世界的な対面ショッピングの回帰に伴いStripe Terminal の展開が世界各地で加速

  • 現在 4 大陸の 10 市場で提供されている Stripe Terminal は過去 12 カ月で 6 倍に成長
  • 利用企業には、Buck Mason、Glossier、Warby Parker などのインターネット発の小売業者や、Mindbody、Shopify、Wix などのプラットフォーム企業も
  • Terminal の勢いをさらに加速させ、ハードウェア開発を社内化するため、Stripe は大手カードリーダープロバイダーである BBPOS の買収を発表

サンフランシスコおよびダブリン — インターネット向け経済インフラのプラットフォームを構築する Stripe は、インターネット企業向けの対面決済ソリューションである Stripe Terminal の最新情報を発表しました。

オンライン上の大手ブランドの実店舗での体験を強化
現在、Buck Mason、Castlery、Glossier、Warby Parker などのインターネット発の小売業者が Stripe を利用し、単一の統一テクノロジーで実店舗とオンライン店舗の双方の取引を強化しています。LightspeedMindbody、Shopify、Wix のようなプラットフォームは、Terminal を Stripe Connect とともに利用し、自社のビジネスユーザーに対面決済に対応する機能を提供しています。

Mindbody の決済担当バイスプレジデントである Emily Bartels (エミリー・バーテルス) 氏は次のように述べています。「Stripe Terminal を使用することで、Mindbody のユーザー企業はオンラインと対面の両方の取引で同じ決済システムを利用でき、ウェルネススタッフとお客様の双方の操作が簡素化されました。英国で Terminal の提供が開始されたことで、Mindbody を利用する多くの企業が、オンラインか対面かを問わず、予約でもクラスレッスンでも同じ決済手段でお客様に対応できるようになりました」

Terminal のグローバル化
Stripe Terminal は 2021 年、4 大陸の 9 カ国に展開を拡大しました。2018 年に米国で提供を開始した Terminal は、現在、オーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、アイルランド、オランダ、ニュージーランド、シンガポール、イギリス、米国で事業を展開している企業にもご利用いただいています。

Terminal の柔軟な開発者ツール、事前認証済みのカードリーダー、クラウドベースのハードウェア管理により、Lightspeed、Mindbody、Shopify、Wix などのユーザーは、オムニチャネルの機能を求めるグローバルな顧客からの需要に簡単に応えられるようになりました。

Stripe Terminal Business Lead の John Affaki (ジョン・アファキ) 氏は次のように述べています。「新型コロナウイルスの流行に伴いオンラインショッピングが急増しましたが、対面での販売は多くの企業にとって需要があることに変わりはありません。この 1 年だけでも、Terminal の決済額は 6 倍に増加しています。対面でのショッピングが回復する中で、世界中の企業がオンラインとオフラインの両方の支払いを単一のシステムでシームレスに受けられるようになりました」

Terminal ユーザーのためのイノベーションを加速
Stripe は、創業間もない頃からの親密な Terminal 製造パートナーの 1 社である BBPOS を買収する契約を締結したことを発表しました。BBPOS と Stripe は、2021 年だけでも 3 種類の新しいカードリーダーを共同開発しました。そのうちの 1 つは、Stripe が設計した初のハードウェアである Stripe リーダーでした。Stripe は、ハードウェア開発を内製化することで、カードリーダー関連のイノベーションを加速させる計画です。

Affaki 氏は次のように述べています。「当社は、Terminal を通じてシンプルでシームレスに統合された決済ソリューションを世界中のユーザーに提供しています。BBPOS のハードウェア機能を社内に取り込むことで、より迅速なイノベーションを実現できるようになります」

本買収は、慣習的な買収完了条件を前提としています。BBPOS の既存顧客は、引き続き同社製品を直接利用できます。