいインターフェイスを通じて顧客体験を向上させられるように支援し、その顧客体験は保護者から好評を博しました。現在、PLC Sydney の決済フローでは保護者が請求書を支払えるだけでなく、寄付もできるので、寄付額が増加しました。

効率化された決済システムのおかげで、PLC Sydney は授業料、寄付、遠足費用などの多様な収入源からの支払いを簡単に統合して一元化し、適切な事業部門に資金を配分できました。自動消し込み機能で職員の作業能率が上がり、消し込みにかかっていた工数が 1 カ月あたり 80% 削減されただけでなく、報告ミスも減りました。

パートナーの概要

Vertic は、オーストラリアを拠点とするデジタルコンサルティング企業です。Salesforce と Stripe のパートナーである同社は、社会性、共感、最終的には組織の成功にに向けて、顧客を重視し、デジタル化に意欲的に取り組む組織のデジタル変革を実現しています。